ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

1-2-3-4! (MOJO Magazine) / Various Artists

2016年12月01日 | 雑誌付録CD

1-2-3-4! (MOJO Magazine) / Various Artists (2011)

英音楽誌「MOJO」の2011年4月号の付録CDは副題が「The Roots Of The Ramones」。収録曲目を見ると全てがラモーンズのルーツという訳ではないし、選曲意図が読めないものもあるが、コンピ盤としては、ニューヨーク・パンクと、それより以前の(主に)アメリカのガレージ・パンクの素晴らしいショーケースになっていると思う。気になる曲目はこちら↓。

01 Street Fighting Man - Walter Lure And The Ramones
02 Ballrooms Of Mars – T.Rex
03 She Talks To Rainbows – Ronnie Spector 
04 I Love You – Johnny Thunders & The Heartbreakers
05 Bird Dance Beat – The Trashmen  
06 Baby Let's Twist – The Dictators
07 Personality Crisis  –New York Dolls
08 Do You Want To Dance – Bobby Freeman
09 Give Him A Great Big Kiss  –The Shangri-Las
10 Can't Seem To Make You Mine – The Seeds
11 Oh Those Eyes – The Vagrants
12 7 And 7 Is – Love
13 Rocket USA – Suicide
14 Max's Kansas City – Wayne County (By Jayne County Meets The She Wolves)
15 Venus De Milo – Television

(収録雑誌が無いので)あまり詳しいデータが分からないが、1のハートブレイカーズのウォルター・ルー(Walter Lure)との共演は何の機会だったのかな。84年のアルバム「Too Tough To Die」のアウトテイクと同じだろうか。仲の良かったロニー・スペクター(もちろんフィル・スペクターの元妻で、ロネッツのヴォーカル)はジョーイ(Joey Ramone)のソロ曲を逆カヴァー。ザ・トラッシュメン(The Trashmen)の曲はもちろんラモーンズのライヴ定番曲「Surfin' Bird」関連。テレヴィジョン(Television)とは(同じ会場で)共演はあれど、音楽的関係は無かったはずだけど…。こういう出来の良い企画盤は選者の意図を探ったり、テーマとの関係性を調べたりするのも楽しい。

オークションにて購入(¥500)

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