ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

日の出寿司食堂 (2) @愛知県一宮市

2018年08月28日 | 愛知県(尾張・老舗)

休みの日に嫁と娘がとあるショッピングモールに行くと言う。「一緒に行く?」と訊かれたが、「…んな訳ナイッ(行く訳がないだろうの意)。」(←自分がショッピングモールが苦手な事を知っているので家族も本気では誘っていません)…と返事してから思い直す。「じゃオレを途中で降ろしてくれない?」ということで現地付近まで運んでもらい、踏切で停まったタイミングで車を降り、最寄りの「木曽川駅」まで歩く。そこからJRに乗って「尾張一宮駅」まで1駅揺られ昼酒開始。しかも帰りは迎えの車付きというVIP待遇だ(笑)。一度やってみたかった「日の出寿司食堂」での昼呑み。店が開いたばかりとあって先客は居なかったので年季の入ったテーブル席に座り、酒を”ひや”で、つまみには「あなご天ぷら」と「どて煮」をお願いした。

徳利に入った酒は「白鹿」。正一合入っているかは怪しい小さめの徳利だが、ぎりぎりまでは注がれている。ガラスコップに注いでクイッっと。サクッと揚がった「あなご天ぷら」にはつゆと大根おろしが付いている。どっぷり浸けたり、卓上の塩と山椒で山椒塩を作って食べたり。あぁ、昼間の酒は旨いナー。「どて煮」はもちろん八丁味噌味。しっかりと濃いめに煮込まれていて、真四角に切ったこんにゃくが珍しい。いい味だ。もちろん酒をお代わり。「すなぎもイタメ」を追加。玉ねぎと炒められているが味付けは濃いめ。塩胡椒と醤油かな。これはビールだったか。皿に溜まる油も多いので、置いてあったライターを皿の下に挟んで傾け、油を切る。その頃になると調理場から親父が切ったばかりの刺身の皿をいくつか運んで冷蔵ケースに並べ始めた。じゃ、ともう1本追加(笑)。選んだのはマグロ。さっとたまり醤油が置かれた。マグロの切りは厚く、赤身の調子もいい。テレビの高校野球の音をBGMにして、残った天ぷらつゆと大根おろしだけでいつまでも呑んでいられる気分。でも長っ尻(ちり)は止めて勘定してもらった。(勘定は¥2,600程)

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↓ 「JR木曽川駅」までの道のり途中にあった「黒田小学校校門」(建築詳細不明)。門柱の上部分のちょっとしたデザインが素敵。

↓ 「尾州織物工業協同組合」(建築詳細不明)。戦後の建物かもしれないが、とても雰囲気のある大きな建物。HPのギャラリーを見ると屋内にも素敵な意匠が残っているようだ。

↓ 以前にも見た「JR木曽川駅」に残る古い煉瓦造りの「JR東海道本線木曽川駅・倉庫」(大正元年・1912・建造、移設」を駅舎から撮影。貴重な明治時代の木造建築だった駅舎を見てみたかったなァ。

 


 

日の出寿し食堂

愛知県一宮市本町3-4-1

 

( 一宮 いちのみや 日の出寿し 日乃出寿し 日乃出寿し食堂 日乃出寿司食堂 日の出寿司食堂 大衆食堂 洋食 金露 近代建築 近代化産業遺産 )

コメント (4)
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