岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

自民自壊過程か。われわれは歴史の証人か。

2007-09-13 21:51:19 | 国民と国会と政治
現在、わたしたちが見ている政権の状態は
日本の政治史の中でどのように位置づけられるのか。
目の前の動きに翻弄されてはならない。

政権与党である自民の凋落ぶりは目を覆うばかりだが
文字通り覆っているわけにはいかない。
政権のいう「国際公約」とやらも自ら放棄している状態である。
世界が自民党と距離を置き、野党に目を向けることは間違いない。

自民は安倍氏は病気ということで、取り繕うとしているが
そのようなことが管理できない(病気の党首を放置した)党と
いうこと自体が政権担当能力のなさえである。

粛々と政治を行うというなら、新たな政治の枠組みが必要になる。
そのような視点で自民だけでなく、野党も含めた首相選びが
必要となる。
今、自民が衆議院で絶対多数というのは過去の遺産なので
今、選挙をすれば参議院と同じ結果が待っている。
すなわち、現在の国会は現在の民意を反映していない。
この点もねじれ現象である。ねじれているのは国会であり
民意ではない。
そう考えてくれば、今日本の政治がどこにあるかが明快になる。
すでに自民は野党なのである。それが選挙しないことで
ねじれになっているだけである。
そのことを前提にしなければ、今の事態は読めない。
われわれはこのような「ねじれ状態」をへて
自民の時代が終わることを、今見ているのである。


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