北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

新感覚携帯ゲーム「コロプラ」で地域振興

2010-04-12 23:09:58 | Weblog
 札幌へ帰ってきたことを聞きつけて、かつての知人達が面白がって訪ねてきてくれます。
 
 そんななかで、昔北海道内でオートキャンプ場のネットワークづくりを一緒にやってくれたMさんが訪ねてきてくれました。

 北海道では、質の高いオートキャンプ場の連携を目指して社団法人オートリゾートネットワーク協会をつくり、管理運営上の問題と解決策を共有したりホームページを作って利用者への情報サービスなどをしてきましたが、オートキャンプ場の建設もほぼ満たされ初期の目的は達したと言うことで昨年度をもって社団法人を解散したところでした。

 ところが「もう集まって何かを必要はないね」などと言って解散してみたものの、やはり何らかの情報と心のよりどころがあった方が良いのではないだろうか、という意見も若干はあるのだとか。

 大きな組織にする必要はないけれど、ホームページを管理したり情報の橋渡しをするくらいの機能があるだけで、利用者にとってのサービスが向上するというわけです。

「あると存在が当たり前になってしまって『もう必要ない』という議論が出てくるけれど、実際になくしてみると『ああ、こんなこともやってくれていたのか』と気づいたりするのかも知れませんね」

 組織としては要らないけれど、機能としてはあったほうが良い、ということがあるかもしれません。それを維持するだけの力と経済的能力をどうやって担保するかが鍵ですが。

    ※    ※    ※    ※

 そんな最近の出来事を聞かされた後で最近のマイブームの話になりました。

「最近はまっているものってなにかありますか?」するとMさんは「私はツイッターとコロプラですね。ツイッターはiphoneにしてから俄然楽しくなりましたよ」と教えてくれました。
「ツイッターは分かりますが、コロプラってなんですか?」

するとMさん、「よくぞ訊いてくれました。これは地域振興をするうえで画期的なツールになる可能性を感じているんです」とだいぶ惚れ込んでいる様子。

 コロプラとは、「コロニーな生活☆PLUS」の略で、GPS機能のついた携帯電話で位置登録をして、移動した距離を1kmにつき1プラという仮想の貨幣単位で表してプラを溜めコロニーを発展させるという新感覚の無料携帯ゲーム(通信料はかかる)です。

 http://pc.colopl.jp/pages/wl/welcome.html?p=g2





「これがあると、出発前に位置登録をして目標地点に着いたところで再度位置登録をすればプラが溜まっていくというわけです。ドライブや仕事で遠くへ行くのが苦にならないというか楽しくなるんです」

 おまけにご近所でコロプラをしている人とのコミュニケーションが出来たり、人知れず質の高いおみやげ屋さんをこっそり紹介もしてくれると言います。

 最近は「コロカ」というカードも出来て、紹介したおみやげ屋さんの指定の品を買わないともらえないというレアなカードを求めて、ちょっとしたブームになっているのだそう。

 さらに面白いのは、コロニーを育てる上で必要な資源がなくなると、誰かが寄付をしてくれるというシステムです。ゲームをやり始めてピンチの時には誰かが助けてくれるという恩を感じた参加者は、プレイを続けてある程度の資産や資源が溜まったところで誰かを助けたくなるものなんだとか。

 これって二宮尊徳の報徳の教えの中の「推譲(すいじょう)の精神」ではないか、と思ったりもしたのですが、ゲームに推譲の精神を盛り込むセンスは単なるゲームやさんの発想を超えています。

 早速私も参加してコロニー形成の一員となってみました。さて、どんな思いが生まれることでしょう?やってみて初めて分かるということってありますからね。
コメント (1)
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