💛ウクライナに平和を💛
読むきっかけは何だったか思い出せませんが(毎日新聞書評欄?)
読み始めました。
著者の中村恵さんは、国連の高等弁務官であった緒方貞子さんの下で働いていたというキャリアの持ち主です。
この本は2022年2月16日発行となっています。
まさにロシアによるウクライナ侵攻直前です。
現在、ウクライナからの海外避難民はUNHCRのホームページでは450万人。国内避難民は700万人以上と書かれています。
ウクライナの人口の約4分の一が自宅に住むことができなくなりホームレス状態に陥っているのです。
その避難民への支援の最前線で活動しているUNHCRとはどのような組織なのか。
また責任者であった緒方貞子さんはどのような活動をされたのか、今知っておかなくてはならない情報だと思います。
緒方貞子さんは、wikiに書かれているように犬養毅の曽孫として生まれ外交官の父と共に世界の国々に移り住んでいます。
英語教育は家庭教師による「日々の鍛錬」だったそうです。
私は、彼女が聖心女子大一期生であり卒業スピーチは英語だったこと、また、日本語でのスピーチをしたのは渡辺和子さんことを初めて知りました。
ともに岡山に縁がある人ということになります(それがどうしたという話ですが)。
著者の中村恵さんは、この本を非常に読みやすくしています(若い人に読んでもらいたい)。
目次を見てみましょう。
第1章 緒方貞子という人
第2章 UNHCRを知っていますか
第3章 緒方貞子ならではこそ
第4章 緒方雅子のバトンを受け継いで
ここでは、緒方の強みということに焦点をあてて書いています。
緒方の強み1 並外れた体力
緒方の強み2 言葉の遣い方
緒方の強み3 学ぶ力
緒方の強み4 超我の奉仕
緒方の強み5 楽天性
緒方の強み6 ぶれない信念
見事ですね。読みたくなりませんか。
「国家が生命と安全と生活というものを保障できなくなった時、国家に代わって誰がどうやって面倒を見るか、
ということを采配したり工夫したりするのがUNHCR。そこでなにより大事なのは、早く動くということです」
ホント、お薦めです。
💛ウクライナに平和を💛
お読みいただきありがとうございました