教育界のピーター・ドラッカー、現る。
筆者が述べられていますが、市場経済では、利害関係者は、比較的シンプル。主に、雇い主、従業員、取引先、顧客の四者。
一方、学校は、教員、子ども、保護者、教育委員会、地域社会など多岐に渡り、各利害関係者が望む利害が極めて多様。
その非常に難しい学校の改革を綴った本書を読んで、文頭の一節が、まず、頭をよぎりました。
書かれていることが、非常に的を得ており、正直、私にも矢が少なくとも3本ほど飛んできて、射抜かれました。
学校の先生方の働き方改革を、著者は、校長として、「すべては子どものために」という軸をぶれることなくやり切りました。
本著からいただいた学びと勇気は、必ず、日本の公立学校の学校改革をもたらしてくれると信じています。
2025.3.31、ある会合で、本書の存在を知り、ただし、書名も作者もその会合では言われていなかったのですが、持ちうる知識を総動員してパズルを継ぎ足して、書名を割り出し、発注。
翌4.1、本書が手元に届く。
そして、本日4.2、読み出したら止まらず、二百数ページを一気読み。