19期生の廣瀬達也です。
先日「みんなの発表会」なるイベントに参加しました。
これは僕が通っている兵庫県立大学と山陰海岸ジオパークが連携して地域の方々向けに開催しているイベントです。
「日頃、団体とか個人で取り組んでいる活動を発表する」「参加費無料」、「誰でも参加OK」という開かれた立て付けになっています。
今年の参加者は、山陰海岸ジオパーク職員の方、国産小麦パン屋をオープンした方、映画製作に関わるリサーチをした方、「うぐい突き保存会」の方、休館中の地域映画館の復活を目指している方、そして高校生チームなどでした。
僕が特に注目したのは4つの高校生チーム(兵庫県北部、京都府北部の高校でした)です。
それぞれ「環境問題ボードゲームによる気づき」「地域×高校生 これからの地方創生スタイル」「ジオ活!」「地域の宝探し」など地域密着テーマの活動報告でした。しかも内容がとてもシッカリしていました。プレゼンも上手い。
この地域の高校生の多くは卒業すると地域外に進学します。自宅からの通学圏にほとんど大学がないからです。
僕自身を振り返ると「フツーに勉強して、部活がんばる」という極めて文部省推奨フレームにハマっていました。
その結果どうなるか
自分の世界は「学校に閉じた」ものになります
そして、進学などで地元を離れる…。
都市部の大学に行って、そのまま都市部に就職する。
この流れが少なくないような気がします。
僕自身がその一人です。
そんな自分の高校時代と比べて格段に広い視野でアクティブに動いている今の高校生さんの活動ぶりそしてその発表は素晴らしいものでした。
地元で暮らしている高校生までに自分の故郷についてきちんと「理解と愛を育んでおくこと」は、これからの進学、就職など新しいステージを間違いなく豊かににしてくれる。そして、そのステージでの決断もしっかりしたものになる。地方の街は高校生までの学生に地元についてしっかり学ぶ機会を与えることが必要なのではないか。そんなことをちょっと考えました。
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