来年度予算の政府原案が閣議決定されました。
いよいよ年明けからこの予算案に対する国会での質疑応答が繰り広げられることになることでしょう。
政府の予算案に関しては、衆参二院制があっても衆議院での議決が優先されるということになっていますが、この予算案を執行するための関連法案に関しては衆議院の優越は適用されないために、予算案が通ってもそれを執行出来ないという膠着状態に陥ることが十分に予想されます。
そこで予算案の通過と共にいつかの時点で解散総選挙を行って国民の信を問わなくてはならないのではないか、という論調も出てくるのです。
国家財政の逼迫と消費税率のアップやTPP問題、年金や原発など、国民自身がそろそろ覚醒して方向性を一人ひとりが責任を持った発言をすることが求められる時代になりつつあるような気がします。
※ ※ ※ ※
さて、こと釧路に関する来年度予算では、釧路港の国際バルク港としての整備着手が見送られることとなりました。
来年度は主にバルク港化に向けた調査を行う要求をしていたのですが、どうやらバルク港としての整備は認められず、その前段の調査をしなさいという決着になった模様です。
一部新聞には、予算担当者の弁として「バルク港が指定されたからと言って、そのまま整備になるとは限らない」という発言を紹介する形で、将来性についても疑問を投げかけていますが、これはやや論点がずれているように思います。
3.11による復興を行わなければならないことは分かりますが、そのための事業とそれに対する財源は今回手当をしたはずで、淡々粛々と行われることが期待されます。
港湾行政に関しては、これまで多くの港に配分されていた予算を『選択と集中』の名の下に、民主党政府が掲げる新成長戦略(平成22年6月18日閣議決定)の重要施策として位置づけられたのが国際バルク戦略であるわけで、その重要性はいささかも低下したものではありません。
また全部で十港あるバルク選定港のうち、要求準備が整ったのは釧路港だけで、他の港よりも熟度が高いわけで、私個人としても採択されなかったことについて理解ができずにいます。
今後はおそらく国土交通省や北海道開発局と調整をはかりながら現状分析や今後の方針について議論がなされなくてはなりますまい。
なんだかどこでどのように国の意思が発現しているのかがわかりにくい世の中になりました。
いよいよ年明けからこの予算案に対する国会での質疑応答が繰り広げられることになることでしょう。
政府の予算案に関しては、衆参二院制があっても衆議院での議決が優先されるということになっていますが、この予算案を執行するための関連法案に関しては衆議院の優越は適用されないために、予算案が通ってもそれを執行出来ないという膠着状態に陥ることが十分に予想されます。
そこで予算案の通過と共にいつかの時点で解散総選挙を行って国民の信を問わなくてはならないのではないか、という論調も出てくるのです。
国家財政の逼迫と消費税率のアップやTPP問題、年金や原発など、国民自身がそろそろ覚醒して方向性を一人ひとりが責任を持った発言をすることが求められる時代になりつつあるような気がします。
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さて、こと釧路に関する来年度予算では、釧路港の国際バルク港としての整備着手が見送られることとなりました。
来年度は主にバルク港化に向けた調査を行う要求をしていたのですが、どうやらバルク港としての整備は認められず、その前段の調査をしなさいという決着になった模様です。
一部新聞には、予算担当者の弁として「バルク港が指定されたからと言って、そのまま整備になるとは限らない」という発言を紹介する形で、将来性についても疑問を投げかけていますが、これはやや論点がずれているように思います。
3.11による復興を行わなければならないことは分かりますが、そのための事業とそれに対する財源は今回手当をしたはずで、淡々粛々と行われることが期待されます。
港湾行政に関しては、これまで多くの港に配分されていた予算を『選択と集中』の名の下に、民主党政府が掲げる新成長戦略(平成22年6月18日閣議決定)の重要施策として位置づけられたのが国際バルク戦略であるわけで、その重要性はいささかも低下したものではありません。
また全部で十港あるバルク選定港のうち、要求準備が整ったのは釧路港だけで、他の港よりも熟度が高いわけで、私個人としても採択されなかったことについて理解ができずにいます。
今後はおそらく国土交通省や北海道開発局と調整をはかりながら現状分析や今後の方針について議論がなされなくてはなりますまい。
なんだかどこでどのように国の意思が発現しているのかがわかりにくい世の中になりました。