平日の午後、昼過ぎで仕事が終わって、あとはフリーという夢のような時間。こんな機会めったにない、という訳で、明るいうちの一杯で大須の「末廣屋」へ。開店時間(午後3時)に来たのは初めて。平日とあって周りはのんびりしているし、こんなバチ当たりはそう居ないって暖簾をくぐると…ほぼ満席。オイオイ、みんな仕事は?(苦笑)。辛うじて相席させてもらいテーブル席へ。やはりすでに定年を迎えたような年輩の方が多いけれど、訳ありっぽいカップルや、遊び人風の人、グループ客、自分のようなひとり呑み客、など様々。もう一度時計を確認する。間違いなく平日の午後3時(笑)。
給仕のお姉さんに酒をもらう。こちらの酒は菊水の辛口。こちらは「冷や」で頼んでも冷蔵酒が出てきた。つまみはカウンターの上の大皿を覗きたいが、満員なのでちょっと見辛い。そこで短冊に書いてあった「湯引はも」と名物の「まぐろ(さしみ)」を注文する。お姉さん曰く、まぐろはまだ捌いていないから時間がかかるとのこと。はもは梅肉と酢味噌が付いている。まだ日中暑いくらいの時期だったので梅の酸っぱさが堪らない。ちびちびと呑んでいるとまぐろが登場。こちらでは中トロのような部位が出てきて驚くことがあるが、今日のはもう大トロと言っていいような部位。切りも分厚くて大迫力。すごい。もちろん極上の鮪ではないけれども、充分幸せになれる。すぐに燗酒と「あなご焼き」を追加。
甘い味付けで、細かく身が刻んである穴子。添えてある練りわさびをちょこんとのせながら呑んでいたらいつまでも呑めそうだ。でも、もうその頃には相席でも満席で、店を覗いては引き返していくご同輩も多いので、早く席を空けなきゃ。ちょうど自分の相席の他3名が同時に煙草を吸い始めたので、ちょうどいいやと勘定してもらった(自分は居酒屋でなら隣で吸われても余程でなければ構わないタイプですが)。外に出ると…日差しが眩しい(笑)。(勘定は¥1,700程)
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末廣屋
愛知県名古屋市中区大須3-16-4
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