9月一杯で閉店してしまった喫茶レストラン「コロムビア」。使い勝手の良い昔からの繁盛店だったので「コロムビア・ロス」(昭和歌謡のグループ名みたい・笑)に陥っている貴兄もおられるだろう。訪れたのは閉店まで約1週間といったあたり。午後2時か3時の半端な時間だったが駐車場はいっぱい。店に入ってもほぼ満員で、普段使われていない奥の部屋には団体客もいるようだ。きっとみんなこの店との惜別に来ているのだろう。いろいろ迷ったが、結局注文したのは「カツカレー」。
週刊誌を読みながら待っていると、カツカレーがサラダ付きで運ばれる。少し淡い色をしたカレーはほぐれた肉片が溶け込んでいる。辛さは控えめの、あくまでも昭和の喫茶店カレー。でもその辺のしれっと業務用ルーを使ったカレーよりもやさしい味わいで、旨さは数段上。カツは薄めの肉をカラッと揚げてあり、細目にカットされてのせられている。カレーと合わさった時に起きるあのケミストリー(化学反応)が最高。旨い。カレーとカツってどうしてこうも合うのだろう。福神漬を挟みながら、名残り惜しいこの店での最後の食事を終えた。まだ食べていないメニューも沢山あったが残念。惜しまれて盛況のうちに店を閉めるというのは、ある意味最高の終わり方だろう。今までお疲れ様でした。(勘定は¥850)
コーヒー&レストラン コロムビア
岐阜県岐阜市北一色7-25-17
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