岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

地元VS中央とは。

2005-08-13 10:46:54 | 国民と国会と政治
地方分権化が時代の趨勢であることは確かだ。
知事も力を持ってきた。
かって、知事は選挙なしに中央から任命されていたのだから、
その独立性はないに等しかった。
あっても「個性」のレベルだった。

また政党においても、同様の流れで、都道府県単位の支部が
議員と密接につながっている。

今回の自民執行部は、その関係を無視している。
中央が主導するからその通りに動けという。
目的が正しいなら手続きに無理があってもいいという。

私が自民の県連の人間と仮定すれば、そのような命令には
従わない。

現代は戦国時代ではない。
小泉氏が死ぬ気でやる。といっても死ぬわけではない。
(実際に生死の狭間にいる多くの人々に失礼だ)

反対派を、信長のように「根切り」はできないのだ。
すなわち、今の闘いで勝つにしろ、負けるにしろ、
人々は生きていく。それも選挙権を持って生きていく。
ゆえに中曽根親子のような復讐が可能なのだ。

さて、自民の中に投げ込まれた「もの」によって、自民は
どうなるのだろう。
バラバラになってしまうのか。
新たな指導者が現れ、より強力な自民になっていくのか。
(ここに小泉氏はいないだろう)

後世の歴史家の目からは、「次元の低い政治の季節」と
評価されると思う。

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