ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

シャモニー @名古屋市瑞穂区・雁道

2018年04月05日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

雁道商店街周辺をウロウロして休憩場所に選んだのは「COFFEEシャモニー」。商店街の外れにあり、ビシっと決まった外観が素敵。”シャモニー”とはフランスはモンブランの麓のスキーリゾート地の名前だそうだからこの外観も山小屋風なのかもしれない。店に入ると「ん?誰」というような顔で女将さんが出迎えて下さった。きっとこんな場所の喫茶店だと知った顔の客ばかりで一見で入る人は少ないのだろう。先客は2名居たが、もちろんコーヒーチケットで飲んでいるような人ばかりだった。腰を下ろすと看板老犬がスタスタと寄ってきてよそ者のヒトとナリを確認(笑)。お許しが出たようで何事もなく去っていった…。店内も外観と同様に洒落ていて、ダークウッドで統一された窓枠、梁や筋違、凝ったパーティションや彫り物の人形など意匠に統一感がある。奥は意外と広くてかなりの人数が入れそうだ。女将さんに「ホットコーヒー」を注文した。

ちょうど主人がコーヒーを淹れている場所が死角になったのでどういう淹れ方をしているかは分からなかったが、しっかりと時間をかけて淹れてくれている様子。しばらくして無地のカップとソーサーで運ばれた。中京地方の喫茶店では珍しく豆菓子も何も付かない。熱々の濃くて香り高いコーヒーを口に入れて、古本屋で買った本をパラパラとめくる。喫茶店でしっかり本を読む人が居るが、自分は絶対無理。長っ尻出来ないタイプなので、本の内容が全然頭に入ってこない。ここでも頁をめくって確認しただけで終わり、チーンと鳴る古いレジスターで勘定してもらった。(勘定は¥350)

 


 

 ↓ 瑞穂区北原町の「愛知県立瑞陵高等学校校門(旧・愛知商業学校校門)」(建築詳細不明)

 

 ↓ その奥には「瑞陵高等学校旧講堂(感喜堂)(旧・愛知県商業学校講堂)」(大正13年・1924・建造)。名古屋市内に現存する最古の講堂だとか。残念ながら中に入って観ることは出来ないので、塀の隙間から撮影(写真下右は建物裏手)。耐震工事済み。

 

 ↓ 同じ町内にある「旧・豆田郵便局(旧・農商銀行)」(建築詳細不明)。土蔵造りの古い銀行建築。建屋は日本家屋の住宅と繋がっている古い郵便局によくある造り。写真を撮っていたら向かいの酒屋のおばあさんに「この建物珍しいの?」って訊かれた(笑)。見ため古いだけだもんなァ。

 

 

↓ 店から北へ行ったところでで見つけた一風変わった造りの一般住宅(建築詳細不明)。日本家屋に応接目的の洋館を作るのは戦前に流行った様式だが平屋根って珍しいかも。反対側は化粧壁。

 

 


 

 

COFFEE シャモニー (Chamonix)

愛知県名古屋市瑞穂区雁道町3-1

 

( 名古屋 なごや 雁道 がんみち 雁道商店街 喫茶シャモニー 珈琲 コーヒー 喫茶店 近代建築 銀行建築 )

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