皆様、こんにちは。23期生の松田です。
早いもので2023年も残り10日を切り、慌ただしい年の瀬を迎えていらっしゃることと思います。会社では、次年度の計画策定や年度末案件への対応、稼プロではこのブログリレーの他、ビジネス小論文、執筆規格に加えて、企業診断を迎えます。今まで以上に計画立的取組が必要ですが、取り残されないように頑張ります。
最近、某動画配信サイトの番組を見てふと思ったのですが、「伏線回収」という言葉が妙に身近になってきたと感じています。
この言葉、意味とすると「ラストの展開に備えて、関連した事柄を拾い上げていくこと、種明かしをすること」とあります。以前からサスペンス小説やドラマでも、まだ誰が犯人かわからない序盤や中盤に、敢えて、不自然に意味ありげにワンカットを入れたり、ということはありましたよね?あれが該当すると思います。
何故、ここまで私にとって身近になってきたか、私なりに3点考えてみました。
1. 動画配信サイトの普及
自分の好きな時に、好きなところから視聴可能で、何より何回でも繰り返し見ることもできます。最近では、このドラマ三周した等、複数回繰り返し見ることを周回で表現するようになりました。まだ結末を知らない、一周目だと気が付かない「伏線」を二周、三周目で確認するのも、視聴者の楽しみの一つとして確立したといえましょう。
2. SNSでの考察動画の存在
私は、土日、喫茶店でyoutubeで音楽聞きながらマイペースの時間を過ごすのが趣味なのですが、数か月前は、やたらVIVANTというTBSのドラマの考察動画を目にして流行っていることを知り、本編のドラマを見始めました。以前は学校や職場の友人が対象であったドラマの感想が、SNSで見知らぬ人と活発になされ、このシーンはこういう結末に向かった伏線ではないか?、という予想を寄せ合うことも楽しみのようです。私は、何回かネタバレサイトを踏んだので見ないようにしていますが。
3. 製作陣の企図
上述1.や2.の影響もあり、プログラム製作側も、意図的に製作をして、編集しているように感じます。私がよく聞いていた日本のバンドが今年解散したのですが、どうやら過去のビデオクリップに解散時期や解散後のメンバーの活動のヒントが隠されていた、等と話題にもなっていました。番組制作サイドとすると、敢えて説明をしないような伏線を入れておくことも完成度を上げる重要な要素となっているとようです。
では、年末を迎え今年を振り返る意味で、私も自分のブログを振り返って、「伏線回収」をしてみたいと思います。
唐突ですが、私、4度目の転職が決まりました。現職場は来年の1月末迄で、2月からは次の会社に勤めることとなりましたが、今回の活動は非常に長く2か月半程かかりました。この様子が、ブログの内容で散らばっていないか振り返ってみたいと思います。
第一回:1年後の自分へ 10年前の息子から今の息子へのタイムカプセルを目にし、一年後の自分に期待。この時は、現職で診断士活動邁進の一心。
第二回:手段と目的の混同 診断士合格が目的だった今までの自分への戒め。手段としての診断士をどうやって活用していくかを考えていきたいとの一心。
第三回:名古屋での実務補習 ようやく診断士らしい活動を体験。充実感より罪悪感。もっと勉強しなければの一心。
第四回:転職活動 別件でブログ書いていたが直前に久々にエージェントから声掛かり。これはたぶん転職すると思い、テーマ変更。
第五回:苗字について 転職候補とも現在仕事をしているが、先方の窓口も松田さん。松田同志だな、と思い、以前調査した苗字について記載。
第六回:外国の名前について 転職先では久々に海外出張を味わうことになりそう。そういえば、昔の同僚を思い出し名前の多様性に着目。
第七回:スウェーデンについて 前職のスウェーデン人から、久々にAre you still in “the other side”?との連絡(現職は、前職の強力な競合なのでthe other sideとの暗喩)。もう転職する気だったので、「今はね」と返答したが、そういえばスウェーデンって、マイナーかもと思い紹介することに。
伏線ところか第四回がそのままの内容ですし、それ以降ずっとひきずっています。こんな、構成では、とても伏線とは言えず、ドラマの演出としては失格ですね。残念ながら、最初から結末がわかっていない現在進行形の生活の中では、意図した伏線ときれいな回収はできないようです。
執筆活動では、先日、太田コースマスターの講話でもありました通り、終わりから書き始めるというのも手ですね。自分の思うように記述ができる論文では、きちんとして意味のある章立てをして、きれいな伏線回収をするような構成と論述を心掛けたいと思います。
皆さん、良い年越しをお迎えください。