映画館に出かけるというのは3月以来です。
劇場に入ってみると感染症対策がしっかりできていました。
換気、間隔をあけた座席指定、トイレも一つ置き、細かな消毒などです。
体温測定もありました。
近くにある百貨店で感染者が出ました。
ピリピリ状態です。
それでもそここで会話が弾んでいます。やはりしゃべってしまうのですね。
映画についてです。
きつい映画だそうだけど、観ておこうと思いました。
祖父母刺殺事件に着想を得たというだけで引いてしまいます。
ネットで観ていたら10分でやめると思います。
映画館で観ているので2時間頑張りました。
長澤まさみさんが母親役をするのですが、長澤さん自身が共感できる部分が全くなかったと発言しています。
そのくらいどうしようもない母親です。
周りの人々にお金を借りまくり、誰も相手をしなくなると、息子にその役割を押し付けます。
極端な人で、息子に対しての関わりも溺愛とネグレクトを繰り返します。。
ご存知のようにこれはリアルですね。
現実にあります。
彼女には様々な依存症があります。
パチンコ、喫煙、アルコール、男、そして息子です。
これでは、常時金欠です。
住むところも不安定、セーフティネットにもかかりにくい。
もちろん、自らは支援を求めない。
そんな母親に息子は従属していきます。
そして悲惨な結末へと向かいます。
「共依存」という言葉がありますが、強烈な共依存です。
細部にこだわって作られているので、観ている方も救いがないです。
長澤まさみさんをはじめキャスト、スタッフの皆さん、きつかったと思います。
大森監督のインタビューがあります。
こちらをどうぞ。
観ておきますと視野がひろがります。
お奨めです。
お読みいただきありがとうございました。