冤罪の恐怖を追体験してみましょう。
自宅に戻った僕に警察官が差し出したのは、
逮捕状だった。
家族が見守る中、
物静かな姉が励ましてくれた。
いよいよ取り調べがはじまった。
丁寧にはじまった。
事件の経緯は、逮捕2か月前の深夜、
防犯カメラの映像
1万円札を左手でもぎ取った。
入り口のドアをこじ開けるようにして逃亡していった。
そのドアに指紋か
実は佑輔さんの指紋は、「1度警察にお世話になっていた」ことから署内に残っていた。
4日後、母親と弁護士が面会に
母親は面会を許されなかった。
胸をたたいて、無実を訴えた。
弁護士に頼んで、連れて来てくれた。
弁護士は、本人に聞いた。
※この番組は富田林署逃亡事件の前に制作されていますが、面会室の様子がよくわかります。
本人に確認します。
私は絶対やっていないと否定した。
弁護士は、若い私が厳しい尋問に耐えられないと思い、黙秘権行使しかないと判断した。
その3へつづく。