Seven And The Ragged Tiger / Duran Durran (1983)
80年代に洋楽を聴いていたら、好き嫌いに関わらず聴いたことがないとは言わせないデュラン・デュラン(Duran Duran)。デビューしたての頃はいかにもなルックスとポップな音楽で、男が好きとは絶対に言ってはいけないバンドだった(笑)。もちろん自分も言わなかったのだが、従姉妹の持っていた初期PV集のVHSビデオで、おっぱい丸出しの若い女性が枕ファイトをするという(今見ると他愛もないが…)思春期のガキへの反則技の策略にはまり、正直気になってはいた。その後は見事なプロダクション戦略、キャッチーなヒット曲を連発し、連戦連勝が続く。それが、目に耳に、入らないはずはない。そんな全盛期に発売されたのがこのアルバム。懐かしさのあまり買ってしまった(オッサンなのに)。
このアルバムからも3曲がチャートイン。何と言っても圧倒的なクオリティーのPVの数々を思い出す。それぞれ映画並みの出来栄えだった。MTV全盛の80年代はPVの影響力が強く、どんな凝ったPVが見られるかと、好きなアーティストを超えて楽しみにしていた時代だったが、その中でもやはり彼らは突出していた。よく見たなァ、あの頃。曲作りは一応グループ名がクレジットされているけれど、実際はどうだったんだろう。シングルカットされなかった曲も出来は良く、アルバムが大ヒットしたことも頷ける佳曲が満載だ。それにしてもいまだにグループとして活動を続けているのがすごい。
ブックオフにて購入(¥280)
- CD (2007/3/1)
- Disc : 1
- Format: Import
- Label : EMI Europe Generic