すでに地元の新聞などには報道が出されていますが、去る12月26日の月曜日に、フィットネスセンター利用者による二団体と市長との会談が開かれました。
席上市側から、フィットネスセンターを廃止するにあたっての利用者に対する激変緩和措置の提案がなされました。
その案とは下記のとおりです。
【市側からの対応措置案】
1 釧路市フィットネスセンター利用者(プール)の受け入れ施設としての釧路市鳥取温水プールの施設整備と体制強化
(1)水中歩行関係の施設対応
①水中歩行専用コースを拡充します(現行1レーンから2レーンへ)
②その内、1レーンにプールフロア(水深を浅くする可動式調整台)を設置し、水深を概ね1.1メートルに調整するとともに床面をフラット化します
③利用者の集中時間帯等において、その利用状況に応じたレーン設定など、必要な対応を指定管理者と協議し取っていきます
(2)施設及び設備関係の整備
①男女のシャワーブースを各3箇所から4箇所に増設
②男女更衣室内のロッカーを改修(各160箇所全て使用できるよう整備)
③男女トイレ(個室内)を全て洋式化に改修
④プール室内の休憩用椅子の更新整備 など
(3)管理運営体制の強化
①繁忙期における利用変動の把握に努め、指定管理者と協議し、必要となる管理体制について対応を取っていきます
②利用者増に対応し、開館日の拡大を図るため、休館日について月2回を基本に当面運営し、利用動向を見極めていきます
(現行休館日:毎週月曜日)
※当面、試行として4月~9月を実施(利用実態を踏まえ下期対応)
2 釧路市フィットネスセンター利用者(プール)の皆さんへの対応
(激変緩和の対策)
(1)釧路市鳥取温水プール利用への切替者(とりわけ橋南地区居住利用者)への対応として移動手段の確保 ※自家用車利用者除く
①市内バス事業者に運行委託 - 1年間
②運行予定 - MOOと鳥取温水プール間を1日3往復運行
③対象者 - フィットネスセンター利用会員であった方で鳥取温水プールへの利用切替者
※4月~9月(上期)の運行実績を見て、下期の運行計画を調整
(2)民間プール利用への切替者への対応として民間プール会員料金の一部助成(1年間)
①対象者 - 現フィットネスセンター利用会員で65歳以上の方で市内民間プール会員に切り替えられた方
②具体的助成案- 1人(年間)8,640円助成
3 釧路市フィットネスセンター、あとスペースの活用について
1.基本的検討方向
(1)MOOの商業施設との連動性
(2)にぎわいの創出、中心市街地の活性化に寄与
(3)全天候型空間としての有効活用
2.活用プランの検討の進め方
(1)庁内ワーキングチームの設置(12月)、プラン案の検討
(2)「市民委員会」による検討、基本構想(市民提言)の取りまとめ
(3)平成24年度の早い段階での実施設計着手
以上です。
※ ※ ※ ※ ※
これだけの対応を行うとすると、年額で千数百万円ほどの費用がかかると思われます。
しかし、下記のグラフを見ても、現状の利用を続けると年間7千万円もの補てんが必要になり、利用者団体からの提案でも数千万円程度の赤字が見込まれます。市財政にとってはかなり大きな負担と言わざるを得ません。
利用者団体からは、条例案否決の重みをどう考えるか、などといった質問がなされ、市側からは、議会の判断は重く受け止めつつ丁寧な説明に努めたいという考えが示されました。
この日の会談では議論は互いに並行線でしたが、話し合いを継続することでは一致しました。
年明けに再び意見を交換する機会を持たせていただきたいと思います。
【全体の収支構造比較試算】
【施設運営費の内訳試算】
席上市側から、フィットネスセンターを廃止するにあたっての利用者に対する激変緩和措置の提案がなされました。
その案とは下記のとおりです。
【市側からの対応措置案】
1 釧路市フィットネスセンター利用者(プール)の受け入れ施設としての釧路市鳥取温水プールの施設整備と体制強化
(1)水中歩行関係の施設対応
①水中歩行専用コースを拡充します(現行1レーンから2レーンへ)
②その内、1レーンにプールフロア(水深を浅くする可動式調整台)を設置し、水深を概ね1.1メートルに調整するとともに床面をフラット化します
③利用者の集中時間帯等において、その利用状況に応じたレーン設定など、必要な対応を指定管理者と協議し取っていきます
(2)施設及び設備関係の整備
①男女のシャワーブースを各3箇所から4箇所に増設
②男女更衣室内のロッカーを改修(各160箇所全て使用できるよう整備)
③男女トイレ(個室内)を全て洋式化に改修
④プール室内の休憩用椅子の更新整備 など
(3)管理運営体制の強化
①繁忙期における利用変動の把握に努め、指定管理者と協議し、必要となる管理体制について対応を取っていきます
②利用者増に対応し、開館日の拡大を図るため、休館日について月2回を基本に当面運営し、利用動向を見極めていきます
(現行休館日:毎週月曜日)
※当面、試行として4月~9月を実施(利用実態を踏まえ下期対応)
2 釧路市フィットネスセンター利用者(プール)の皆さんへの対応
(激変緩和の対策)
(1)釧路市鳥取温水プール利用への切替者(とりわけ橋南地区居住利用者)への対応として移動手段の確保 ※自家用車利用者除く
①市内バス事業者に運行委託 - 1年間
②運行予定 - MOOと鳥取温水プール間を1日3往復運行
③対象者 - フィットネスセンター利用会員であった方で鳥取温水プールへの利用切替者
※4月~9月(上期)の運行実績を見て、下期の運行計画を調整
(2)民間プール利用への切替者への対応として民間プール会員料金の一部助成(1年間)
①対象者 - 現フィットネスセンター利用会員で65歳以上の方で市内民間プール会員に切り替えられた方
②具体的助成案- 1人(年間)8,640円助成
3 釧路市フィットネスセンター、あとスペースの活用について
1.基本的検討方向
(1)MOOの商業施設との連動性
(2)にぎわいの創出、中心市街地の活性化に寄与
(3)全天候型空間としての有効活用
2.活用プランの検討の進め方
(1)庁内ワーキングチームの設置(12月)、プラン案の検討
(2)「市民委員会」による検討、基本構想(市民提言)の取りまとめ
(3)平成24年度の早い段階での実施設計着手
以上です。
※ ※ ※ ※ ※
これだけの対応を行うとすると、年額で千数百万円ほどの費用がかかると思われます。
しかし、下記のグラフを見ても、現状の利用を続けると年間7千万円もの補てんが必要になり、利用者団体からの提案でも数千万円程度の赤字が見込まれます。市財政にとってはかなり大きな負担と言わざるを得ません。
利用者団体からは、条例案否決の重みをどう考えるか、などといった質問がなされ、市側からは、議会の判断は重く受け止めつつ丁寧な説明に努めたいという考えが示されました。
この日の会談では議論は互いに並行線でしたが、話し合いを継続することでは一致しました。
年明けに再び意見を交換する機会を持たせていただきたいと思います。
【全体の収支構造比較試算】
【施設運営費の内訳試算】