「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

経済発展第一でいいのかな??

2008-03-31 21:08:36 | 国政レベルでなすべきこと
私も、日本経済新聞を読む一人であるが、時々、そこまで経済成長・経済発展を追及するのかと、日本経済新聞らしさに、逆に、驚かされることがある。

本日の、日本経済新聞の夕刊『あすへの話題』は、伊藤忠商事会長丹羽宇一郎氏の「メタボとたばこ」と題した随筆が載っていた。

****以下、転載****
 メタボリック(内臓脂肪)症候群対策の特定健診・特定保健指導が四月から始まる。肥満は豊かな社会の共通な悩みで、脂肪燃焼のサプリメント、低カロリー食品から運動器具まで様々なダイエット法が生み出されている。付け加えるわけではないが、私の知る限り最も効果のあるメタボ対策は「空腹の喜び」を体感することだ。人間はお腹がすくことに本能的恐怖があるが、常時満腹という方が動物としてはむしろ異常なのだ。一度、壮快な空腹感を味わうと、知的満足感がわく。過食を避ける癖がつき、自然にダイエットが進むはずだ。
 メタボと並び不健康なのは喫煙だ。禁煙はニコチン中毒の克服だけにダイエット以上に難しい。だが、かつてヘビースモーカーだった私自身が禁煙に成功した方法がある。「好きなたばこでとんでもない苦しい思いをする」ことだ。ニューヨーク駐在時代、徹夜したある日、たばこを吸いまくった。翌朝“副作用”で塗炭の苦しみを味わい、「二度とたばこは吸うまい」と決意した。それ以来、一切たばこは手にしていない。危険なのでお勧めはしないが、あの苦しみを思い出すだけで、たばこを吸う気がまったくしなくなった。
 メタボ解消と禁煙はすばらしいことだが、ひとつ問題がある。ダイエットや禁煙はモノの消費を減らし、少子高齢化や所得の伸び悩みで、低迷する日本の経済成長をさらに低下させかねないことだ。個人消費は国内総生産(GDP)の六割を占めるだけに深刻だ。たばこ税の落ち込みも国家財政に影響する。国民の健康と経済成長が矛盾するのは悩ましい。唯一の期待は健康な国民が増え、いい知恵が生み出され、研究開発や起業が活発化することだ。
****以上、全文掲載****

 丹羽氏が、メタボ対策に「空腹の喜び」を体感することがよい、禁煙には「好きなたばこでとんでもない苦しい思いをすること」といっている二点は非常に良い提案である。
 ただ、ダイエット、禁煙を「消費を落とすこと」につなげることや、たばこ税の落ちこみを心配することは、いかがなものか。。。日本経済新聞らしい論調がここにある。(ちなみに中央区の2008年度予算ベースで、一般会計歳入614億2404万円における特別区たばこ税は28億2327万9千円で4.6%を占めている。)
 人の健康を犠牲にしてまで、経済発展を考えていいのだろうか。それに、私は、人が健康になることで、もっと違った意味で産業が発展すると思っている。少子高齢化の高福祉にかけるサービスが、産業に繋がると思っている。たばこに使われなくなったお金は、きっと他の消費に使われることになるはず。
 “経済発展第一”“どんなことでも最後は経済に結びつける”という日本経済新聞にときどき見え隠れする発想に出会うと、ときどき苦笑する。私のいとこも務めているので、あまり悪くは書けないが。。。
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NHK朝の連ドラ『瞳』始まりました!!

2008-03-31 19:14:10 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
いよいよ、始まりました。
9月まで、NHK朝の連ドラ『瞳』続きます。

私も、昼休憩に携帯で放送を見ましたが、15分で、話に引き込まれました。(これって単純?)

それに、見慣れた風景が、テレビを通すと、また違って見えますね。ほんと、NHKの方も、うまいっ!につきる。とっても美しく、街の風景の美しさが、一番出るように撮っています。風景の一シーン、一シーンに感激です。

携帯だったので、見間違っているかもしれませんが、本日のシーン。札幌市から飛行機で羽田空港に飛び、そこからタクシーで、勝どきの葬儀場に駆けつけるところがありました。タクシーの窓からの風景は、月島第一小学校⇒勝鬨橋⇒勝どきの葬儀場だったと思います。この順は、羽田空港からの道順としては、あっていません。なんていう、地元ならではの、細かいところの風景まで、路地はどこの路地かな?とかまで、気になってしまいます。

あらためて、月島・佃って、いい場所だなあ~って、感動しています。

毎日見るのは続かないけど、かつての『おしん』の時のように、これは半年間、NHKから目を離せません。
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【お知らせ】『知ってる?こんな国』第二弾:メキシコ編

2008-03-31 11:37:09 | 文化振興、異文化交流
明日4/1は、クリニック隣りのみんなの子育て広場“あるなろの木”で勉強会『知ってる?こんな国』が開催されます。

第一回インドネシアに続き、今回は、メキシコ編です。


地域の方で、関心のある方でしたらどなたでも参加可能です。中高生でも十分理解可能かと思います。

ぜひ、参加されてはいかがでしょうか?

国際化、グローバリゼーションと言われますが、世界の国々、その文化、人を知るところから始まると私は、思っています。

****以下、あすなろの木のお知らせより****
☆知ってる?こんな国☆

毎月JICAの方をお呼びして海外での体験談をお話していただきます。 その国での貴重な体験を通して各国の文化・情勢などわかりやすく説明。 第2回目の国は、メキシコ。『本当の豊かさ』とは? 日本と違うところがいっぱい。講師は、メキシコで生活をした先生です。

講 師: 田辺 光宏 氏(元NHKアナウンサー、国際協力機構会員)

日 程: 4月 1日 (火)

時 間: PM7:00-8:30

参加費 :無料

場所:みんなの子育て広場“あすなろの木”
(中央区月島3-10-4 イイジマビル1階)

*次回予定、5月中旬 石村真平氏 インドネシア PARTⅡ

以上。
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【お知らせ】『第9回地域の皆さんの声を聞く会』

2008-03-31 08:38:31 | 政策・マニフェスト
積極的に、地域の皆さんの声を聴き、かつ、私も地域の皆さんに提案して行きたいと考えています。

『第9回地域の皆さんの声を聞く会』を開催します。

日時:4月1日(火)
時間:午後6時30分~午後7時00分
(なお、引き続き、午後9時過ぎまで、会合であすなろの木にいますので、何かご要望をお届けいただく分には構いません。)

次回第10回予定:5月中旬 

場所:中央区月島3-30-3
こども元気クリニック隣り
みんなの子育て広場
“あすなろの木”の場所を借りて開催

対象:地域の人、誰でも
参加費:無料

内容:
①地域の皆様からのご意見・ご提案
とくに、予算審議について、何か予算審議で取り上げるべきテーマがございましたら、お持ちください。
②第1回定例会で、成立した2008年度予算
③築地市場現在地再整備について
④その他

このような会は、月に一回ぐらいのペースで、開催して行きたいと思っています。月末や月始に開催を計画。皆様の声を反映できるよう、がんばっていきます。

また、毎日、あすなろの木は、開いていますので、そちらのスタッフへ、区政に関することを、私宛に言付けていただければ、対応いたします。
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【最重要】NHK朝ドラ『瞳』いよいよ、始まります!!

2008-03-30 07:18:55 | NPO・地域力
NHK連続テレビ小説78作目『瞳』は、私たち中央区佃・月島界隈が舞台。

今も路地裏の懐かしい風景や下町人情が残る町。それらを美しく描いてくださることでしょう。

以下に、番組の企画意図など掲載しますが、期待できるドラマだと思います。今薄れ、忘れつつある、「家族の交流」「異世代の交流」「地域が子ども達を育てる」それら重要なテーマが詰まった作品であると思います。

中央区商工観光課、中央区観光協会も、この放映が、地域活性化のエネルギーにつながるようにと企画を協力しています。

みなさん、お見逃しなく。
3月31日からですよ!!



*****以下、NHKホームページより抜粋*****
番組からのおしらせ(2007/5/23)

平成20年度前期の連続テレビ小説は「瞳」です!


連続テレビ小説78作目の主な舞台は、現在の東京都中央区佃・月島界隈。

今も路地裏の懐かしい風景や下町人情が残る町です。

その町で、ある日突然3人の子どもたちの「里親」になってしまう?!

それが今回の二十歳のヒロイン「瞳」。



その奮闘ぶりを演劇界のトップランナー

鈴木聡さんのオリジナル脚本で描いていきます。


■企画意図

 子どもや家族をめぐる様々な問題が起こっている現代社会。

 平成20年前期の連続テレビ小説は、東京都の里親制度、「養育家庭制度」を取り上げます。



 札幌でダンサーを目指すヒロイン「瞳」は、祖母の死を契機に上京し、「養育家庭」をしている祖父との生活に飛び込みます。若い里親として3人の里子たちと向き合い、心を通わせる中で「家族は与えられるものではなく、作るもの」だと気づいていきます。

 そして不仲だった祖父と母、離婚した父を瞳が再び結びつける「家族再生」の物語となっていきます。


■物語を彩る4つのポイント

→『養育家庭制度(ほっとファミリー)』

 親の離婚や、病気、失踪、虐待など様々な事情で、親と一緒に生活することができない子どもたちがいます。そのほとんどは乳児院や児童養護施設で生活しています。こうした子どもを、児童福祉法に基づいて、一般の家庭で預かり温かい雰囲気の中で家族と共に生活してもらうのが里親制度です。今回「瞳」で取り上げる東京都の「養育家庭(ほっとファミリー)」は、養子縁組を目的とせずに子どもを養育する家庭のことを言います。

 現在東京には、様々な事情で親と暮らせない子どもが約3900人います。このうち養護施設等に約3550人。残り約350人が「養育家庭」で暮らしています。



→『ダンス』

 ヒロイン、瞳の夢はストリートダンスの世界で成功すること。上京してダンススクールに入学、そこで友情や挫折を経験します。現在、ヒップホップやジャズダンスの裾野が広がり、今やバレエに代わる習い事としても浸透。東京のレベルは世界最高峰で様々なコンテストが開かれています。瞳は得意のダンスで子どもたちの心を開いていきます。



→『もんじゃ焼き』

 ご存知、月島名物もんじゃ焼き。「めざせ中華街」を合言葉に組合が結成されお店は今や40軒以上。すさまじいまでのメニューが存在しており、この劇中でも新たなメニューを創りたいと思います。



→『四百年の伝統を持つ佃の住吉神社例大祭』

 月島の隣町、佃には古い歴史があります。家康が天下人になったとき、縁のある摂津国の佃村の漁民を呼び寄せました。その民が住み着いたのが当時の佃島でした。町の守り神は「住吉神社」。3年に一度の例大祭(8月)は、佃、月島地区が興奮のるつぼと化します。来年の放送年は、この「例大祭」に当たっており、物語はリアルタイムで進行していきます。


【脚本執筆にあたって…新しい感触の朝ドラに】 作・鈴木聡

 朝の連続テレビ小説。いわゆる朝ドラは特別なドラマ枠です。15分づつ週6回。それが半年つづきます。時計代わり、と言われることもあるようですが、毎朝のお茶の間の空気をつくり、たくさんの人と一緒に、なにかだいじなことを語り合い、考えていくことのできるドラマだと思います。

 「瞳」は、ダンスが大好きないまどきの女の子「瞳」が、里親になることを通じて成長し、夢を見つけてゆく物語です。下町の風情や人間関係が色濃く残る東京・月島を舞台に、「町が子どもを育てること」「世代を超えたコミュニケーション」「家族の再生」など、現代的なテーマがたっぷり盛り込まれます。朝の支度やお仕事に忙しい皆さんを思わず引きずり込むような、はつらつとした、新しい感触の朝ドラにしたいと思っています。

 朝ドラの執筆は「あすか」につづいて二度目です。朝ドラを書く楽しさも苦しさも少しは分かっているつもりです。山あり谷ありのマラソンのような仕事。ペース配分に気をつけて、最後までいい走りをしたいと思います。


【制作にあたって】 制作統括・尾崎充信

 20年前期の連続テレビ小説『瞳』は「家族」を正面から見据えます。

 東京都の「養育家庭制度」には里親になる条件の一つに、配偶者がいない場合には「起居を共にし、主たる養育者を補助できる20歳以上の家族がいること」というのがあります。われわれはこの一条に注目し、物語を立ち上げました。

 老夫婦の養育家庭で妻が亡くなり、そこで暮らしていた里子たちはその家を去らなければならない状況になります。

 しかし、ひょんなことから20歳の孫娘が同居し、祖母の代わりに里親になることを決意します。自らも夢を追うイマドキのヒロインが、若い「里親」として、弟や妹のような「里子」達と向き合い、傷つけ合ったり支えあったりしながら、生活していきます。そして、この「家族」を見守るのが、下町人情が残る、佃・月島界隈の人たちです。

 20年前期朝ドラは、この魅力的な「地域」に見守られて、「瞳」が子どもたちと共に成長していく姿を、笑いと涙に満ち溢れたハートウォーミングな物語としてお届けします。日本中の子供の「瞳」が輝いていることを願いながら…。


■放送予定・制作スケジュール

 放送:平成20年4月~9月放送予定

 制作:平成19年秋クランク・イン予定

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台湾、中華民国、Republic of China

2008-03-29 12:00:00 | 文化振興、異文化交流
 昨日3/28、台湾の外交官らとの懇親会に友達の議員の紹介で、参加させていただいた。目黒駅近くの台湾家郷料理店にてその会合はあった。

 台湾の方々は、『駐日台北経済文化代表事務所』いわゆる大使館の次席や書記官クラスの方々や、国立大学の学長が来られていた。一地方議員では、不釣合いであったかも知れないが、大いに歓待してくださった。

 円卓を囲みながら、会話に花咲かせた。私なりに得た情報を書く。(聞き間違いなどがある場合、今後訂正していきます。)

 台湾は、日本の新幹線を、はじめて海外に輸出できた国。日本より速いスピード時速300kmで走っているらしい。
 日本の新幹線が選ばれたひとつの理由には、地震の多い国で走る新幹線が、地震国台湾でも、適しているという考えがあってのことらしい。

 台湾の一つの大きな問題は、当然ではあるが、国と認められていないことに派生。それにより、国連にも加盟できない。ということは、世界保健機構(WHO)にも加盟できない。SARSや新型インフルエンザなど世界的流行の感染症対策に対して、情報不足など医療行政に立ち遅れがある。医療技術自体は、高いものを台湾はもっている。
 同様に、世界の航空機関連の団体(ICAO?)にも加盟できていない。飛行場の作りなども世界的な基準があるが、それら情報が入らない。管制塔の高さが世界基準にあっていないことが、航空機事故につながったことがかつてあった。

 今回の総統選挙では、野党が勝った。与党民進党の経済政策の失策への国民不満が、そういう結果に結びついたと、分析していた。
 誤解を恐れず、大枠を概要で述べると、
 民進党(与党)は、対中関係では「独立」を目指し、「親日」。
 国民党(野党)は、対中関係では「融合」であり、「日本にやや疎遠」。

 言語は、北京語の中国語が通じる。
 但し、みん南系(福建省由来)は、台湾語。客家(はっか)系(広東省由来)は、客家語。

 人口は、2300万人。本省人が80%、外省人が20%。1%が原住民(高砂族)。
 台湾人はかつて、アメリカに目を向けていたが、最近の動向として、一番親しみを持つ国は、アメリカを抜いて、日本らしい。

 軍事は、徴兵制。今後は、日本の自衛隊のように募集に切り替えることも検討。20歳を過ぎると、男性はだれもが2年間徴兵される。大学や、大学院では、入隊時期をずらすこともありうる。
 中国の軍事力が強まり、2010年には、台湾海峡の制空権、制海権は、中国側のものになる可能性がある。
 高速道路は、6車線程あり、有事の際のジェット機の発着場にすることができる。

 政治は、清を倒した孫文が、中国国民党を率い、1912年中華民国を建国、首都南京。第二次世界大戦の状況下、毛沢東は、中国人民解放軍を率い、北京に中華人民共和国を建国。中国人民解放軍に押され、蒋介石率いる国民党軍が、その後台北に首都機能を遷都。かつては、「大陸反抗」の機運があったが、現在では、その機運は落ちてきている。

政治・歴史は、特ににわか知識ではかけないため、ウィキぺディアを、引用。
***以下、引用***
 中華民国の公式な首都は、南京(ナンキン)とされている。中華民国憲法に基づいた正式な中華民国政府が1948年に発足した際、中華民国の公式な首都は名実ともに南京であった。だが、当時激しさを増していた国共内戦において国民党軍はソビエト連邦の全面的な支援を得た中国人民解放軍(中共軍)に相次いで敗北し、1949年4月には首都・南京を人民軍に奪われるまでになった。そのために中華民国政府は首都を移す必要に迫られ、広州、重慶、成都を経て1949年12月7日に台北に首都を移した。

 首都移転当初、中華民国政府は「全中国を代表する国家」という立場から首都の台北移転を一時的なものとしており、「大陸反攻」(武力による大陸部の奪還)後に再び首都を南京に戻すつもりであった。そのために、公式的な首都所在地は南京のままとされ、台北は臨時首都という扱いとなった。だが、中華民国政府の見解とは裏腹に、冷戦という第二次世界大戦後の新たな国際環境が整ったことで「大陸反攻」の実行が絶望的な状況となった他、1971年に冷戦下の微妙な国際政治バランスのもと行われた、いわゆる中国代表権問題によって国際連合を脱退せざるを得なくなった後には、中華人民共和国を「全中国を代表する国家」として承認する国が増加し、中華民国は国際的に孤立するという事態に追い込まれることとなった。

 しかし、中華民国政府は自らが「全中国を代表する国家」という立場を今日まで固持し続けており、そのために事実上の首都である台北の扱いも臨時首都のままとなっている。
***引用終わり***

 アジアには、多種多様の国があり、人がいて、文化がある。
 台湾、行った事ないが、是非、訪れたい。交流も大切にしていくべき地域である。
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今年はじめての本会議、第一回定例会 終りました。

2008-03-28 19:00:43 | 政策・マニフェスト
今日、今年はじめての本会議、第一回定例会、終りました。

3月3日月曜日から、まるまる3月を使った形になりました。
予算特別委員会、缶詰の日々でした。
季節の移り変わりも、感じる余裕のない日々。
気がついていたら、桜が咲いていたって感じです。

かかりつけの患者さん、皆様には、
不規則な診察時間となり、
多大なご迷惑をお掛けいたしました。
どうも申し訳けございませんでした。

新年度、4月から、反省材料をいかしつつ、
当院の小児医療の充実を、
図って行きたいと考えています。

予算特別委員会。
会派割り当ての質問時間480分。
高橋幹事長が120分で、
残りを360分まるまる使ってよいと、
お許し下さいました。
自分なりに精一杯使い、質問させていただいたつもりです。
2分あまらしたかな。
議会費19分、総務費89分、民生費46分、
衛生費41分、土木建築費60分、教育費68分、特別会計35分 合計358分。
(高橋幹事長は、歳入、地域振興、総括を担当くださいました。)

高橋幹事長には、いつも注意されていますが、
時間を使うのではなく、言うべきことをコンパクトに言うことが大事だと。
ただ、多くのテーマ・課題が自分にはあって時間を使いました。
また、議論を進める切込みが甘く、
時間の浪費もあって時間を使った点では、
反省です。

さて、次回は、
10月の決算特別委員会(予定)。
今度は、全質問時間400分自由に使ってもよいと、
会派内では、早くもそんな話題が。。。

さて、これから、中央区を歩き、現場を回り、
多くの皆様の声をお伺いさせていただきたいと考えています。
予算特別委員会で出てきた課題が解決に向かうことを見て行きます。
お気軽に、皆様の声をお届け下さい。
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災害復興学会

2008-03-28 09:51:56 | 防災・減災
中央区医師会には、
災害に関する大家の先生がいらっしゃいます。
昨日、中央区医師会の総会が開催され、
その先生とお話しする機会に恵まれました。

『日本災害復興学会』という組織があることを教わりました。
大規模クラス、未曾有の大災害に対し、
どのように対処していくかを、
実践的に考えているということです。

現在、東京都防災会議が平成18年5月に発表した「首都直下地震による東京の被害想定」は、東京湾北部を震源地(震源の深さ30-50km)に、マグニチュード7.3のクラスにて、中央区の被害想定は、「人的被害 死者66人、負傷者7,230人、避難者32,799人」であります。
災害復興学会では、想定被害は、「例えば、中央区で20万人の死者がでたらどうするか」というレベルで、実践的に考えているといいます。

今後、私も勉強させていただこうと考えています。


災害復興学会のホームページより、その構成の方々を参考までに掲載いたします。
【日本災害復興学会発起人】

青木 正美(青木クリニック院長) ・ 渥美 公秀(大阪大学大学院准教授) ・ 池田 啓一(NPO法人都市生活コミュニティーセンター事務局長) ・ 磯辺 康子(神戸新聞社会部編集委員) ・ 稲垣 文彦(中越復興市民会議事務局長) ・ 井上 利丸(日本放送協会制作局) ・ 荏原 明則(関西学院大学大学院教授) ・ 圓城 啓彰(CODE会員) ・ 大石 伸雄(越木岩自主防災会顧問 ・ 防災士) ・ 岡田 太志(関西学院大学准教授) ・ 小川 隆義(大阪市住之江区コンビニ防犯対策連絡会相談役) ・ 片岡 幸壱(防災士) ・ 加藤 進弘(リスク ・ フロンティア代表) ・ 上村 靖司(長岡技術科学大学准教授) ・ 河田 惠昭(京都大学防災研究所所長) ・ 木村 拓郎(社会安全研究所所長) ・ 黒田 裕子(NPO法人阪神高齢者 ・ 障害者支援ネットワーク理事長) ・ 黒谷 政人(中日新聞記者) ・ 高坂 健次(関西学院大学教授) ・ 近藤 民代(人と防災未来センター) ・ 斉藤 健一郎(社団法人日本損害保険協会近畿支部) ・ 佐藤 隆雄(財団法人日本システム開発研究所) ・ 塩崎 賢明(神戸大学大学院教授) ・ 実吉 威(NPO法人市民活動センター神戸) ・ 澁谷 和久(国土交通省九州地方整備局総務部長(元内閣府防災担当企画官)) ・ 所澤 新一郎(共同通信仙台支社編集部) ・ 鈴木 敏正(日本総合研究所) ・ 田並 尚恵(川崎医療福祉大学准教授) ・ 津久井 進(弁護士) ・ 出口 俊一(兵庫県震災復興研究センター事務局長) ・ 豊田 利久(広島修道大学教授) ・ 永井 幸寿(弁護士) ・ 中林 一樹(首都大学東京大学院教授) ・ 永松 伸吾(防災科学技術研究所) ・ 西 隆広(芦屋西部地区まち再興協議会) ・ 野崎 隆一(NPO法人神戸まちづくり研究所) ・ 野呂 雅之(朝日新聞社論説委員) ・ 濱田 甚三郎(首都圏総合計画研究所) ・ 広原 盛明(龍谷大学教授) ・ 福崎 博孝(弁護士) ・ 北後 明彦(神戸大学都市安全研究センター) ・ 牧 秀一(神戸市立楠高校教諭) ・ 三島 豊秋(ニュージェック港湾 ・ 海岸グループ) ・ 宮原 浩二郎(関西学院大学教授) ・ 村井 雅清(被災地NGO恊働センター代表) ・ 村上 芳夫(関西学院大学教授) ・ 村上 仁士(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究所教授) ・ 室崎 益輝(総務省消防庁消防研究センター所長) ・ 森 康俊(関西学院大学准教授) ・ 安富 信(読売新聞社編集委員) ・ 山口 一史(NPO法人ひょうご ・ まち ・ くらし研究所) ・ 山崎 栄一(大分大学准教授) ・ 山崎 登(日本放送協会解説委員) ・ 山下 弘彦(日野ボランティア ・ ネットワーク) ・ 山中 茂樹(関西学院大学教授) ・ 矢守 克也(京都大学防災研究所准教授) ・ 渡辺 信治(老人保健施設「静耕」)
<五十音順>
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小説家と政治家

2008-03-27 09:00:00 | シチズンシップ教育
小説家と政治家は、似ていることに気付いた。というのは、ある本との出合い。

3/25の予算特別委員会で、会派友愛中央の態度表明文を書いた私は、もっとうまく書けなかったかと、自問自答。昨日3/26の昼の保育園の健康診断の帰りに、いつもの古本屋に寄った。

なにか、ハウ・ツーもんでもないかなと。

手にしたのが、『一億三千万人のための小説教室』(高橋源一郎著、岩波新書)
小説とスピーチは違うかもしれないが、書くことで共通していると思ったし、いつか小説は書きたいという夢はもっていたので、買い求めた。

ページを開くと、その本に引き込まれた。
一気に読みたいと感じた。
そして、一気に読んだ。

その本で、著者はいう。
「あることを(小説のことを、でいいでしょう。あるいは、書こうとしているなにかを、もし、なにを書くか決めていなかったとしたら、いったいなにを書けばいいのかを)徹底して考えてみる。考えて、考えて、どうしようもなくなったら、まったく別の角度で考えてみる」
小説家は、人生と言うものを徹底的に見つめる。身の回りのものを、徹底的に見る。世界を徹底的に見る。
政治家は、同様に社会を見る。その問題の原因は何かを見つけようと。その問題の解決方法を見つけようとして、徹底的に見る。
そして、ついに小説家は、書くものを“つかまえ”、政治家は、政策を“つかまえる”。

つかまえるには、
「暗闇の中で目を開き、沈黙の中で耳をすます」



「小説に書けるのは、ほんとうに知っていること、だけ」
とは、言っても、
小説家は、その登場人物に実際になっているわけではない。
だれも、“南の島の住民”になってから小説を書いてはいない。
“北朝鮮に潜入してスパイ”になってから小説を書いていない。
“虫”になってから小説を書いていない。

政治家も、“寝たきりの一人暮らしの高齢者”になってから政策を作らない。
“商店街の商店経営者”になってから、
“課題を抱えた人、問題に直面する当事者”になってから、政策を作らない。

でも、小説家は、
「虫になった自分を、つかまえる。
虫になった自分を、おもしろがる。
虫になった自分のところまで、歩いていく。
虫になった自分について心配したり、こわがったり、絶叫したり、これは夢にちがいないと否定したり、しないで、それを、受け入れる。
虫になった自分を、優しく、見つめる。」

政治家も、その同様の気持ちで、
生活している立場の人に共感し、政策を生み出す。



「小説は、どちらかというと、マジメにつきあう(「交際させてください」と相手の両親に頼むみたいに)より、遊びでつきあった方が、お互いのためになる」

そういう中から、

「人というもののこころが織りなす、かけがえのない営みの結晶」として、
小説が生まれている。


いい本と出合えた、一日だった。
(政治家を語るには、百年早いのは、わかりつつも、このブログは書きました。)


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お役所言葉 改正に関して

2008-03-26 10:32:19 | 言葉について、お役所言葉
日本語は、本当に豊かである。
相手の気持ちを重んじ、やんわりと伝えることをする。それが、逆に判りづらかったりする。

お役所言葉は、知っておく方がよいと思うので、今後も、わかり次第、書いていこうと思う。

当然、言葉であり、受け取り方、解釈の仕方は、千差万別あってよい。
よって、絶対ではない、一つの考え方として、参考にしていただきたい。

*************
ある制度を『改正』する場合の、お役所言葉。

○○の見直し⇒引き下げ

○○の評価⇒引き上げ

○○の適正化⇒どちらかというと引き下げの意味合いで使用される場合が多い
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お役所言葉 決算と予算

2008-03-26 10:25:45 | 言葉について、お役所言葉
予算・決算特別委員会では、

予算案を認める場合は、「賛成する」

決算案を認める場合は、「同意する」
(決算の“認定”に対する態度を表すから)
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信なくば立たず

2008-03-26 10:07:13 | シチズンシップ教育
「信なくば立たず」孔子の言葉である。
政治が民衆の信を失えば世の中は崩れる。
食糧よりも軍備よりも、治世に大切なのは「信」だと孔子は言ったそうだ。


朝日新聞の世論調査で浮かびあがった現状では、
政治家を「信用している」という人は18%しかいない。
うち17%は「ある程度は」という留保つき。
ということは、きっぱり信を置く人は、たった1%ということか。

現代の人は、「信じなければ欺かれることはない」というむなしい処世を政治でも行っているのであろう。

作家の徳富蘆花は、「言葉を弾丸にたとえるなら、信用は火薬だ」と書いている。
火薬がなければ弾は通らない。つまり、相手に届かない。

私も、「人」が一番大切であると考えるし、人が持つもので一番大切なものは、「信」だと思う。以前も書かせていただいたが、子育てでも一番大切なものは、「子どもを信じること」。信じられて育った子こそ、人を信じることが出来る。信じることの大切さを知る。

(参照、朝日新聞 『天声人語』2008年3月25日)
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新銀行東京の問題

2008-03-26 09:40:10 | 社会問題
新銀行東京の問題が、大詰めを迎えている。
私は、詳しく調査しているわけではなく、報道で知るだけであるが、私の友達の多くは、400億の追加出資は、どぶに金を捨てるようなものと言っている。
私自身の考えは、下記社説が一番近かったのでそれを掲載しておく。

****朝日新聞社説2008年3月25日****
『与党は知事の言いなりか』
 都議会は、納税者にどう申し開きするつもりなのだろうか。
 経営難の新銀行東京に都が400億円を追加出資するという件が、都議会で可決される公算が大きくなっている。過半数を握る与党の自民、公明両党が賛成する方向だからだ。
 週末にかけて朝日新聞が都民に聞いた世論調査では、追加出資への反対や7割を超えた。石原知事の責任を指摘する声は9割に及ぶ。この猛烈な逆風に抗して賛成しようと言うのに、都議会の与党から満足な説明は聞かれない。
 新銀行は、04年、石原氏の2期目の選挙公約で設立された。都が1000億円を出資してスタートしたのに、ずさんな融資を繰り返した結果、開業からわずか3年で累積赤字が1000億円に達し、破綻寸前になってしまった。
 なぜ、こんなことになったのか。都民としては責任ある説明を聞きたいし、追加出資もみすみすドブに捨てることにならないか、心配に思うのは当然だ。使われるのは都民の税金である。
 ところが、新銀行の内部調査ではすべての責任が元経営トップらにあるとされたのに、都議会はその人物を呼んで真偽を確かめることさえしなかった。
 追加の400億円を投入すれば、本当に再建できるのか。この点でも具体的な根拠が示されたとは言い難い。これで都民に納得しろというのは、とても無理な話だろう。
 都議会は、直接選挙で選ばれる知事の行政に対し、監視する義務と責任がある。知事の与党であっても、都民に託されたこのチェック機能を果たさねばならないのだ。
 にもかかわらず、自民議員からは知事におもねるような発言が相次いだ。与党だからかばおうという気持ちなのだろうが、度を越していないか。
 公明党は、個々の議員や支持基盤のなかに追加出資を疑問視する声が少なくなかった。それがどうして容認へと流れたのか、不可解な印象はぬぐえない。
 私たちは、被害を最小限に抑えるには新銀行を清算するしかないと考える。どうしても存続させたいというなら、金融庁の検査を入れ、不良債権の規模を確定させたうえで再建への具体的なめどを示すのが先決ではないのか。
 石原氏の責任もあいまいにしていいはずがない。悪いのは元経営トップであって「私が社長ならもっと大きな銀行にしていますよ」と知事は語る。では、その人物を据えた責任者はだれなのか。
 特に指摘したいのは、昨年の知事選で新銀行がこんな状態になっているのを有権者にきちんと伝えなかったことだ。当時は正確な情報を把握していなかったと釈明しているが、選挙後になって巨額の累積赤字を公表し、追加出資がなければ破綻するというのでは、都民への背信ではないのか。
 与党にいま一度、熟慮を求める。

****転載終わり****

 追加出資には、再建できる根拠が絶対に必要であると考えます。
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がんばれ、智辯和歌山!

2008-03-25 20:43:30 | 仲間・先生
第80回選抜高校野球大会第4日は25日、甲子園球場で2回戦の3試合が、行われました。

母校、智辯和歌山は12―4で31年ぶり出場の丸子修学館(長野)に大勝したとのこと。3―4と逆転された直後の8回、一気に7点を奪っての勝利。

丁度、私達が予算審議中に、後輩達も頑張っていたんだな。
いいところまで行って、楽しませてほしい。
コメント (1)
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態度表明(予算案に対する会派友愛中央の賛否)

2008-03-25 19:15:03 | 政策・マニフェスト
 本日3/25、予算特別委員会におきまして、各会派の態度表明の後、採決に入りました。賛成者多数にて、予算特別委員会では、各予算案は、通りました。本会議は、3/28であり、ここで最終的な採決が行われる予定です。
 会派の態度表明文は、私が作らせて頂き、高橋幹事長、青木副幹事長にご承諾の下、委員会で述べさせていただきました。(まだまだ修行の足りない文章でありながら、それでも会派の意見として述べることを許可いただいた幹事長、副幹事長には、感謝致しますと共に、さらなる修練を決意致しました次第。)
 私達も提案された予算案に賛成をいたしました。

***以下は、友愛中央の態度表明****

 友愛中央の態度表明を述べます。

 今、日本社会は、耐震偽装、製品表示偽装、古紙配合率偽装など、自社の利益のみの追及が消費者を犠牲にしてでも達成させられようとしています。わが子だけがよければ、という親の思いが、モンスターペアレントとして学校教育の現場に現われています。日本社会だけではありません。自国の資源獲得を目的として、戦争が起こり、多くの人命が失われると同時に、大きな環境負荷を地球にかけています。「自分さえよければ、自社さえよければ、自国さえよければ」そのような人間のエゴが、回りまわって、自分達の首をしめ、人類が存続の危機に瀕しています。

 区長もその所信表明の冒頭部において、21世紀の人類にとって最も深刻な課題を、地球環境問題と位置づけられました。「温室効果ガス削減に向け、率先して京都議定書の削減目標を達成する。そのために、“地球規模で考え、足元から行動する”という理念の下、2012年までに二酸化炭素5%削減を目指す『中央区環境行動計画』をこの3月に策定し、区民・事業所と一体となって取り組む。」と申されましたことに、私達友愛中央も共感するところであると同時に、その実現に向け最大限の努力をして行きたいと考えております。

 本委員会に提出された新年度予算614億2404万円は、「快適・定住都心 中央区の推進」を柱に、「思いやりのある安心できるまち」「うるおいのある安全で快適なまち」「にぎわいとふれあいのある躍動するまち」を三つの基本目標として編成されています。

 私達友愛中央は、各款の審議におきまして、様々な区民福祉の増進に向けた各事業案を評価すると共に、内在する問題点を挙げさせていただきました。その問題点に対しては、解決にむけた提案を、要望の形で同時に述べさせていただいたところです。

 本区の抱える課題は、少子高齢化の進行、新たな人口流入による環境の変化に伴い、多種多様となってまいりました。「コミュニティの希薄化」「保育園や学童保育の待機児童」「きめ細かな対応が必要とされる障がいのある子達への教育や就労支援」「特養待機高齢者」「増加する認知症高齢者」など課題が山積みの中、着実な一歩を取ろうとする予算編成であったことは評価いたします。
 まちづくりに関しましては、まち全体が歴史と文化の宝庫といわれる中央区ではありますが、再開発が次々と進められています。開発に伴い、文化的価値のあるものが、消失しようとしています。そのような中、「中央区まるごとミュージアム」として都心中央区の魅力を広く全国に発信しようという試みは、文化的価値のあるものを区民自身にも再認識させるすばらしい取組みであると高く評価いたします。豊島区の文化政策懇話会では、「文化とは、人間がより良く生きようとする行為の過程とその結果であり、文化こそが都市再生を牽引する」という提言が出されました。再開発と中央区の古くからの歴史、伝統、文化がうまく融合されたまちづくりを期待するところであります。

 予算案の各事業遂行に当たりましては、委員会で何度も取り上げましたが、特に、①わかりやすく区民に情報を伝えていただく「情報公開・情報開示」の徹底、②障がいのある方々も、高齢の方々も、共に学び、働くことのできることを目指した、すべての区民による「社会参加」の実現、そして、③複雑さを増す区民ニーズに応えるために、各担当部署の壁を越えた全庁的な「連携」の下の事業遂行、産官学民の「連携」の下の事業遂行をお願いしたいと考えております。
 「連携」の面では、特に今年は、NPO法が制定されて10年目の節目の年になります。現在、本区も協働推進会議が開催され、「NPOとの連携」が検討中であります。NPOが持つ教育力・福祉力・雇用創出力を生かしつつNPOと行政が補完しあいながら事業を進める環境整備のための『NPO協働条例制定』や、NPOの財政基盤を強くする方策の実現に向けたさらなる前進に期待するところであります。
 また、平成20年度は、後期高齢者医療制度、特定健診・特定保健指導等新たな制度が始まります。日本の医療制度の大変革の時であります。これら制度の下、新しく遂行される事業を含め予算案各事業では、PDCAサイクルの下、必ず評価をし、その評価をたたき台として、次の事業展開のあり方や制度のあり方をよりよいものに作り上げていっていただきたいと考えます。

 最後に、本区の最重要課題すなわち、「築地市場再整備と築地のまちづくり」について述べます。本年夏ごろに、豊洲土壌汚染の再調査の結果報告がなされ、東京都の方針がはっきりされることになります。本区がどのような判断をとるかまさに、試金石となる時です。
 この度の予算特別委員会においても、区長ならびに中央区議会議長の「築地市場の豊洲移転は断固反対である」という意志は、ご確認させていただきました。築地市場の現在地の土地23ヘクタールにおいて築地市場を再整備していくことが、私達区議会そして行政の一番望むところです。
 政治的リーダーとしてもっとも重要な資質とは、何か。イタリア、ルネッサンス期の政治思想家マキアヴェッリは、その著書『君主論』において、「絶望的なまでの現実に対して、それでも旺盛なるビウィルトウをもって立ち向かう覚悟」であると述べています。ビウィルトウとは、勇気・気概・技量などを意味します。今、中央区そして中央区議会に一番必要なことは、まさにこの「絶望的なまでの現実に対して、それでも旺盛なるビウィルトウをもって立ち向かう覚悟」であると考えます。
 区民への十分な説明責任のもと、中央区の試金石となる平成20年度の夏の決断を行うことを切に要望致します。

 以上を申し上げまして、平成20年度中央区一般会計予算、国民健康保険事業会計予算、老人保健医療会計予算、介護保険事業会計予算、後期高齢者医療会計予算の5案に賛成いたします。

****以上、態度表明終わり****

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