この映画は第2次世界大戦における独ソによるモスクワ攻防戦を扱っています。
ソビエトではすでに兵力が不足しており、工兵士官学校の生徒までが駆り出されます。
いわゆる学徒出陣です。
工兵士官学校というのは日本軍にはありません。
大陸ではいかに野戦が重要だということが分かります。
前線を構成するのは、歩兵、戦車、大砲です。
援護部隊としては航空機ということになります。
現在ではさらにドローンの役割が重要になっています。
ミサイルはすでにありました。新兵器として絶大な威力を発揮しているのが映画に描かれています。
さらに地上戦の防御である塹壕、トーチカなどが資料を基に正確に再現されています。
戦闘シーンがリアルで観るのがしんどいです。
この映画を観て、ロシアの軍隊が防御に強い理由がよくわかりました。
歴史的に防衛戦で負けたことはありません(局地戦ではあります)。
ウクライナ侵攻においてもウクライナの反転攻勢をなかなか許しません。
消耗戦に強いこともあります。
愛国の意識が強く、それはロシアもウクライナも同様です。
一旦、戦争を始めてしまえばと簡単には終わりません。
その意味でプーチンの決断は世紀の愚行というしかありません。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナに平和を!