北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

おやじの会の総会

2010-04-24 23:06:46 | Weblog
 札幌へ三年ぶりに帰ってきたので、早速以前関わっていた地域活動も復活。今日は地元中学校の「おやじの会」の総会です。

 三年ぶりということで懐かしく迎えてくれる人もたくさんいて、仲間の元へ帰ってきた感じがひしひしとします。

 おやじの会って、幼稚園や小学校ではよくあるのですが中学校でのおやじの会は珍しいのです。それは一つには、子供が大きくなると父親も人生で一番仕事が充実していて忙しい時期に重なること、そして二つ目には、子供も多感になり父親との会話が成立しない時期でもあるということなのだと思います。

 学校側も最近では学校評議員制度などを作って地域社会との連携を深めようとしていますが、逆に地域から先に学校側にコミットしようとして10年前にできたのがこのおやじの会なのです。

 親との連携ではPTAもありますが、こちらは大抵母親の会になっているということと、子供が学校を卒業してしまうと関わる術が無くなってしまいます。

 おやじの会ではOB会員を認めていて、卒業してもこの会で培った地域ネットワークをずっと大事にして楽しんでいこうということにしています。ただし会長だけは子供が学校に在籍している現役父親でなくてはなりません。会が新鮮さを失わずに、しかもOBが率先して会を支えるという実に美しい構造です。

 今日は年度初めの総会と懇親会が行われましたが、総会には校長先生、教頭先生、転勤した前教頭先生、また会員となった先生たちも参加してくださって総勢40名くらいが集まった賑やかな会となりました。

 校長先生も教頭先生も、この中学校での自慢がこの会であることや、新任の先生にとっては「おやじの会」がある中学校としてドキドキしているという挨拶があって、会場が沸きました。

 会も満十年を過ぎ、いよいよ充実してきたようです。




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 総会では今年の役員を決めるのですが、会長はだいたい前会長からの指名ですんなりと決まっています。

 そして環境委員、交流委員、広報委員の委員長は会長からの独断による指名で決まり、指名を拒否してはならないという伝統と慣習があります。

「委員長を指名するのには、本人に『指名しても良い?』と訊かなくていいんですよ。会長の独断による指名は拒否出来ないから」と新会長にアドバイスをした人自身も交流委員長に指名されて爆笑を誘っていました。

 また、同じ職場にいながらお互いに知らなかった人に出会えたり、友達が増えるのもこういう会にいることの喜びです。

 今日は10年くらい前に一緒に仕事をした緑のプロと会えました。挨拶をしていて(あ~、Sさんだ)と気づきお互いに懐かしく旧交を温めました。

 総会の後の懇親会でも盛り上がって、「中学校の校内に植えられている樹木の手入れが悪いよね」という話で意見が一致して、「おやじの会で樹木剪定講習会と剪定を実施しましょう」という話で盛り上がりました。

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 その一方で、以前一緒に活動していた仲間が会社の合併で千葉県に単身赴任になってしまったとも聞きました。

 社会の変化は仲間達にもいろいろな変化を招いています。
コメント
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