ある新聞社の方から電話があって、「明日の夕刊に、環境大臣の発表として、世界自然遺産の候補としていくつかの対象を国として調査するという記事を出します。その中にマリモの阿寒湖も候補に入っているようです」と連絡がありました。
「はあ、そうですか。しかし今の段階で国が調査を始めるというのはどういう理由なんでしょうか」
「うーん、国として次の世界自然遺産の候補をいくつか考える上で、学術的な知見が溜まってきたのでまずは調査をするということじゃないでしょうか」
「うーん、そうですか。まずは分かりました。心の準備をしておきます」
そういって電話を切った後に、とりあえず市長に報告をしておいて、「もしかしたらマスコミからこの件に対して訊かれることがあるかもしれません」と言っておきました。
すると夕方になって市長が私の部屋に来て、「さっきのマリモの話は明日という事だったけれど、さっき新聞記者が来て訊かれたよ」とのこと。
「ええ?日付を間違えましたかね」
「まあいいけど、コメントを求められたから、マリモの特別天然記念物指定60年の記念の年なので、喜ばしいことだと思うけど、まずは情報を収集したいですね、と答えておいたよ」
「訊かれたのはそれだけでしたか」
「はは、『これで自然遺産化の動きは進展しますか?』とも訊かれたよ。でもそれは時期が必要だよな」
どうやら国としても次の世界自然遺産の候補を求めているようです。
マリモはその正体が良くわからなかった存在なのですが、何年にもわたる研究によってその実態が次第に明らかになりつつあります。
まずは学術的な論文を集めて科学的な事実と知見を貯めることが先決のようです。
なんだか周りの方が騒がしくなってきましたが、こういう動きを注視しつつ実のある活動にしてゆきたいものですね。
「はあ、そうですか。しかし今の段階で国が調査を始めるというのはどういう理由なんでしょうか」
「うーん、国として次の世界自然遺産の候補をいくつか考える上で、学術的な知見が溜まってきたのでまずは調査をするということじゃないでしょうか」
「うーん、そうですか。まずは分かりました。心の準備をしておきます」
そういって電話を切った後に、とりあえず市長に報告をしておいて、「もしかしたらマスコミからこの件に対して訊かれることがあるかもしれません」と言っておきました。
すると夕方になって市長が私の部屋に来て、「さっきのマリモの話は明日という事だったけれど、さっき新聞記者が来て訊かれたよ」とのこと。
「ええ?日付を間違えましたかね」
「まあいいけど、コメントを求められたから、マリモの特別天然記念物指定60年の記念の年なので、喜ばしいことだと思うけど、まずは情報を収集したいですね、と答えておいたよ」
「訊かれたのはそれだけでしたか」
「はは、『これで自然遺産化の動きは進展しますか?』とも訊かれたよ。でもそれは時期が必要だよな」
どうやら国としても次の世界自然遺産の候補を求めているようです。
マリモはその正体が良くわからなかった存在なのですが、何年にもわたる研究によってその実態が次第に明らかになりつつあります。
まずは学術的な論文を集めて科学的な事実と知見を貯めることが先決のようです。
なんだか周りの方が騒がしくなってきましたが、こういう動きを注視しつつ実のある活動にしてゆきたいものですね。