北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

過疎地の健康と予防医学~ヨガで痛いアゴも治る?

2016-03-11 23:46:56 | Weblog

 フェイスブックを見ていたら、豊富の友人の"まなみん"こと中島まなみさんのヨガ教室が稚内市内で開かれるとのことで、興味を持って参加してみました。

 まなみんは愛知県に家があるのですが、アトピーの湯治のために豊富を訪れて今ではこの地に移住してしまいました。

「湯治は今でも続いているの?」
「湯治はもういいんです」

「え?じゃあどうして豊富にいるの?」
「今は人生のテーマが『過疎地における予防医学、健康増進』だからです!ヨガをやることで、お年寄りがどんどん元気になるんですよ」

「へえ、そうなんだ」
「目標は生涯現役。三つの目標があるんです。①自分の足で最後の日まで歩く、②自分でトイレに行く、③自分の口から自分でご飯を食べる、です。最近は四つ目の目標が出てきて、④自分で棺桶に入る、というのも足そうかと」

「ははは、棺桶に自分で入ったら生き返っちゃうんじゃないの」
「ええ、最近の棺桶は板が高いから二回またがなきゃならんね、って笑ってます(笑)」


       ◆   ◆  


 ヨガ教室は今夜は二十人くらいが参加していました。ほとんどが女性で男性は私ともう一人の二人だけ。

 でもヨガの指導は真剣そのもので、おしりの筋肉のこわばりを解きほぐすところから股関節の可動域を広げる運動、全身の筋肉を緊張させて弛緩させるという組み合わせで全身の筋肉を整えてゆきます。

「ヨガの行きつくところは"愛"ですから。生きていることを楽しんで実感してくださいね」

 まなみん先生、指導の間はずっとポイントや注意点を声に出していましたが最後まで発声の力が落ちるようなことはありません。一時間半話しっぱなしですが実に力強い。これもヨガの力でしょうか。


「小松さん、顎が痛いって書かれていたじゃないですか」
「そうなんです。まだ少し痛いのよ」

「それって骨盤の歪みを直すと良くなりますよ」

 そう言ってごく簡便な骨盤の矯正動作を教えてもらいました。今日のヨガ教室の経験で、体の健康についていろいろと考えさせられました。

 人口が少ないところでは医療施設が十分とは言えないので、病院に行く手前の病気予防と健康づくりがとても大事になります。単なる型を覚えるだけではなく、体のどこに作用しているかをしっかり理解してイメージしておくことが大事なのだそう。

 男性の方が筋肉が固い分、効果的なんだそうですよ。ちょっと興味が湧いてきました。

 

コメント
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