19年度決算特別委員会が、10月2日から開催されます。
議会費部門の質問を、考えるにあたり、まず、前回3月の予算特別委員会の質問を振り返ります。
質問内容は、①~⑥。
20年9月現在の現状を同時に書きます。
①議長会議事の目録の各会派への回覧
現状:回覧なし。
②傍聴要件の緩和 途中の入退場
現状:途中の入退場は不可。
③本会議ラジオ放送中継時間の延長
現状:コスト面もあり、2時~6時まで。
④インターネット中継やケーブルテレビ中継の導入
現状:費用対効果を研究中。
⑤議事録のスピード化
現状:3ヶ月はかかる。次の予算・決算特別委員会までに、決算・予算特別委員会の議事録は、仕上げる。
⑥質問通告の区のホームページ上の公開
現状:翌日早い段階でアップする。
以下に、実際の議事録を掲載します。ただ、あくまでも参考までの掲載であり、上記内容の確認する形となっています。
過去の議論を踏まえて、次回の議論を組み立てますが、自分自身の頭の整理のために掲載いたします。
赤線、下線が、ポイントです。
*****3月の予算特別委員会振り返り*****
○小坂委員
では、質問させていただきます。
議会改革やこういうふうな委員会の公開、これは私もどんどんしていく必要があるんじゃないかなと感じております。
また、先ほど前委員がおっしゃいましたが、まず議長会の内容について引き続きお伺いしたいんですけれども、これ自体は公開が原則の会議なのか、それも議長の中だけで置いておくべき会なのか、そのあたりを教えてください。
○鈴木(久)議長
議長会、私も毎月行っておりますが、傍聴というのは見たことがないですね。多分非公開なのかな。ちょっとその辺は、歴代の議長さん、どうでしたっけね。非公開ですね。高橋委員が言うから、間違いない。
○小坂委員
わかりました。もしこれが公開という会議であれば、議長会の議案の目録等が配付されても、それは当然のことかなと思ったんですが、現段階において非公開のものであれば、その取り扱いについては、私も議長会の議案の目録等はいただきたいと思うんですけれども、そのあたり、また検討いただければと思います。
では、私のお伺いさせていただきたい点に移ります。まず質問において、この予算特別委員会全体で私自身がどういうふうに会議に臨んでいくかという点においては、まず情報の公開を大切に、この予算特別委員会に臨んでいきたいと考えておりまして、その中で、まず、議会の情報公開に関して御質問させていただきたいと思います。
なぜ、まず、議会からかといいますと、理事者の皆様へ情報公開を言っていくのであれば、まずは我々が胸を正して、区民の皆様に情報公開していく。我々が先にやっていけば、その後、理事者の方々もさらなる公開をしてくださるでしょうし、現段階においてしてくださっているのは十分承知なんですけれども、もっともっと情報公開し、その中でもっと区民の皆様の区政への参加という意識が高まっていけばいいんじゃないかなと。その意識が高まれば、政治の方ももっともっとよい方向に進んでいくんじゃないかなと思いますので、情報公開というのは非常に大切かと思います。
そこで、お伺いさせていただきます。委員会の傍聴に関しまして、もうちょっと傍聴要件が緩和できないかなと考えております。委員会の傍聴取扱い要綱では、傍聴者は原則として30分前までに来庁して傍聴手続をしなくてはならない。また、途中退場に関しましても、一回途中退場をしたら再入室ができない、そういうふうなきつい傍聴の仕組みになっておりますので、そのあたりをもうちょっと緩和することはできないかなと考えております。これが1つお伺いしたい点です。
次に、本会議の公開に関してお伺いさせていただきます。現在、ラジオ放送で中継されておりますけれども、一般質問は全質問者がすべてラジオ放送で流れるようにしていただきたい。途中で、午後6時で放送が終了しまして、それ以降、ラジオ放送されないので、そのあたり、全質問者の一般質問がラジオ放送で聞けるように、ラジオ放送の時間延長を検討していただければと考えております。
また、本会議の公開に関して2つ目ですけれども、ラジオ放送に関して質問しました。
次に、まだまだやれる方法、手段があるのではないかなと思います。すなわち、インターネット中継やケーブルテレビ中継でこの委員会や本会議を公開していくことができるのではないかなと私は思いますし、ケーブルテレビの方が大分普及したようですので、ぜひ検討いただけないかなと。少なくともケーブルテレビをつなぐことで、ここの委員会を本庁舎の1階のケーブルテレビのモニターでこの内容が見られるとか、今は第三会議室で傍聴者が聞いているのであれば、そこにケーブルテレビの画面を置いておけば、壁を取り壊さなくても何とかなるのではないかなと思いますので、ケーブルテレビ等を利用した公開等も考えていただけないかなと考えております。
あと2点あります。一般質問通告に関してです。
一般質問の通告を、まず、しますよね。その後、通告内容をホームページで早目に公開していただけないかなと考えております。どの人がどういう案件で一般質問に立つかというのを本会議が始まる前に知っておくことができないかなと。そのことを知ることで、問題意識を持って区民の方々が、今回はこういう質問が出るんだなということを意識して、本会議場に足を運ぶということができると思いますので、一般質問通告後、ホームページ上にだれがどのような質問をするかというのを早目に公開していただきたいと考えます。
最後の質問ですけれども、議事録のスピード化に関してです。
我々の言葉一つ一つを議事録として残していただいている御苦労には本当に感謝申し上げるところで、議会局の皆様には日々お世話になっているところであります。そこで、日々お世話になっていて、またさらにこのようなお願いをするのは心苦しい点はあるんですけれども、もし1つだけお願いが通るのであれば、決算特別委員会とか予算特別委員会というのは非常に重要な会議ですので、この議事録だけでも早く仕上がってほしいと私は考えます。どれだけ早くといいますと、今回話されている予算特別委員会の議事録が次の決算特別委員会までにでき上がっているという速さです。それがあれば、ここで今回話された内容をもとに決算特別委員会に臨むことができますので、そのあたり、あと少しだけ議事録のスピード化をしていただければと考えます。
以上です。
○鈴木(久)議長
4点質問がありましたので、お答えをいたします。
初めに、傍聴要件の緩和でしたっけね。おっしゃるとおり、30分前という規定がございます。定員12名となっておりまして、30分前に議会局が申し出を受けましたら、開会の15分前に開かれる正副委員長の事前打ち合わせに報告がされた上で許可を得るということになっております。しかしながら、おっしゃるように、開かれた議会、情報公開ということが大事でございますので、30分という決めがあることはありますが、弾力的な運用ということで、ぎりぎり1分前では難しいですけれども、開会の5分、10分ぐらい前までですかね、そのころにおくれて来られて手続をされた方には弾力的な許可をしているということが現状でございます。答弁漏れはないですね。その1点ですね。
次に、ラジオ放送のことでしたよね。
ラジオ放送ですが、現在、本会議におけるラジオ放送は区議会会議規則に定める会議時間の午後2時から6時までとなっておりますが、現在の会派数になってからは、質問時間が午後6時を超えることが多くなっているというのが現状なんです。一般質問の終了時間というのは、なかなか何時に終わるかなというのがつかみにくいのが現状でありまして、そのときの質疑の内容によりますから、非常に不確定な要素がございます。毎回、全質問者の放送を確実に行うためには、ラジオ放送の契約を延長することが必要となります。そのためには、追加番組の買い取りということをしなければならない。これは経費面においてかなり高額な負担がかかるものと私は思っております。また、逆に、契約をしたにもかかわらず終了時間が早まってしまった場合には、この経費がむだになる、不用になるという事態も発生するわけでございます。そういうことでございますので、なかなかこれについては、そういう問題点がありますので、困難かなというふうに私は思っております。
次に、インターネットとかケーブルテレビを活用するということでございます。
確かに、自治体によってはそういうメディアを活用しているところもあると聞いております。現在、本区が行っております本会議における一般質問や区長所信表明のFMラジオの生放送は、傍聴に来ることができない方とか、お仕事をしながら聞く方にとりましては、とても有効なものであると思っております。より開かれた議会を目指すためには、インターネットなどの各種メディアを活用していくことも必要であると考えております。しかしながら、このことについても、やはり高額な費用を要するものと思われますので、実質的に費用対効果の面からも慎重な対応が必要であると考えておりますので、これも今後各会派の皆様方とよく御相談の上で、その方法を見出していくべきものと考えております。
一般質問の質問通告、できるだけ早くホームページで公開ということでございます。
本区ではコンテンツマネジメントシステムというのを導入しているということでありまして、迅速かつ正確な情報提供に努めているところでありますが、質問通告日は会議日の3日前でしたかね、その日に即日ホームページへの掲載をすることにつきましては、実質的にコンピューターのアップロードを行う時間が午前11時半と午後4時半の運用となっておりまして、質問通告の時間が午後5時まででありますから、現段階におきましては、実質的に即日の掲載は困難であるということであります。
以上、答弁漏れはなかったですね。あと1点は議会局長からですね。
○土屋議会局長
私からは、議事録のスピード化ということで、特に決算特別委員会の議事録が次の予算特別委員会に間に合うようにというお尋ねでございます。
現在、年4回の定例会、それから通常1回の臨時会、予算特別委員会、決算特別委員会、それらのものをすべて記録を作成しておるわけですが、またこの記録作成とあわせて、区のホームページにも随時掲載しているということです。この議事録の作成の期間ですが、テープ反訳から起こしまして、原稿の校正等を含めて通常3か月かかっております。これをなるべく早くということで努力はしております。そうした視点からは、通常ですと決算特別委員会の議事録は予算特別委員会には当然間に合うということなんですが、ただ、今回、昨年12月に通常と違いまして2回目の臨時会が入ったということで、事務的には追われて間に合わなかったということしの特殊な事情があります。今後、委員お話しのとおり、間に合わせるように努力してまいりたい、こんなふうに考えています。
以上です。
○小坂委員
それぞれ御答弁ありがとうございました。
傍聴要件に関して弾力的に対応してくださるということで、非常にありがたく感じます。ぜひ傍聴しやすい環境づくりを今後もやっていっていただければと思います。
1点確認ですけれども、傍聴している人が途中で退室したら、再入場は可能なのかどうか、そこだけ教えてください。だれでも、トイレとかもあるわけなので、それも行くなということになってしまいますので。トイレがオーケーだったら、途中入退場は可能という考えもあり得るでしょうから、そこだけ確認させてください。
あとは、ラジオ放送やインターネット中継やケーブルテレビを用いてということは、まだまだ費用対効果の問題もありますので、また今後ともに考えていきたいと思います。
一般質問通告に関しましては、当日というのは無理ですけれども、翌日からは可能という考えでよいのかどうか。即日は無理という理由はわかりましたが、そうしたら、翌日は一般質問通告をした内容をインターネット上では公開してくれるということなのかどうかだけお願いします。
議事録のスピード化は、今回予算特別委員会におきまして決算特別委員会の議事録がないのは特別な事情ということで、では、期待するところとしては、今回の予算特別委員会の議事録は次の決算特別委員会までにはでき上がっているということでよろしいですね。
では、1点、先ほどのところをお願いします。
○土屋議会局長
まず、委員会の途中入退場の関係でございます。
やはり、審議を真剣に各委員の先生方が実質やっている、そこで余り頻繁に入退場がされるということについては、やはり会議の進行上問題があるというふうに考えております。委員の方は途中ちょっとした、先ほどトイレみたいな話がありましたけれども、理事者もそういう対応をせずに、一定の時間の中で、休憩時間にトイレも済ませているという状況もありますので、一般の傍聴につきましても、やはり途中での入退場については御遠慮をいただきたいというふうに考えております。
それから、質問通告の翌日にインターネット上で公開というお話ですが、これは現在も翌日にはアップしている状況でございます。ただ、翌日が日曜日とかに当たりますと、事情が違ってまいるとは思いますが、基本的には翌日早い時間にアップしているのが現実でございます。
以上でございます。
○小坂委員
では、私の質問は終わります。