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『ゼロの焦点』を観る。
日本アカデミー賞を総なめにしたそうだ。
女優陣の広末涼子、中谷美紀、木村多江。
主演・助演賞を受賞している。
もちろん、ヒロインは広末さんだが、中谷さんが迫力があった。
時代は昭和30年代の初め。
そう、『オールウエ―ズ』と同時代。
その時代はまだ敗戦の影響が色濃かった。
必死に生きる人々と時代の影の部分を扱っている。
もちろん、今の時代から見た30年代だから、ノスタルジーでもある。
戦後の時代を同時代人として体験した人々には不満が残るかもしれない。
しかし、映像はよくできていた。
特殊撮影もそれとわからないレベルで違和感がなかった。
重厚な映画という言い方もできる。
金沢や能登の風景もよくぞ集めたというほど。
韓国ロケが効果を上げたようだ。
レンガ工場のシーンは岡山の三石で撮影されている。
原作を離れてみれば、よくできている映画だった。
一見の価値はあります。
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怖い顔ですね。中谷美紀さん。
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上野駅を走る広末さん。印象的なシーンでした。
※今も満開の桜がある。