宇部市『道路整備における市民要望の適正管理について』行政視察。
道路整備の優先順位の設定評価基準を作くり、市民の96%あまりが加盟している自治会(全数762)を中心に道路整備の要望をあげてもらい、定量的に評価し、予算付けを行うかどうか、回答する仕組み。
(この地域の特徴として、高い自治会加盟率がある。その役員は、1~2年で交代らしい。)
市道の舗装や、側溝、歩道の新設改良、拡幅改良など、市民から数多くの要望が寄せられる中、現地における調査や地元自治会の調整を重ね、より効率的な道路事業の推進に努めてきたが、地域からの要望手法も様々であり、市からの回答方法も確立されていない状況があった。
そのため、道路整備に対する要望について、統一した優先順位評価基準を作成し、効率的で効果的な透明性の高い道路整備を進めるために、『道路整備の優先順位設定評価基準』を設置したとのこと。
市道の改良;路肩等を利用した拡幅及び待避所設置等の部分拡幅
市道の歩道;歩道舗装の打ち替え等の改良
市道の舗装;車道の打ち替え及びオーバーレイ
市道の側溝;側溝の新設及び改良
に関してが評価対象。(用地補償を伴うものはのぞく)
本年5月から開始。周知は宇部広報4月15日号掲載。
宇部市には、986市道、総延長705kmの道路がある。
6/1から9/30で、49件(改良6 歩道7 舗装12 側溝24)の要望。
制度導入前のいままでは、通常60-70件の要望があった。
要望は、南部の臨海地域に多く出されている。北部の山村部は少ない。
道路管理・建設関連予算18億円(かつては40億円あった)において、市道改良関連は予算2億5千万円。そのうちの半分程度を、この制度での要望対応に用いる計画という。その中の限られたところで要望に対応。
国道2号線、国道190号、国道490号(200番以上ゆえ県対応)の要望は対象外で、幹線対策係が対応。
費用の目安として、側溝30cm隔整備で3~4万円。
なお、宇部市の平成22年度予算概要で958億6千万円(一般会計予算606億円うち土木費歳出74億円、特別会計352万6千万円)
緊急のものは、この制度の限りではない。
いままでも、要望に基づき、道路整備はおこなってこられたわけであるが、1)より透明性を高めることと、2)整備までの工程を明らかにし、整備状況がどの段階にあるのかをきちんと説明していくための施策導入と考えられた。
客観的指標に基づき、優先順位を決めていく工程の整備をし、透明性を確保しすすめていくことは、すべての施策においていえることであるが、本区の施策においても、各々なされているか、再度考え直すよい機会を得たと考える。
道路整備(自転車道含め)、護岸整備、駅整備、橋整備、学校整備…
道路整備の優先順位の設定評価基準を作くり、市民の96%あまりが加盟している自治会(全数762)を中心に道路整備の要望をあげてもらい、定量的に評価し、予算付けを行うかどうか、回答する仕組み。
(この地域の特徴として、高い自治会加盟率がある。その役員は、1~2年で交代らしい。)
市道の舗装や、側溝、歩道の新設改良、拡幅改良など、市民から数多くの要望が寄せられる中、現地における調査や地元自治会の調整を重ね、より効率的な道路事業の推進に努めてきたが、地域からの要望手法も様々であり、市からの回答方法も確立されていない状況があった。
そのため、道路整備に対する要望について、統一した優先順位評価基準を作成し、効率的で効果的な透明性の高い道路整備を進めるために、『道路整備の優先順位設定評価基準』を設置したとのこと。
市道の改良;路肩等を利用した拡幅及び待避所設置等の部分拡幅
市道の歩道;歩道舗装の打ち替え等の改良
市道の舗装;車道の打ち替え及びオーバーレイ
市道の側溝;側溝の新設及び改良
に関してが評価対象。(用地補償を伴うものはのぞく)
本年5月から開始。周知は宇部広報4月15日号掲載。
宇部市には、986市道、総延長705kmの道路がある。
6/1から9/30で、49件(改良6 歩道7 舗装12 側溝24)の要望。
制度導入前のいままでは、通常60-70件の要望があった。
要望は、南部の臨海地域に多く出されている。北部の山村部は少ない。
道路管理・建設関連予算18億円(かつては40億円あった)において、市道改良関連は予算2億5千万円。そのうちの半分程度を、この制度での要望対応に用いる計画という。その中の限られたところで要望に対応。
国道2号線、国道190号、国道490号(200番以上ゆえ県対応)の要望は対象外で、幹線対策係が対応。
費用の目安として、側溝30cm隔整備で3~4万円。
なお、宇部市の平成22年度予算概要で958億6千万円(一般会計予算606億円うち土木費歳出74億円、特別会計352万6千万円)
緊急のものは、この制度の限りではない。
いままでも、要望に基づき、道路整備はおこなってこられたわけであるが、1)より透明性を高めることと、2)整備までの工程を明らかにし、整備状況がどの段階にあるのかをきちんと説明していくための施策導入と考えられた。
客観的指標に基づき、優先順位を決めていく工程の整備をし、透明性を確保しすすめていくことは、すべての施策においていえることであるが、本区の施策においても、各々なされているか、再度考え直すよい機会を得たと考える。
道路整備(自転車道含め)、護岸整備、駅整備、橋整備、学校整備…