ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

平井 @岐阜県岐阜市

2019年03月23日 | 岐阜県(岐阜)

車で柳ヶ瀬商店街に行こうとすると近隣の駐車場に入れることが多くなるが、金(こがね)公園方面の駐車場を利用する人も多いはず。すると信号を渡って劇場通りの入口から柳ヶ瀬商店街に入ることになるが、信号待ちをしているとずっと前から当たり前のようにある食堂がある。それがここ「平井」。前の道はいつも人通りが多いし、自分も何度も何度も前を通っているが、ここに人が入っていくのを見たことが無く…。こんなに麺類食堂が好きで、日曜もやっている店なのになぜか今まで入ったことが無かった。ふと思い付き、暖簾をくぐってみた。店に入るとテーブルが4つ、小上がり席が2つのこじんまりとした佇まい。ご高齢の女将さんと一緒に働いているのは娘さんだろうか。先客はしっかり2組5名入っていて、自分が入った後にも数組の客が入って来た。壁に貼られた紙短冊の品書きには麺類、洋食、丼物の他に瓶ビール、缶ビールも。どれも値付けが安い。結局いつものように「かつ丼」をお願いする(←マンネリ)。

テレビを眺めているとかつの揚げ音も聞こえてきた。ちゃんと都度揚げているようだ(カツ丼の場合、揚げ立てでないとダメという訳ではないが)。しばらくして運ばれた「かつ丼」は、つゆと一緒にかつを煮て玉子でとじた”カツ煮”タイプ。とろっとした玉子の緩さ加減がそそる。かつはやや薄めでしっかりめに揚げられている。つゆの塩梅がちょうど良く、旨い。濃いめの味噌汁とたくあんを挟みながらガツガツと箸を進めた。もう食べ終わるかという頃に大勢の年配男性客が入ってきた。盛況でテーブルは1つしか空いていなかったので残り最後をあわてて掻き込み「ここ空きますヨ」と声をかけ、勘定してもらった。早喰いも時には役に立つ。人が入るのを見たことがない、なんて言って大変失礼しました(汗)。次は「オムライス」か、内容不明の「平井定食」か。それとも昼呑みで…。(勘定は¥600)

この後の記事はこちらこちら

 

お食事処 平井

岐阜県岐阜市徹明通1-11-2

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬商店街 金公園 こがね公園 ひらい 平井食堂 麺類食堂 大衆食堂 ラーメン 定食 丼物 洋食 )

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サイゴン @岐阜県可児市

2019年03月22日 | 岐阜県(中濃)

夜に外出先で1人の時があり、普段家族がいつもあまり乗り気でないエスニック料理を食べようと車を向かわせたのは、岐阜県可児市の市役所前にあるベトナムヘルシー料理「サイゴン」。すぐ隣はチャーシューで有名な中華そばの「」がある。外看板に照明が無いのでやっているのかどうか不安になるが店内の明かりは点いている。店の前まで来て横の駐車場に車を入れようとすると「葵」と書いてあり、この店の駐車場は店の前の2台分しかない様子。あいにく塞がっていたので、路上駐車するのも嫌だし、少し周辺をウロウロして出直す。ちょうど1台車が出たが、角に入れると車のお尻が少し出てしまう…。ま、これで駐禁は取られないだろうとそのまま店に入った。

店は市役所の真ん前だし、造りからすると喫茶店か何かの居抜きだろうか。カウンターとテーブル席があり、カウンター席に腰を下ろした。主人は年配の女性で、調理は無口な若い男性が担当。先客は日本人とあちら(ベトナム)の人らしき若い客。連れを間に挟んで女性主人と何か喋っていた。微かなBGMが流れる店内でメニューを見回し、”古都フエの名物”と書かれた「ブン・ボー・フエ(フエの肉麺)」を注文。調理をしているのか不安になるくらい静かな厨房から品物が運ばれた。

麺鉢に盛られた「ブン・ボー・フエ」は”ブン=米の太麺”の意らしく、牛すじ肉ともやしやサニーレタス、香草の入ったもの。別皿に唐辛子のたれやカット・レモン、ホットウーロン茶が付く。スープにはニョクマム(魚醤)が効いていて酸味があり、すっきりとした透明なもの。米の麺というと平打ちの麺が多いが、こちらは丸い断面でプルプルの食感の面白い麺。肉は濃い味付けかと思いきやこちらもあっさり味。レモンを絞ってみたりして食べ進める。ザウムイ(コリアンダー)の他にミントの葉も入っているだろうか、時々口に入る香草の風味が爽やかで旨い。途中から唐辛子たれを入れてみた。少し混ぜて食べると、あっさり味にちょっとインパクトが出て旨い。辛さは思ったほどではなかったのでほぼ全部入れて楽しんだ。酸味のあるスープも沢山いただいてご馳走様。向こうのテーブルのベトナム人(多分)も女将さんに「オイシイ」と親指を上げていた。(勘定は¥780)

 

ベトナムヘルシー料理 Saigon (サイゴン)

岐阜県可児市広見1-51

 

( 可児 かに サイゴン ベトナム料理 越南料理 フォー 米麺 米粉 エスニック料理 ラーメン ナンプラー パクチー )

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ふじ @岐阜県各務原市

2019年03月21日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県各務原市の市役所北にある喫茶店「ふじ」へ。ある時にこの店の前の通りを通ったら、表に”当店人気の”と「イタリアン」(ナポリタン・スパゲッティの意)が紹介してあったのを覚えていて、近くまで来た際に寄ってみた。店に入るとテーブルが10卓ほど並ぶごく普通の喫茶店。役所が近いし、道を挟んだ向かいは文化施設なのでランチ利用の客も多いだろう。ご夫婦でやっていらっしゃるのかな。店に入る前から完全に「イタリアン」の口になっていたが一応メニューを眺めてみた。「ハバネロカレー」「(鉄板)焼きそば」「チャーハン」なんてところが気になる。でも初志貫徹で「イタリアン」を注文。ランチ時は少し値引があるようだ。

しばらくして「イタリアン」が登場。東海地方の定石通り”鉄板スパゲティ”。熱々の鉄板(ステーキ皿)にスパゲッティがのせられていて、周りから玉子液が流し込まれている。ジューッと音を立てている所へフォークを刺し、スパゲティをくるくると巻いていく。具はハム、ウインナー、ピーマン、玉ねぎ、マッシュルームといったところ。熱いと分かっていてもすぐに口に放り込んでしまう。しばし息も出来ず、飲み込むことも出来ない灼熱地獄(←学習しない)。何とか嚥下して、性懲りもなくまた次のひと口。スパゲッティの味付けはケチャップで、周りの玉子液がカリカリに固まってしまわないうちにスパゲティの方に混ぜ込んでいく。水で口中を冷やしつつ美味しくいただいた。時々こうやってベタな玉子敷きケチャップイタリアンが食べたくなる時があるので満足。次は「ハバネロカレー」にしてみようかな。(勘定は¥550)

 


 

↓ 以前にも訪れた中山道新加納宿にある「今尾醫院」(明治元年頃~大正元年頃・1868~1912・建造)を再訪。門や塀の角には七福神の瓦人形が飾られている。あと3体もどこかにいらっしゃるのだろう。建物は国の登録有形文化財に指定されている。

 

 

 

 


 

喫茶 ふじ 

岐阜県各務原市那加桜町1-15

 

( 岐阜 ぎふ 各務原 かかみがはら かがみはら ふじ コーヒー 珈琲 ランチ 定食 鉄板スパ 鉄板スパゲティ スパゲッティー イタリアン ナポリタン 近代建築  )

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World Tour 94/95 Voodoo Lounge In Japan (DVD+2CD) / The Rolling Stones

2019年03月20日 | DVD

World Tour 94/95 Voodoo Lounge In Japan (DVD+2CD) / The Rolling Stones (2019)

発売されたばかりのストーンズの95年東京ドーム公演のDVD+2CD。この映像は以前にVHSビデオやLD(レーザーディスク!)で発売されていたもの(写真下・自分はLDを所有)。

発掘映像とはいっても既に発売されたものの焼き直しだし、ついこの間94年マイアミの「Voodoo Loung Uncut」が発売されたばかりなので正直言って新鮮味は無い。どういう計画で過去映像が発売されていくのか分からないが、次は98年ドイツらしいが、まだまだ過去の映像を順次発売していくのかもしれない。手に取ってみてまず思うのは…、このダサいジャケット・アートワーク(笑)。当時の宣材写真を使用した雑誌の広告のようなデザインは何とかならなかったのか。これならLDのジャケそのままの方が断然良かった。写真を使うにしても日本人オフィシャル・フォトグラファーの有賀幹夫氏の写真で使えるものが山ほどあるだろうに…。

自分は翌月のオーストラリアで観たのでこの東京ドーム公演には行っていないが、個人的にこのVoodoo期のストーンズは大好きなので、またこうしてこの作品が観られるようになるのは素直に嬉しい。確か当時ストーンズのコンサートを丸々収録した映像っていうのは無くて、日本発売のみだったけれど(或いはそれ故に)画期的な作品だったと記憶している。当時から色々な海賊盤映像も見ていたが、やはりオフィシャルの綺麗な映像で、しかも日本公演というのは思い入れも強く、映像でも音だけでも繰り返し楽しんだ。なので冒頭から映像のカット割りなどが随分違うのに驚くし、初めはなかなか馴染めない。オープニングのコブラタワーの炎もLDでは差し替えられていたが、こちらでは実際の映像なのでチョロチョロ(笑)(←消防条例でドームではこれが精一杯らしい)。

89/90年の復活ツアーの大所帯が中編成になり、多少なりともギター・バンドらしさが復活しているし、メンバーのファッションもこの頃が一番イケていた。日本公演期間中はのちの「Stripped」に繋がる赤坂溜池でのスタジオ録音もやって、メンバーの意欲も充分。MCでのミックの日本語も冴えている。当時のTV放送やLDで観た時はミックスの加減か観客の盛り上がりが抑え気味で大人しい印象だったが、久しぶりに観た今回はあまり気にならなかったナ。ダラダラと長尺になりがちな「(I Can't Get No)Satisfaction」も序盤で披露するこのツアーの演奏が一番タイトでいい感じ。アコースティック・パート(厳密な意味ではないが)もいい変化球。先のマイアミ公演DVDの方がゲストも豪華なのに映像も音もやっぱりこちらの方が断然好みだ。諸外国の人達は公式にはこのDVDで初めて観ることになるのかな。当時彼らの年齢は50超えくらい。今から考えるとまだ若い(?)が、結構な年齢だったんだなァ。それがまた今年ツアーやるっていうんだから…凄い。

amazonで購入(¥5,660)

Format : Dolby, DTS Stereo
Subtitle : Japanese
Region Code : Region 2
Size : 1.33:1
Disc : 3
Label : Universal Music

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いと重菓舗 @滋賀県彦根市

2019年03月20日 | 滋賀県(老舗)

前回の彦根訪問時に「あとで買って帰ろ」と思っていたのに忘れて帰ってしまった和菓子屋「いと重菓舗」へ。創業は何と文化6年(1807)という凄い歴史の店だ。隣の近代建築を愛でた後に店に入る。キリッと整った店内のガラスショーケースを覗く。初訪の老舗和菓子屋の時には目新しいものよりも”銘菓”とか”名物”と冠のついた昔からありそうな菓子を選ぶことが多い。こちらでいうと…、と店に置いてあったパンフを参考にいくつかを選択。まずひとつは「埋れ木」。そして「湖上の月」と「柳のしずく」の3種を嫁の分もお願いした。

家に持ち帰って包みを開け、お茶と一緒にいただく。「埋れ木」は抹茶粉がまぶしてある菓子で、餡が求肥で包んである。口当たりが軟らかく、口に入れた時に香る抹茶の風味が美味しい。しっかりと甘めなので抹茶を点てればなお良かったかな。「湖上の月」は焼き饅頭。玉子を使った乾いた感じの皮。「柳のしずく」も同様の皮の焼饅頭でこちらは白餡。上下面とも綺麗な模様と焼き色がついていた。この柳の模様は井伊直弼が落雁の型を自ら彫ったものを模しているのだとか。どちらも取り立てて珍しい味ではないが、口に含んでからお茶で崩すとちょうどいい感じ。まだまだ色々な菓子があったのでまた機会があれば寄ってみよう。(勘定は¥1,000程)

  

 


 

↓ 店のすぐ隣は存在感のある「旧・本町郵便局」(大正13年・1924・建造)。前の通りは狭いが、カーブしている道から和菓子屋と並ぶ姿が見えるととてもいい雰囲気(その隣の赤い屋根は現在の郵便局)。

 

 

↓ 登録有形文化財に指定されている「本町宿(旧・志賀谷家住宅主屋)」(文政~慶應年代建造)。町屋を宿に改造していて宿泊することが出来る。文化財に泊まってみたいなァ。

 

↓ 「瀬戸製茶(旧・第百三十三銀行彦根西支店)」(大正13年・1924・建造)。創業明治36年(1903)。建物は昭和34年に土地と交換したという元銀行の建物。

↓ 本町近辺の通りには江戸時代辺りと思われる歴史ある建物が軒を連ねていて特別な雰囲気がある。他所の土地にあったら1棟だけでも貴重だが、彦根の街並みはこういう建物が目白押しなので、感覚が麻痺して通り過ぎてしまうこともしばしば。

 

↓ 城町で見つけた洋館のある住宅(建築詳細不明)

 

 


 

いと重菓舗

滋賀県彦根市本町1-3-37

 

( 滋賀 しが 彦根 ひこね いとじゅう いと重 和菓子 うもれぎ 彦根銘菓 老舗 近代建築 町屋 宿泊 国登録有形文化財 )

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佐野屋 (2) @岐阜県岐阜市

2019年03月19日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の伊奈波神社近くにあるお好み焼きと焼きそばの店「佐野屋」へ。曇り空の下、何か行事でもあるのか参道は駐車待ちの車の列が続いている。それを横目に脇道へ入り、店の暖簾をくぐって中に入った。客はまだ誰も居なかったが、奥からハンサムだが眼光鋭い主人が出てきた。そんなに年配ではないが相変わらず愛想無し。今回は「(キャベツの)一銭焼」を注文した。お好み焼きは”一銭洋食”と呼ばれたおやつから始まったとも言われている。もちろん自分はそんな時代は知らないが「お好み焼き」と分けているからにはそんな名残の物が出てくるのだろうかと楽しみ。鉄板の様子を見ているとやはり重ね焼きのよう。半分に折るのかなと思いきや、平皿に丸いまま出てきた。

薄焼きの生地で千切りのキャベツや紅生姜が挟まれている。上から控えめにソースが塗られ、青海苔。箸で生地を割って食べようとするとコロコロと揚げ玉が沢山出てきた。キャベツの火入れは強くなく、やや生っぽい食感が残る。自分が小さい頃に馴染んだ半分折りのお好み焼きをイメージしていたが、そちらはキャベツがソースと一緒にトロトロ位まで火入れされているもので、ちょっとイメージとは違った。これはこれで旨いけれど。口当たりが軽いのであっという間に胃袋へ。値付けが安過ぎる位なのでもう1品頼もうと思ったが、電話注文がいくつか入ったようだったので、また次の機会に。そういえば何も書いてないがここにビールはあるのかな(訊きづらい雰囲気…)。(勘定は¥250)

以前の記事はこちら

佐野屋

岐阜県岐阜市末広町31-14

 

( 岐阜 ぎふ いなば神社 伊奈波神社 さのや お好み焼 おこのみやき 焼そば やきそば ネギ焼き ねぎ焼き 一銭焼 )

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ひよし @岐阜県多治見市

2019年03月18日 | 岐阜県(東濃)

電車で多治見まで行き散策した日のこと。ただ思い付いてJRに乗っただけだったのだが、このまま帰るんじゃ折角電車で来た甲斐がないなと、ビールでも呑もうと近くを探す。古い街並みも残る南側と違って、駅の北側はガランとしているのでチェーン店以外で良さそうな店も見つからない。そもそも歩いて何軒もアタリを付けられるほど店舗が固まって分布していないので、スマホを取り出して適当な店がないか調べて寄ったのが音羽町のここ「ひよし」。”和風洋食”なんていう言い方がちょっと時代を感じさせて引っ掛かった(後からよく調べたらとても立派なHPがあった)。創業は昭和44年(1969)で今年で50年にもなる。店まで歩いていくと川端に店があった。もうランチタイムは外しそうなギリギリの時間だったのですぐに店舗の中へ。カウンター席と奥にテーブル席や小上がり席がある。目の前の調理場には主人が、そして給仕の女性が2名。店内からは川端の景色も見えて落ち着いた雰囲気。カウンターに座ってメニューを眺めた。”名代”と冠の付いた「ヒレカツ」は単品で個数も選べたので「名代小ヒレカツ(3個)」を、飲物はビールの中瓶をお願いした。

主人の調理が始まる。その場でカツに衣をつけるのだが、衣は調理台の引出しの中に用意されている。今は無き岐阜市弥生町の「金鯱山」でも老主人がそうやって衣をつけていたっけ。そして静かにカツがフライヤーに落とされた。コロンとした丸い形のヒレカツはそれぞれが半分にカットされ、その上からデミグラスソースがかけられた。面白いのはその上から一筋ウスターソースもかけられたこと。千切りキャベツとポテサラ、青菜のお浸しが添えられて「名代小ヒレカツ」が手渡された。ビールはキリンの一番搾り。まずはグイッとやって、カツに箸をつける。自分好みの薄衣で、深みはあれどマイルドな味わいのデミグラスソースがいかにも”和洋食”な感じで旨い。デミソースの風味はとてもいいのでウスターソースはかけなくてもいいんじゃないかな。辛子をちょっとつけても旨い。卓上にあったドレッシングは自家製のものでフレンチドレッシングに唐辛子粉がブレンドしてあるようなもの。これをキャベツに使ったりもして、いい感じの午後の一杯になった。「ポーク生姜焼き」「いそ揚げ」「カニコロ」など、他にも食べたいものが沢山あったので、また来よう。(勘定は¥1,700程)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 多治見市内の古い街並みで見付けた格子のある町屋の軒先には2つの社が祀られていた。これは屋根神様を下ろしたものなのか、元からこういうものなのか(場所失念)。

 

 


 

和風洋食 ひよし

岐阜県多治見市音羽町4-75

 

( 多治見 たじみ 多治見駅 ひよし 洋食 レストラン とんかつ ひれかつ 飛騨牛 肉料理 近代建築 町屋 屋根神様 )

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杉栄ラーメンおか田 (2) @名古屋市北区・志賀本通

2019年03月17日 | 名古屋(東区・北区)

娘の足代わりをさせられたある夜遅く、つい腹が減って禁断の深夜中華を決行。車を尼ケ坂の「錦水苑」に向かわせるも、外の明かりが落ちている。中は賑やかだったので近寄ってみると”貸し切り”とのこと。店の人気は喜ばしいが、実はもう何度目かの貸し切り門前払い。有料駐車場に車を入れるまでして店前で振られるとショックが大きく、当分足は向かないかも…。結局近くの「おか田」へ進路変更。狭いが無料の駐車場に車を入れ、交差点を渡る。夜遅くても客入りは多い。カウンター席に腰掛けメニューを眺める。”焼きそばの口”になったので「特製焼きそば」とやらを注文してみた。賑やかな厨房には鍋振りが2名、調理が1名、皿洗いが2名、フロアーには給仕が2名という大所帯が盛況ぶりを物語る。ここの調理場はいつも和気あいあいとしていてみんな楽しそう。

調理の様子を見ていると使っているのはラーメンと同じ麺か。茹で上げを炒めている。少し深い鉢に盛られた「特製焼きそば」が登場。見るからに汁が多く、ちゃんぽんと塩焼きそばの間という感じ。早速箸をつけて手繰っていく。麺は軟らかめで短い。味付けは塩だがしっかりと濃いめ。麺がやわなのはいいとして、短か過ぎるのですすり甲斐がなく、今ひとつ。豚肉や野菜が一緒に炒められていて全体がひとかたまりといった感じ。これだと普通の「五目焼きそば」を選んだ方が良かったのかな。喉も乾く。水をゴクゴクと飲み干して勘定してもらった。(勘定は¥702)

以前の記事はこちら

らーめんおか田 杉栄店 (杉栄ラーメンおか田)

愛知県名古屋市北区杉栄町5-5-115

 

( 志賀本通 平安通 大曽根 おおぞね ラーメンおか田 おかだ 山田店 台湾ラーメン やきそば 焼そば  杉栄ラーメンおか田  山田ラーメンおか田 中華料理 )

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Original Album Series / The Pogues

2019年03月16日 | オルタナティヴ・ロック

Original Album Series / The Pogues (2009)

このブログではお馴染みの「Original Album Series」(って誰も読んじゃいないだろうけれど…)。簡易紙ジャケ5枚組。今回はポーグス(The Pogues)。シェーン・マクガワン(Shane MacGowan ※日本ではマガウアン、マクゴーワンなど様々な表記)を中心とするロックにケルト音楽の要素を組み入れ80年代に人気を博したバンド。シェーンは1976-77年頃のオリジナル・ロンドン・パンクの観客(のちにバンド結成)として有名だった。自分が初めてポーグスを知ったのはクラッシュ(The Clash)のジョー・ストラマー(Joe Strummer)がプロデュースをしたり、メンバーに加わってライヴ活動をしてから。それでベスト盤を買って聴き始めた。そのうち重度のアル中だったシェーンが脱退し、一度は解散するもシェーンも復帰して再結成し活動を続けた。ここに収められたのは初期の5枚。

・「Red Roses For Me」(84年)
・「Rum,Sodomy&The Lash」(85年)※プロデューサー:エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)
・「If I Should Fall From Grace With God」(88年)※プロデューサー:スティーヴ・リリーホワイト(Steve Lillywhite)
・「Peace And Love」(89年)※プロデューサー:スティーヴ・リリーホワイト(Steve Lillywhite)
・「Hell's Ditch」(90年)※プロデューサー:ジョー・ストラマー(Joe Strummer)

もちろんポーグスといえばこの5枚と言って差し支えない(はず)。当初本国でどのように評されたのか知らないが、最初に聴いた時はやせっぽちのパンクスだったシェーン(写真やヴィデオで見ていた)と音楽が結びつかず、バンジョー、アコーディオン、マンドリンなどを含む音楽的要素が全然しっくりこなかった。ケルトとアイリッシュと意味を混同していたが、さにあらず(ケルトはもう少し広範囲な括りだそう)。馴染むまでに時間はかかったが、だんだんシェーンの酔いどれヴォーカルと、(その文化圏の人間でもないのに)郷愁を誘う楽曲が好きになっていった。1、2枚目とその後では3年のブランクがあるが、そのブランクでグッと洗練された音になった感じがする。この5枚の中ではやはり「If I Should Fall From~(邦題:堕ちた天使)」の完成度が一番高い。大ヒット曲でクリスマスの定番曲にもなった「Fairytale of New York」が収録されているのはもちろん、クセのある彼らのサウンドが特徴を残したまますんなり入ってくる聴きやすさもある。でも「Hell's Ditch」のなんとなく全編に漂う物悲しさも捨てがたいなァ。

オークションにて購入(¥1,080)

  • CD (2010/2/27)
  • Disc : 5
  • Format: ボックスセット, CD, インポート
  • Label : Warner Music
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風月堂 @滋賀県彦根市

2019年03月16日 | 滋賀県

彦根の「銀座商店街」にある和菓子屋「風月堂」へ。まだ店を開けてすぐだろう時間に中へ入ってみた。ガラスショーケースの中には和洋の様々な菓子が並んでいる。好物の最中の種類が多い。前回彦根に来た時は色々時間の都合があり、ちょっと慌てて帰ったのでいくつか購入しようと思っていた品の事を忘れてしまっていた。そのうちのひとつで、絶対に買って帰ろうと思っていた目当ての品は、その名も「バルブ最中」。「”バルブ”ってあの工業製品の!?」と、気になって仕方がなかった。この「バルブ最中」は戦後から発売されているそうで、バルブの生産が明治20年からの彦根の地場産業なのだとか。知らなかった。にしてもバルブで最中って…(笑)。一緒に本物のKITZのバルブが並べてあるが、この見覚えあるバルブも彦根で生産しているのかな。店の中には誰もおらず、奥に引っ込んでいるんだろうと呼び掛けるも全く返答がない。奥に向かって何度大声を出してもダメ…(不用心だなァ・苦笑)。外を見回しても誰も居ないし、ちょっと待ってみたがダメ。結局出直すことに…。

市内散策をして時間を置いてからもう一度訪問すると、今度は主人がいらっしゃった(ホッ…)。購入したのはもちろん「バルブ最中」と、”彦根銘菓”と冠が付いていた「たちばな」。嫁の分と2つづつ購入して持ち帰った。家に着いてから包みを開ける。分かってはいたが本当に”バルブ”(写真下左)。最中種には”FUGETU”の文字も。あんこが少しはみ出しているのは元々だったのか、自分が自転車で振り回したからか。何しろ面白い形だ。中は照りのある甘めのつぶ餡。バルブだけあって厚みがあるのであんこの量も多い。

 

二重に包装された「たちばな」は粉を吹いたゆず風味の菓子。餡が軟らかい求肥で包まれている。”たちばな(橘)”は井伊家の家紋で、彦根の茶席でもよく使われる菓子なのだとか。上品な甘さでこれも旨い。まだまだ色々な最中や菓子が置いてあったのでまた寄ってみよう。(勘定失念)

 

 


 

↓ 今回の彦根散策で一番のサプライズだったのが錦町の「シブヤ寫眞舘」(昭和10年・1935・建造)。この建物の情報は全く持っていなかったので、細い路地を適当に入って行って見つけた時は感動した。路地が狭すぎて上手く写真は撮れないが、逆読みの立体文字看板といい、庇の装飾といい、ショーウインドーといい、素晴らしい。こちらの写真館は彦根市等に数多くの歴史的な写真を寄贈しているのだとか(参考:)。もちろん自主的なんだろうけれど、町の写真館にはこういう素敵な役目もあるんだなァ。

 

 

↓ 「シブヤ寫眞舘」前の細い路地を東に行くとあった建物(建築詳細不明)。サッシに替えられているがそこはかとなく洋館の雰囲気が。

↓ 銀座街と交差する京町~錦町の通り(「登り町グリーン通り商店街」)には時代を感じさせる建物が目白押し。故意なのか色が似通っているので逆に没個性的になり、それぞれの建物の特徴が分かり辛くなってしまっているが、今回写真を撮った建物は全て木枠の窓だったので古いことは間違いないんじゃないかな。

 

 

  

 


 

風月堂

滋賀県彦根市銀座町5-7

 

( 滋賀 しが 彦根 ひこね ふうげつどう 奥井風月堂 バルブもなか 彦根銘菓 和菓子 洋菓子 近代建築 シブヤ写真館 彦根銀座街 銀座通り )

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