ものすごく久しぶりに「台湾ラーメン」で人気の「大吉」へ。HPに創業31年と書いてあるので、昭和60年頃だろうか。ご存じのように台湾ラーメンとは、もちろん台湾には存在せず(笑)、名古屋の「味仙」が発祥で、東海地方に根付いた辛いラーメン。どの店でも同じように辛く味付けしたミンチがのるのだが、こちらのミンチはドロッとしてちょっと独特で、味仙や、数多あるラーメン屋で出される台湾ラーメンとは違う。その独自性や、激辛ブーム、ラーメンブームもあって、ずっと前から人気が続いている店だ。昼間に前を通るといつも大行列店の店なので避けていたが、たまたま夜に店の前を通ったら空席が見えたので、思わずハンドルを切ってしまった。店に入るとすぐにカウンターに座ることが出来たが、夜でも客はひっきりなしに入ってきて、すぐに満席以上に。調理場には主人合わせて6~7人もの店員が居て盛況ぶりが伺える。
隣に新しい建物が出来てからは1度しか来ていないと思うので、随分と久し振り。昔は無かった(と思う)「台湾まぜそば」にも惹かれたが、この日はご飯の気分ということで「大吉飯」を注文した。すぐに入口付近に置いてある生卵(2個まで無料)を1個取りに行き、小皿に入れておく。店の壁には「台湾ラーメン・大吉飯は食べる風邪薬・疲労回復剤です」と書かれている。その昔、ここのラーメンを初めて食べた時には辛さに耐性が無かったせいもあり、痛くて(笑)むせてしまった程だったことを思い出す。勢いで店に入ってしまったが、この日は平日だったことを忘れていた。ここのミンチにはあらかじめニンニクが入っているのだ。明日は普通に仕事なのに、やっちゃったかな…。
スープと一緒に置かれた「大吉飯」は、ラーメンと同じ仕様のミンチだが、ラーメンのようにミンチがこんもりとのせられているのではなく、もやしなどに混ざった状態でご飯にのせられて出てくる。久しぶりに嗅ぐ”辛い”香り。量は大して多くないが、口に入れると刺激的な辛さがやってくる。旨い、旨い。ご飯はもちろん、もやしや煎り玉子のおかげでラーメンよりはずっと食べ易い。このミンチの味付けの完成度はやっぱり高いなァ。ハヒハヒ言いながら食べ進むとだんだん汗と鼻水が…。ここでスープを口に入れるが、辛さが増幅(笑)。途中でもらっておいた生卵を落として、マイルドになった風味も楽しんでいただいた。明日はマスクでもして仕事しようか。(勘定は¥980)
岐阜県岐阜市本荘西1-7-1
※閉店されました(持ち帰り店舗は存続・令和4年8月現在)
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