北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

研修の余禄 ~ 若者の声を聞く機会がもてる

2021-11-11 22:58:28 | Weblog

 今日も一日函館周辺の関係者をめぐって挨拶やら営業やら。

 函館開発建設部では、挨拶のついでに今年私が講師を務めた研修の受講生を訪ね歩いて、私の講義の印象や研修の成果について聞いて回りました。

 私の場合、研修の講義の中で受講生に対して「転勤した先の一日を無駄にせずに、積極的に地域を見て回る方が良い」ということを強調します。
 
 つまり単身赴任をしている方には、週末に家族のいるところへ簡単に戻るのではなく、たまには現地に残って地域のイベントを体験したり、地域の名所や名店を訪ね歩いて地域を理解しましょうよ、ということ。

 これって、住んでいるあるいは仕事をする地域のことを自分自身の時間と体力とお金でもっと知りなさい、ということなのですが、最近ではこんなことを職場の上司が口にすると「祭日も地域を歩けというのは職務命令ですか?休日出勤の対象になりますか?」などという質問や批判も出そうな、ちょっと嫌な時代です。

 なので、職場の中での職員の育成も良いけれど、たまには外部講師に職員のあるべき姿を語ってもらうことも意義のあることです。


 今日話を伺ったまだ若い職員は、今年の春に函館に赴任してきたそうですが、こじんまりした町が大いに気に入っているそう。

 そして「来たときはよそ者なのであまり動き回らずに大人しくしていよう」と思ったそうなのですが、研修を受けて「そうか、そんなに遠慮することはないのだ」という事に思うことができて、今では買い物などで人と触れ合うときの何気ない会話を大いに楽しめるようになったとのことです。
 
 研修も「話を聞いて良かった」というだけではなく、実際に少しでも行動変容があると意味が増します。

 実際に受講者に会って話を聞くと、研修講義を思い出してくれることもあれば、私の方も若い人たちの意見にインスパイアされるところがあってお互いに意義深い時間になりました。

 人と会うのは楽しいと思える時間です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする