岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「松井孝治参院議員の問題提起」

2008-03-29 15:27:17 | 国民と国会と政治
毎日新聞「近聞遠見」の岩見隆夫氏の記事を読む。
今の道路特定財源をどうする与野党ということで、
福田総理が、「09年度から一般財源化を提案した」という
話を受けた松井議員が自身の意見をメルマガに
書いている。
松井議員は「福田首相の昨日の提案は評価できる内容だ。
自民党内に引き続き強力な抵抗勢力を抱えつつ提案を
行ったことを過小評価すべきではない」と書いている。
(私も松井議員のホームページで読みました)
「改革の本丸は道路特定財源の一般化と考える。いまの財政状況と、特に
医療・社会福祉の崩壊の実情を考えたときに、暫定税率の撤廃も
さることながら、巨額の道路特定財源を一般財源化することの優先度は高い」
まっとうな意見だと思う。

松井孝治議員は昨年の京都選挙区で50万超票の支持を受け再選した。
2期目である。
京都府民である私は、彼の演説を聴く機会が多い。
中京の旅館の息子という風情を残しながら、理知的でかつ真面目。
信頼に足る人物である。
京都府民からの信頼も篤い。
旧通産省出身ということもあり行政改革の必要性を強く訴える。
しかし、単なる「行政バッシング」は不毛だと言う。
彼は行政のプロの仕事を高く評価する。
もちろん、官僚制度の長所も短所を身体で知っている。

彼の心配は、「行政バッシング」で、新たに公務員となってほしい人材が
嫌気をさして遠ざかることだという(大学ではそのような傾向が明らか)。
橋下知事の発言のように、ボロクソに言われて「ガンバロー」と
思う人間はいない。
この人とともに一生懸命働こう思ってもらえるかである。

公務員に底力を与えることができるのは政治家。
政治家の指導力が必要なのだ。
これは、松井氏自身が官僚時代に橋本氏とともの仕事をしたときに
政治家の実行力のすごさを認めている。

「行政バッシング」の風は強い。
選挙でも、公務員出身は苦戦している。
行政のプロは必要なのである。
住民もメディアもしっかり見なくてはならない。

さて、私は松井議員の意見が党で大勢を占め、福田総理の提案と妥協点を
見出されることを望む。
一歩を踏み出さなくては成らない。

写真は自宅の窓から

最新の画像もっと見る