岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

映画になった『さよならテレビ』、観ました。

2020-03-22 10:52:33 | 映画・DVD 

放送局の方から勧められました。

本日(3月19日)が最終日で開幕時間が19時ということでした。

岡山市にあるシネマクレール丸の内です。

岡山市にも丸の内はあります😊

仕事帰りが仕事を抜けて見に来た業界関係者が多かったですね。

いつもと雰囲気が違いました。

 

テレビ番組として制作された時は77分でしたが劇場版は107分と30分長くなっています。

主戦場は、東海テレビの報道部です。

世間の報道をするのが報道部です。

私たちは、報道する側の社内をほとんど知りません。

第一印象:企業の事務所の大部屋とあまり変わらないと思いました。

デスクにはパソコンと書類の山。

新聞社と同じように見えます。

一人ひとりのスペースは狭く感じました。

違うのは、多くのモニターが並んでいることとマイクをつかって周知していること。

もう少し広くできればよいと思います。

 

その中での人間模様と思いを

見せれるだけ見せてやろうという企画です。

部内からは戸惑いと怒号も聞こえます。

「カメラ回すなー」と。

この言葉、よく聞きますね。

報道の現場で。

観る側にとっては痛快でもあります。

ドキュメンタリーでありながら、中心人物は3人と決まっています。

キャスター、ベテラン記者、派遣部員です。

キャスターとベテラン記者は最初から予定したと思われます。

派遣部員は、入社時に決めたように思われます。

最初は部内全体を映していて、どこにフォーカスが向いていくか混とんとした状態です。

やがて、派遣の渡辺さんが登場する頃から、視点が定まってきます。

社会人を始めたばかりの渡辺さんは、アイドルに憧れる普通の若者です。

そんな彼が、傍目からも厳しそうな報道の仕事をし始めるわけですから、なかなかうまくいきません。

契約期間が1年ということもあり実績をあげようと焦ります。

そしてミスをしてしまいます。

契約は打ち切られます。

報道部にも「働き方改革」を進めなければならないという会社からのプレッシャー(残業時間の縛り)が日々の業務に制約を与えます。

報道の質に影響しているのは明らかでした。

そして、視聴率という最大の審判者が番組編成に影響を及ぼしていることが赤裸々に映されます。

 

テレビ局には子どもたちが見学に訪れます。

テレビ局の役割を説明します。

3つあります。 

1.情報を伝える。速く正確に。

2.社会的な弱者を支援する。

3.権力を監視する。

これは東海テレビだけの指針ではないはず。

この3つの役割は繰り返し、画面に登場します。

制作者の意図はここにあると思います。

 

途中ですが一旦ここでアップいたします。

 

お読みいただきありがとうございました。

さよならテレビwiki



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