北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

半年ぶりのご対面

2022-02-12 21:47:22 | Weblog

 

 今も中国に赴任中の次女の旦那さんが春節を利用して一時帰国してくれました。

 昨年6月に子供が生まれて以来、次女と子供(私にとっては孫)はずっと札幌で同居していて、旦那さんが娘と子供に会うのは約半年ぶりのことです。

 日本には既に先週入国していましたが、飛行機を降りた成田でそのままコロナの隔離期間に入っていたものです。

 ただ隔離期間は、始めは2週間と言われたものが10日になり、最後には1週間で開放され、札幌には予定よりも1週間早く到着して子供の顔を見ることができたのです。

 娘はこれまでもスマホのテレビ電話で子供にお父さんの顔を見せていたとは言いますが、やはりバーチャルお父ちゃんとリアルお父ちゃんは全く別物。

 娘と一緒に甲斐甲斐しく世話をしているうちにすぐに慣れて笑顔も見られるようになりましたが、ちょっと疲れたり機嫌が悪くなるとたちまち泣き顔に。。

 体重も倍以上になった息子との久しぶりの対面で抱き方もおぼつかない感じですが、これからの2週間の滞在中にせいぜい慣れてもらわなくてはなりません。

 後々子供に語り継ぐ、コロナに翻弄された人生の歴史の一コマと言えるかもしれません。
 

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僕はいつだって美味しいコーヒーが飲める

2022-02-10 22:53:06 | Weblog

 

 先日、妻が「コーヒー豆を安く売っているところがあるから買ってきて」とお使いの指令がありました。

 欲しい豆の種類と袋の数のメモを受けて、コーヒー屋さんに行きその豆を買ってきた私。

 翌日の朝、コーヒーの良い香りがして出されたコーヒーはほど良い苦みと酸味のバランスが良く美味しいコーヒーでした。

「やっぱり良い豆のコーヒーは美味しいねえ」というと、妻は「それ、スーパーで買った昨日飲んだ豆と同じやつだよ」と大笑い。

「えー?昨日買った豆をすぐに飲ませてくれたんじゃないの?」
「まだ開封した豆が残っているんだからそんなわけないでしょ(笑)」

 妻はさらに「今のあなただったらインスタントコーヒーを出しても、『これ、美味いなあ』って言いそう」と大爆笑。

 いやはや思い込みは恐ろしい。すっかり前日に買った高級な豆のコーヒーを飲ませてくれたものと思い込んでしまい、ひとたびそう思い込めば普通の豆のコーヒーでも美味しく感じてしまうのです。

 思い込めば偽薬でも効くということを「プラシーボ効果」と言いますが、気は持ちようということでしょうか。

 そう言うと妻はにっこり笑って、「あなたはコーヒーの味はどうでもいいんじゃないの」と一言。

 ううむ、僕だけ粉のインスタントコーヒーにされそうですぅ。
 

 

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大雪でピンチ…はチャンス ~ 雪国で暮らすという事の当たり前を問う

2022-02-09 22:47:01 | Weblog

 まあ今年の札幌は雪が多くて難渋する声が溢れかえっています。

 過去には、今年と同等の大雪の年だってあったわけですが、その頃はまだ潤沢な公共事業費や余るほどの建設機械と労働力による力業(ちからわざ)で雪を取り除いて日常生活を維持してきたのです。

 ところが時代を経る中で、高齢化社会のために多くの税金を社会保障や医療・介護などにより多くあてがう一方、相対的に公共事業費は削減の流れになりまず予算が減りました。

 そうなると次に、少ない公共事業費では重機やダンプなどの建設機械を維持しきれなくなりこれらの数やそれを扱うオペレーターや運転手が減る。

 また少子化に伴って、建設業に携わる若い人たちが減ってきており重機以外の労働力も時代とともに減少してきます。

 これらはもうすでに、"予算を増やして補えるレベル"を超えているように思われます。

 つまり、これからはたとえ税金を増やしてもこれまでのように、朝起きたときには降った雪を除雪してくれてあり、溜まった雪も適切な時期に運搬排雪してくれるというような行政サービスは期待できない時期に近づいていると言えるでしょう。

 住民が雪に対する関心とお金をもう少し拠出する形での取り組みに参加をしなくてはならない時代になりつつあるし、もはや行政ももう少し強い形でそのことを表明せざるを得ない段階が近づいていると思うのです。

     ◆


 そもそも住宅地でも気の利いた人たちは、民間除排雪サービスを年間10回で3~4万円で契約していて、生活道路の雪を敷地の地先に積み上げておいてそれを運んでもらうという形で地域貢献しています。

 また札幌市では地域の街区公園などで地域で覚書を交わして住民の地先の雪を運搬して堆積しても良いという取り組みをしているところも増えています。

【公園の雪置き場としての利用について】
 https://www.city.sapporo.jp/kensetsu/yuki/kouen.html

 まじめで体力のある住民は地先の道路の雪もせっせと公園に運んで道路管理に協力しています。

 そもそも家や店の敷地の面する道路の管理は、地先の住人や商店主が行うというのがかつては暗黙のマナーだったり地域貢献の形でした。

 今でも街中の銀行や企業さんなどは自分たちの会社の周辺道路のゴミ拾いなどをボランティアでやっているところは多いはずです。

 ところがそれがこと雪になるとどうにもそんな社会貢献の力も考えも及ばないということでしょうか。

 雪国で暮らすということの参加意識をもう少し高める工夫が必用なように思います。

 雪国のまちづくりを言い出せば、運搬排雪する先の雪捨て場を都市計画でどのように配置・確保しているのか、とか、そもそも敷地に家を建てて良い建蔽率が本州と同様の80%で良いのか、とかより俯瞰的な視野で都市を語るような議論が必要なのですが、これからはそれらに加えて、雪を運び融かすためのエネルギーとCO2対策のSDGs的な視点も必要になることでしょう。

 無駄に放出されている熱エネルギーを、より安価でより効率的に家の周りの雪を融かすようなことに振り向けるような技術開発だって必要です。

     ◆

 今日通った道路はおそらく30センチ以上の厚さで踏み固めてあるのですが、これってそろそろ暖気が入ると一気に緩んでたちまち車のタイヤがぬかるんでしまうレベルです。

 そもそもは、厳冬期は踏み固めておいて暖気が入る頃にこれを削って運搬排雪することで対応するという管理水準なのでしょうが、今年のように雪が多くて運搬排雪能力が間に合わない状況では、一たび暖気が入ると全市的にスタックして渋滞の山になることが予想されます。

 行政的には批判されるピンチですが、ピンチな時こそチャンスでもあるはずで、人々の関心が雪に寄せられている今こそ、どうあるべきかの有識者会議とか、マスコミを交えて建設的で前向きな議論をすべきだと思うのですが…できますかねえ。

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体は動かさないとダメ ~ リハビリは辛いよ

2022-02-07 22:23:00 | Weblog

 

 怪我での入院ではご心配をおかけしています。
 
 現在はリハビリの段階になっていて、週に2回通院して手のリハビリを行っています。

 怪我は左手の親指なのですが、左手を大事にするあまり保温のための袋を被せたりして保護に努めていました。

 しかしその結果、つい左手を使わないようにして右手中心の生活時間が長くなりました。

 今リハビリの段階になって、動かさなかった左手の関節の可動域が狭くなっていることがわかり、それを元に戻すことから始めています。

 リハビリは、ハンドセラピストの先生に指導してもらって、伸びにくい関節を伸ばし、縮み切らない関節を縮ませるという練習を続けます。

 普段ならば簡単にできる指の動きができないのです。

「手を開いた状態で、人差し指だけを曲げてみてください」とリハビリの先生に言われてやってみましたが、一番上の写真のように、右手は簡単に曲がるのに左手は痛くてどうしても曲がり切りません。

 よく「リハビリは痛い」と言われますが、実際にリハビリを受ける身になって、その痛みと辛さが身に染みます。

 曲がり切らない指はその痛みを我慢して、動かすことを繰り返して元に戻すしかありません。

 リハビリの始めは手をぐっと握るのでも掌の筋肉が痛くて驚きました。

 それを掌を揉んで柔らかくするとともに、手を握り締めて握力を戻す練習をするしかありません。

 日常のごくごく簡単な動作も、ちょっと関節や筋肉を動かさなくなるだけでできなくなるものなんですね。

 高齢化社会を迎える日本では怪我が原因だけでなく、加齢に伴う運動機能の低下で、様々な日常生活のための運動機能低下がみられ、それをロコモティブシンドローム(運動器症候群)と言います。

 疲れるとかしんどいとか言っておらずに、動くうちは多少酷使してでも体を動かすことが肉体の衰えへの正しい立ち向かい方です。

 痛くて泣きそうになりますがリハビリを頑張るとともに、怪我が治ったら日常生活でも体を使うように心がけましょう。

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箸とスプーンの決定的な違い ~ 入院あるある

2022-02-03 21:50:24 | Weblog

 

 1月に思わぬ入院騒ぎになった私。

 途中からは体力も回復してきて、(病院での食事を食べることが今できる最善の仕事だ)と思い、出された食事は完食するようにしました。

 ところがそうなる前には、体力が落ちて食事が食べきれない時もありました。

 それが、体力が落ちていたときに食事をする際に、なんと箸では食べられずスプーンで食べ物を口に運ぶのがやっとでした。

 体力が回復してからは箸で元気よく食事を食べられるようになったのですが、実は気力が充実していないと箸で食事をすることは無理なのだ、と思った次第。

 それに比べるとスプーンで食べるのは余程脳を使わずに済んでいるというわけです。

 まああるときからは白いご飯が辛くなって、梅干しや練り梅、ふりかけに焼きのりというご飯の友たちのお世話になりましたが、いずれにせよ出されたものをちゃんと食べることは健康回復への王道です。

 無事退院してからは、あまり制約なくものが食べられる家での食事に感謝です。

 「なくしてわかるありがたさ 親と健康とセロテープ」by ニチバン

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将棋解説新時代 ~ AI時代、動画時代の到来で解説文化も変わる

2022-02-01 22:57:30 | Weblog


      【王将戦第三局より「毎日新聞サイト」より】

 

 私こと、将棋には全く詳しくないのですが、それでも最近の藤井聡太4冠の活躍にはワクワクする思いです。

 つい最近も、現王将保持者の渡辺明さんに藤井聡太竜王が挑む『王将戦七番勝負』は、将棋ファンだけではなく、多くの最年少記録を持つ藤井聡太ファンやアンチ藤井も巻き込んで大きな盛り上がりを見せています。

 この第一局が、私の心の故郷掛川市の二の丸茶室で行われたというのも心の琴線をかき鳴らすのですが、これまで「掛川市での対局は負けたことがない」という渡辺王将からジンクスを破壊する勝ちを奪ったり、その勢いでこれまで3連勝するなど、話題には事欠かない状態です。

 さて将棋は全く詳しくない私ですが、ネットの世界には将棋ド素人の私でも楽しめるような解説サービスがあふれています。

 先日私がみつけて(これは楽しい!)と思ったのが、『元奨励会員アユムの将棋実況』というyoutubeチャンネル。

 こちらは、著作権の関係で棋譜を書き込むことはできないのですが、毎日新聞のサイトで棋譜が見られるサービスがあるので、この両方をパソコンの画面で開いて楽しむことができました。

 『アユムの…』の方では様々な将棋の対局をライブで実況解説しているのですが、その画面上には「水匠5」という「たややんさん」という方作成のコンピューター将棋ソフトによる次の一手の評価値と現在の戦況が数値で表示されているのです。

 水匠は、前のバージョンの『水匠4』が2021年7月に行われた『第2回世界将棋AI 電竜戦TSEC』で優勝するなど、現在トップクラスの実力を持つ将棋ソフトのこと。

 これが次の一手とその後の予想棋譜を評価値の高い順番に5種類ほど選んで、今後の戦況を予想するというものです。

 次の一手にどんな可能性があって、それはどの程度戦況に影響するのかが数字で読み取れるというのは実に分かりやすい。

 いろいろなスポーツ番組でもアナウンサーの横には解説者がいて、次にこうするとどうなるかについて様々な解説をしてくれます。

 しかし聴いている分には楽しいのですが、動きの速いスポーツには一歩先の未来に対する解説にはさしたる根拠があるようには見えず、あくまでもショー的な要素の一つです。

 やはり頭脳対決での戦況の変化は手に汗握るドキドキ感があります。


       ◆


 第3局での勝負にはシンボリックな一瞬がありました。

 1、2戦で連敗した渡辺王将でしたがこの日は序盤の互角状況から中盤にかけて少しずつ戦況を有利に展開していました。

 それが先手藤井竜王が95手目に「4五桂」を打った際に、水匠5では後手渡辺王将はある一手以外は戦況が藤井竜王側に傾くという評価を出しました。

 その一手を渡辺王将が打てるかどうか…。

 毎日新聞の場面解説では有力視されていたのですが、結果的に渡辺王将はその手を指しませんでした。

 その結果、AIソフトの評価値はぐっと藤井竜王に傾きました。

 ライブ中継を同時に見ていた将棋ファンからはその瞬間、「うわー」という悲鳴に似た書き込みが溢れかえりました。

 その後もぎりぎりの攻防が続いたのですが、最後はAIソフトが読み切った29手詰めを藤井竜王が指し間違いをせず勝利。それもまたすごくて話題になりました。


 次の戦況をわかりやすくする"見える化"する解説があれば、目の前の勝負事はもっと魅力的に見せることができる。

 AI時代の到来、ネット時代の到来、ユーチューバー棋士の登場など、新しい時代は確実にやってくるんですねえ。

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