東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

診断士そのものの姿

2023-02-18 12:00:00 | 22期生のブログリレー

22期の杵渕です。
前回講義の後の懇親会にて、ブログに載せるようリクエストがあったネタについて語りたいと思います。診断士の方、特にお酒が好きな方の反応がよい話です。

多くの人が常識として知っていても、自分だけ知らないなんてことありますよね。歩んできた人生の中でたまたま出会わなかった言葉。自分にとっての「杜氏(とうじ)」がそれかもしれません。日本の酒造りの最高責任者のことです。私はビール以外の酒はほとんど飲めないということもあって、今まで杜氏という言葉に出会わなかったんです。

初めて出会ったのが、自分が受けた中小企業診断士二次試験の事例問題。
その年の試験の事例企業は、老舗の蔵元の話でした。『A社は従業員ではない杜氏を入れて何名体制・・・』というようなはじまり。杜氏について注釈もなかったので、私はこう思いました。「酒造りの職人のモリさんというのがいるんだな、ふむふむ」と。

言葉の意味を知らない私はモリシと読んでしまったわけです。それで最後まで解いてしまったのですが、幸い文脈としてはそうはずれてなかったのか、奇跡的に合格することができました。ちなみにいうと、四教科の中では中々の得点でした(笑)

私が言いたいのは、ラッキーで受かっちゃいました!という話ではなく、これはまさに診断士の業務に起こり得ることであり、そして診断士そのものの姿を体現したエピソードですよと。

どういうことかというと、診断士は関わった案件が自分の専門分野でないこともざらです。専門知識が乏しくても、問題の本質をとらえていれば診断はできる。自分の持てる知識の中で精一杯、脳で汗をかく事だと。ドラマに出てきそうな昔気質の頑固者のモリさんという伝説の職人さんだと私がとらえたとしても、杜氏と社員たちとの関係性の課題について把握することができていれば、モリさんだろうがハヤシさんだろうがそこはたいして重要ではありません。


協会の方々、私を合格させたことを後悔することはありません。試験合格は単なるスタートであり、ゴールではないのですから。資格取り消しなどお考えにならないよう、お願い申し上げます。

余談ですが、獺祭で有名な旭酒造は経営危機があった時に杜氏に逃げられたのをきっかけに杜氏を置かずに科学的に品質管理をしているそうです。ピンチはチャンスとはこのことですね。

懇親会で今回の話をしたら、かつて酒蔵探訪記をお書きになった某塾長が大爆笑しすぎてお店の方に注意されてました(笑) おもしろい話してすみません。

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初めてヤフオク!で物を売ったらビジネスの勉強になりました。

2023-02-17 12:00:00 | 22期生のブログリレー

読者の皆様、こんにちは。17期卒の渡邉大輔です。

先日、初めてヤフオク!で物を売りました。今まで買ったことはあっても売ったことはなかったのですが、
やってみるとビジネスの基本を学べた気がします。

何を売ったかというと、漫画本です。年末年始にamazon primeで「東京リベンジャーズ」のアニメ
を見たら結構面白くてはまってしまい、続きが気になって漫画が欲しくなったのです。

漫画は全部で31巻まであり、新品で全部買うと2万円近くするのかー、と思ってヤフオク!やメルカリを見てみると気づいたことがありました。

全巻セットで売っている人は1万円前後(1冊あたり300円前後)で売っているけど、1~25巻までとかの
半端なセットやバラで売っている人は1冊あたり200円程度で売っていたのです。
これであれば、バラで買い集めて、セットで売れば漫画も読める上に利益が出るじゃないか!と思って
早速行動に移しました。

何とか安く仕入れてやろうと思いヤフオク!やpaypayフリマ・メルカリ等を色々調べた結果、クーポン等も駆使して全巻を7000円くらいで仕入れることができました。

ちょうどテレビでアニメの続編が始まったばかりだったので、今なら私と同じように漫画が欲しいと思う人もいるだろうと思い、急いで漫画を全部読み終え売りに出すことにしました。
いざ売りに出すときには、他の人がどんな値段で、どの様にで売っているかな、とかを調べた上で、価格設定をして、写真を文章を考えました。

自分なりに工夫した点として、信頼感が大事かと思い、少し漫画に折れ線が入っている箇所を丁寧に写真に撮り、状態がすぐ分かるようにしました。後は、ネタバレしない程度に内容の面白さが伝わる文章を考えてみました。

結果的に出品後15分程度で即決価格の9000円で落札、もっと高くても売れたのかな-、と若干後悔しましたが、手数料や送料をとられても700円位の利益が残りました。漫画も読めた上に利益も残ったので自分としては大満足です。

やってみてこれってビジネスの基本だな-と思いました。
お客様が求めていること(=全巻セットで欲しい)というニーズに対して、自分なりに工夫をして仕入れや売り方を考える。

普段経営相談を受ける中で、お客様のニーズを考えるとか、競合を調べるとか当然の様に言っていましたが、自分自身そんなにやったことがなかったということに改めて気付かされて、良い勉強になりました。

何か自分でビジネスをやってみたいなという人は試しにこういうところから始めても良いかもしれないなと思いました。

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日銀総裁の任命について

2023-02-16 12:00:00 | 22期生のブログリレー

こんにちは、21期生の吉岡裕之です。

さて、先日、新しい日銀総裁として植田和夫氏が任命されました。
本命とされていた雨宮正佳副総裁が政府の打診を断って、すったもんだの末の決断のようです。
そして、黒田総裁はひっそりと退場することになりました。

思えば、安倍首相が就任して間もなく、鳴り物入りで職についた黒田氏でした。
景気浮揚のために撃ち放たれた「黒田バズーカ」が、今でも鮮明に記憶に残っています。
この「黒田バズーカ」、景気よく連発されましたが、実際の景気はどうなったでしょう。
黒田総裁がその任にあった10年間、私は、中小企業で働いていましたが、景気が良くなった実感は全くありませんでした。
株価と、上場企業の社員の給与だけがどんどん上がっていく中、中小企業はバタバタとつぶれていきました。

皮肉なもので、物価上昇率は当初目標であった2%を超えることになりました。
ただ、決して景気が良くなったからではありません。新型コロナによるサプライチェーンの棄損、ウクライナ情勢による物資供給の縮小、そして欧米のインフレに引きずられて、日本の物価はどんどん上がっていくのです。

それにしても、植田氏も大変な任務を引き受けたものです。
これからの日本の金融政策は、異次元緩和の出口を探っていくことになります。
インフレという烈風の中を、景気と物価を両手に抱え、まるで綱渡りのように進んでいくことになります。
しかもあたりは霧の中、、、

植田氏も大変ですが、我々も大変ですね。
そして、中小企業の皆さんはもっと大変になります。
これからは、より一層強くタッグを組んで、中小企業支援に邁進していきましょう!!

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地域のサイト

2023-02-15 12:00:00 | 22期生のブログリレー

みなさん、こんにちは

稼プロ!19期生の森です。

唐突ですが、皆さんの住地域にも地元の情報を発信するWebサイトってあったりするでしょうか?まあ何かしらあるとは思いますが、役所の委託とかではなく、雑誌で言えばミニコミ誌みたいな個人の趣味から発展したような、多少の広告収入や、取材を依頼しても怪しまれない程度の知名度をその地域では持つようなサイト。という意味では、我が板橋区には「いたばしTIMES」というサイトがあります(最近同じ運営の方が「池袋タイムズ」も始めていらっしゃいます)。

私が板橋区に移り住んだ2018年には既にあって(2015年11月からだそうで)、その頃から地元の情報源として利用させてもらっています。当初はお一人で取材からサイトの運用までされていたはずで、今は他にスタッフもいて(雇用かどうかは不明ですが)、個人事業として生計もこれ中心に立てられているようです。

基本的なコンテンツは、タイムズという名のとおり、主に取材記事です。

情報は、コンビニの開閉店情報まで載せたり、一見玉石混交というか節操はない印象ですが、その地元中の地元民にとっては、確かに重要な情報なんですよね。
基本、読者(サイト利用者)から情報提供があればフットワーク軽く取材されているパターンが多いようで、情報を取捨選択しない感じも面白いなと思います。

実際、このサイトに記事にされると、飲食店などはお客さんが増えたりという効果もあるようですね(被取材者がツイートしていました)。だいたい取材の最後で店主さんからのお店のコンセプトとか、出店経緯とかを伺うのがパターンですが、素朴な感じなのがまた良いです。

板橋区民の地元への愛着にどの程度寄与しているかなどはわかりようがありませんが、少なくとも私個人としてはこのサイトのおかげで行ってみたお店やスポットはとても多く、同じような(もっと洗練された)場所は他の地域にもあるけどあえて地元を選ぶ、という動機にはなっていますね。出版社の情報誌やWebサイト見てもあまり行こうと思わないのに不思議です。
マスコミに対するミニコミ的な魅力を出していくのが中小企業の戦略として有効なんだろうなと、ふと思いました。

ちなみに、というか関係ありあせんが、地元「上板橋」は南口再開発事業がそろそろ始まり、3月18日からは準急停車駅(実質池袋の隣駅!)となり、個人的に盛り上がりつつあります。目指せ武蔵小杉です。

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やはり難しい!傾聴スキル

2023-02-14 12:00:00 | 22期生のブログリレー

22期の藤川豊です。

先日より、稼プロの診断実習が始まり、有機野菜の卸・小売業を経営する事業者様に、直接ヒアリングをさせていただく機会がありました。

これまでの企業内での営業提案経験や、中小企業診断士としての実務経験(こちらはまだ期間は浅いですが)にて、多くのクライアントへのヒアリングを行ってきました。ですが、この「聴く」ことの奥深さに改めて気づき、課題がたくさんあるなぁ。。。と感じました。あと、ヒアリングが終わると、かなりぐったりでした(^^;

講師からは事前に、「明日からできるレベルの具体的提言に落とし込むため、細かなところまで見ていこう」「聞くと嫌な顔をされるような内容でも、全体像のパーツを集めるために、ためらわずに聞きましょう」「それを聞いて、次にどうつなげるのか、その観点で質問を選びましょう」というアドバイスもあり、事前準備もしつつ、それらを意識してヒアリングを進めたのですが、、、

始めてお会いした相手の気持ちに入り込む役、その気持ち引き出す役、聴き取って記録・記憶しつつ提言のストーリーをイメージする役、の一人3役は、同時になかなかこなせず、難しさを改めて実感したところです。

ダメな点もたくさん見つかってしまったので、引き続き、インプット、アウトプット、周囲からのフィードバックなど、多面的な経験を積んで、「聴く」スキルの向上を目指していきたいと考えています。

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