2016年5月28日に放映されました。
おかやま入居支援センターの理事でもある阪井ひとみさんの活動を追っています。
丹念な取材をされています。
阪井ひとみさんの活動に敬意を表します。
以下はOHKの番組案内からの転載です。
部屋を借りたくても借りられない人たちが暮らすマンション。社会のセーフティーネットからこぼれ落ちた人々と彼らのために奔走する、熱血大家さん。その日々を追う。
320万人―。日本で今、躁鬱(そううつ)病や統合失調症など、心の病にかかっている人の数だ。そのうち、精神科病院に入院している人は約32万人、1年以上の長期入院患者は20万人に上る。国は長期入院患者をできるだけ早く退院させる方針を打ち出しているが、そこには解決すべき様々な問題がある。その1つが、精神障害者に対する地域の根強い偏見。中には、退院しても劣悪な環境の部屋しか借りられない人もいる。「ただ、普通に暮らしたいー」。 そんな人たちに、救いの手を差し伸べる女性が岡山市にいる。不動産会社社長の阪井ひとみさん(56)。20年前に入居者の1人が精神障害者になったことがきっかけで、精神障害者が置かれている現状を知り、精神障害者の入居支援を始めた。8年前には、岡山市中心部に7階建ての中古マンション「サクラソウ」を1棟まるごと買い取るなど、これまで入居支援した人は1000人を超える。今では、精神障害者だけでなく、ホームレス、家族から虐待を受けた人、元受刑者など“社会的弱者”の支援も行っている。 今年4月、障害のある人もない人も共に暮らせる社会を目指した障害者差別解消法が施行された。 「社会の理解を広めたいー」 弱き人々のために走り続ける阪井さんの奮闘を追うと共に、今この国にとって、“家”とは何かを見つめる。
※画像は阪井ひとみさんのシチズン賞受賞を報じた新聞記事です。