北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

札幌で献血してみる

2010-04-17 23:15:45 | Weblog
 こちらへ帰ってくる直前に東京の血液センターから手紙が届きました。

 中身は、「あなたの血液と同じHLAの型を持つ患者さんが血液を必要としています。4月1日から30日の間で献血をしていただけるドナーを募集しています」という趣旨のものでした。

 血液にA型、B型、AB型、O型があるように、白血球や血小板にもHLA(ヒト白血球抗原)と呼ばれる血液の方が無数にあり、輸血に関係する型は、A、C、B座でこれらの適合率は数百人~数万人に一人といわれています。

 特定の病気治療のために血小板を繰り返して輸血を続けると、血小板上にあるHLAに対する抗体ができて輸血された血小板がこわされて効果があがらなくなることがあります。

 そこでこのような患者さんにはHLAを適合させた血小板(HLA適合血小板)が必要となるわけです。

 私の場合は既にHLA登録に同意していたのですが、この型にあう患者さんが血液を必要としていたので声がかかったというわけです。

 声がかかった時期が悪くて丁度引っ越しの時期だったために、迷った末に「4月1日ならできますが・・・」と連絡してみたところ、「すみません、1日は既に応募されている型がいて埋まっています。お願いしたいのは3日と・・・」ということで、こちらが対応できる日はなく、今回は断念したのでした。

  *    *    *    *    *

 早速昨日はこちらでも献血をしてみました。土曜日は結構混雑していましたが、成分献血を受けながら看護師さんからは「恐縮ですが、よろしければゴールデンウィーク中の予約をしていただけないでしょうか」というお願いをされました。

 4月29日から5月6日までのゴールデンウィーク中も、血液センターが休むのは5月2日の日曜日のみ。血小板などの成分献血は3日しかもたないので、常に新しい献血が求められます。今日は住所変更をしたので今後はなにかあれば連絡が届くことでしょう。


 ところで最近は20代の若者の献血が減っているのだそうで、これからが心配です。

 厚労省によると、10―20代の献血率は1980年代まで15―20%で推移していましたが、その後年々減少し、近年は6―8%。高校生に限ると4%程度にとどまっているのだとか。

「若いうちに献血を経験しない人は成人後も献血しない傾向がある」とも言われるので若いうちの当たり前に献血が入らないと将来が心配です。



 献血をすると記念品と称して歯磨き粉や石けんなど過大なプレゼントをくれるのでいつも辞退していたのですが、今回の札幌ではカップヌードルが一個だけ。

 シンプルで嬉しかったのでいただいてきました。こんなのでいいんですよ
、本当に。

 
コメント
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