岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『孤高の桜ーハンセン病を生きた人たち』 井上佳子著

2008-08-10 21:44:18 | ハンセン病
「ハンセン病」を学ぶ道筋を思案している。 「検証会議」を読みながらも、この本に入る前に読んでおかなくてならない本が あるのではないかと思っていた。 ひとつは、各療養所の写真集である。 岡山の療養所は訪問することができるが、他の療養所は見当もつかない。 見当がつかないでは、話にならない。 歴史的な写真もみておく必要がある。 療養所のように隔離された施設は、想像することができないのだ。 想像するた . . . 本文を読む

五輪開催に価値があった時代は終わった。残念ながら。

2008-08-10 09:47:46 | 世界のなかま
7月に行われたサミットをみて、「サミット」賞味期限切れました! とまとめたけれど、五輪も同様だと思わざるをえない。 五輪を国威掲揚の場にすればするほど、国威失墜の場にしようとする力が働く。 中国のような大国では、問題が噴出しやすい。 当然である。一つの国として治めること自体が矛盾なのである。 one chinaは、国家にとって至上命令だが、それはとても困難な命令なのだ。 いきおい強権が必要になる . . . 本文を読む

日曜の書評

2008-08-10 09:09:02 | 
日曜の朝の楽しみに書評読みがある。 週によって、興味の差はあるけれど、今朝の朝日新聞は興味深かい本が並んだ。 読みたい本がいくつもある。タイトルの見出しだけ紹介しよう。 『決壊』 平野啓一郎 「自由な語りで無差別殺人を思想劇に」 『壊れゆくアメリカ』 ジェイン・ジェコブス 「集団的記憶喪失が文明の暗黒へと」 『日本人のリテラシー1600から1900年』リチャード・ルビンジャー 「格差生む読み . . . 本文を読む