北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

釣りで人を釣る

2012-02-01 23:45:08 | Weblog
 ある企業経営者にして釣りの世界ではちょっと知られたAさんとお話をする機会がありました。

 彼自身、地元道東で何十年も釣りをしてきた方ですが、このAさんが釣りで知り合った東京の友人が、今度道東へ移住することになった、という話を聞きました。

「それって釣りがきっかけだったのですか」
「ええ、道東に釣りに連れて行ったらすっかり気に入ってしまって、移住することに決めたというんです」

「移住は良いですが、どうやって稼ぐつもりなんですか」
「その方はある種のデザイナーとしては知られた方で、ブランドのショップを何店か展開しているので東京を離れてもビジネスにはなるみたいですね」

「なるほど、そういう才能のある方で、別に東京にいなくてもネットが繋がってさえいれば稼げるという人が、釣りを醍醐味にして移住してくるというのは夢がありますね」
「ええ、その方は仲間を誘ってみんなで釣りをしたいという思いもあるようで、『ここにデザイナー村をつくりたい』とまで言っているようですよ」


    ※     ※     ※     ※     ※





 ただ人口が増えるのではなく、稼げる才能のある天才を何人か呼ぶだけで町のイメージは変わり、収入も増えるものです。

 アメリカのシアトルにはビル・ゲイツとイチローという二人の天才がいて、この二人が東海岸の田舎町のイメージを変えた、という人がいました。

 投資をしてでも来てもらうに値する天才を探して、地元のファンになってもらい、実際に移住してもらうなんてことができれば、画期的な地域活性化になることでしょうね。

 道東の釣りなんて、実はそうした天才たちの心を動かす大きな魅力の一つになるのだと思います。

 関係者が連携して、トイレや道路、休憩所などのバックアップ施設を充実させて、さらには管理人制度をつくって適切な利用の誘導や違反の摘発などを行うなど、釣り環境を改善させるなどというのも有望な地域おこしにつながりそうです。

 「天才を呼べ!」

 道東だったら、釣りで人を釣れるのかもしれませんぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする