ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Three Of A Perfect Pair / King Crimson

2023年05月13日 | プログレッシヴ・ロック

Three Of A Perfect Pair / King Crimson (1984)

1984年に発売されたキング・クリムゾン(King Crimson)10枚目のオリジナル・アルバム。前2作の「Discipline」と「Beat」と同じラインナップでの録音。メンバーの移り変わりが激しいクリムゾン史上、同じラインナップが3枚続いたのは初めてだそう。という訳でここでもエイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)のヴォーカルを大フィーチャー。特に前半(レコードで言うA面)はエイドリアンのポップな歌心が爆発していて、らしい複雑なコード進行や展開はあれど、これを”プログレ”と呼ぶのはさすがにちょっと憚られるくらいポップ。従来のクリムゾン・ファンもここまでポップだとついていけなかったかも。自分は元々ニュー・ウェーヴ→エイドリアン経由でクリムゾンに行き着いたので割と好き。

対して後半(B面)はインスト中心でクリムゾンの真骨頂。でもやはり音的には往年のプログレというよりはニュー・ウェーヴ的な音作り。やっぱり時代がそうさせたんだろうナ。そして何と言っても最後にクリムゾンの代表曲シリーズと言える「Larks' Tongues In Aspic」の続編「~ Part Ⅲ」が収録されているのが目玉。フリップ(Robert Fripp)自身もこの曲名を引き継ぐのはある程度しっかりとした思いがあるからに違いない。確かにあの名曲を彷彿とさせる雰囲気と展開があるが、印象に強く残る曲というところまでは…。実際後々のライヴで演奏され続ける存在とまではいかなかった様子だ。このアルバム発表の後は日本と北米をツアーで周り、その後バンドは解散している(何度目?)。

ネット・ショップにて購入(¥650)

  • レーベル ‏ : ‎ Virgin /emi
  • ASIN ‏ : ‎ B000025JST
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
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カラス @名古屋市中区・伏見 (2)

2023年05月13日 | 名古屋(中区)

ある平日の午後、ちょっとコーヒーでもと寄ったのは伏見の喫茶「カラス」。創業は昭和47年(1972)。現在は2代目の娘さんが経営している。午後2時を過ぎていたのですっと入れるかと思いきや、中は満席。給仕のおばちゃんが「ちょっと待ってね、いますぐ片付けるで。」と言うので少しだけ待った。店内は以前はあまり見かけなかった若い客も多く、まだ食事をしている人も多い。取り敢えず先客の居るテーブルに案内されて互い違いに座り、相席のような形に(後で空いた席に移動させてくれた)。小走りで大忙しのおばちゃんにお願いしたのは「カラスブレンドコーヒー」と「自家製!珈琲ゼリー」。

しばらくして「カラスブレンドコーヒー」が銘の入ったカップとソーサーで運ばれた。「揚げ塩」っていう豆菓子付き。ネルドリップで淹れているというコーヒーをすすりつつ、塩の効いた豆を口に放り込む。少し経って「自家製!珈琲ゼリー」も登場。プリンカップから出した黒いゼリーの周りには小さく四角い別のゼリーが散りばめられ、クリームがかけられて生クリームが添えてある。つるんと喉越し滑らかなで、ゼリー自体には甘味が無い(と思う)。ゼリーは旨いが、正直ブラックのホット・コーヒーのお供にするには甘味が足りないかな。若い女性の頼んだカラフルなクリームソーダにはカラスの形の黒いクッキーがのっている。前にあんなのあったっけ?。焼菓子なんかも種類が沢山あって”映える”店に変わりつつあるのかも。(勘定は¥1,050)

以前の記事はこちら (1

 

珈琲処 カラス

愛知県名古屋市中区栄1-12-2

 

( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ 御園座 みそのざ 喫茶カラス 珈琲カラス ランチ クッキー 焼菓子 コーヒーゼリー 洋菓子 ケーキ )

コメント (2)
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