北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

LINEで処方箋受付 ~ こういう効率化はあり

2022-08-08 22:03:37 | Weblog

 

 人間ドックの胃カメラを受けた結果、逆流性食道炎を指摘されました。

 以前から胃の上部がキリキリ痛くなってはいて、内心(また逆流性食道炎になったかな)とは思っていたところでしたが、さすがに見事に見つかりました。

 指摘を受けた後に、以前にもらって残っていた薬を飲み始めてんで少しずつ改善しているのですが、薬の残りも少ないことから改めて診察を受けて薬の処方を受けました。

 私の場合、どこの病院で診てもらっても薬はここ、と処方してくれる薬局は決めています。

 お薬手帳も持っていますが、薬の処方の履歴は全部ここでやってもらうという一元化を図って健康管理の一端を担ってもらっているのです。

 
 前回薬の処方をしてもらったときに、壁に「LINEで薬の処方箋が受け付けられます」という貼り紙をみて、その薬局にLINE友達を申請しました。

 処方箋を薬局に持ってゆくと、それから調剤が始まるので待ち時間が発生しますね。
 
 それを、事前に処方箋の画像を送ることで先に調剤を始めてもらって、薬ができる時間を教えてもらいそれに合わせて薬局へ行けば、待ち時間がほとんどなく薬を受け取れるという仕組みです。

 それを今回初めてやってみました。

 
 やり方は簡単。処方箋の写真を撮って、友達である薬局に送るだけ。

 すると薬局側から「〇〇時頃に出来上がります」という連絡が来るので、それで出来上がり時間が分かります。

 処方箋の原本は必要なのでそれをもって薬局を訪ねると、以前より格段に速く薬が出てきました。

 こういう効率化は良さそうです。


 しかしこれはちゃんとしたビジネスで、LINE側では登録患者数と利用頻度に応じた料金を徴収できますし、薬局側はLINEを通じて様々なお知らせが利用者に届けられるというメリットがお金を動かすというわけです。

 利用者は無料でらくちんと思っていても、ちゃんとお金の動くビジネス。

 繋がりは財産であり金づるなんですね。

 でもデジタルで効率化を図るDX時代を迎えようというからには、利用者側もこういうサービスを受け入れていかないと行けないのだと思います。

 新しい物事に挑戦していきましょう。

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社会の効率化とはコストを下げて急ぐこと?

2022-08-07 23:29:25 | Weblog

 

 先日新潟旅行をした際には、3年ぶりに飛行機に乗り航空会社はANAを使いました。

 行きはプロペラ機で座席は2列+2列の4列でしたが、帰りはA-300で3列+3列でぐっと広い感じがしました。

 帰りの飛行機で、暇つぶしに機内誌でも読もうと思いましたが着席時には前の座席のポケットに入っていません。

 通りがかったCAさんにお願いをすると「かしこまりました」と言って前の棚から「翼の王国」を一冊持ってきてくれました。

 ところが一見して驚いたのは、機内誌のサイズが小さくなっていたこと。

 いつからこんなに小さくなったのかわかりませんが、以前(と言っても3年前?)のA4サイズからA5サイズの半分になっていて、まるでミニコミ誌のようです。

 おまけに以前よりも文字の大きさが格段に大きくなっています。

 文字が大きくなったことは老眼のお年寄り対策なのかな、と合点がいかないこともないのですが、文字が大きくなったことで写真と文章のレイアウトのバランスが悪い感じがしてきます。

 文字を大きくして全体の神の大きさが半分になっているのでは当然エッセイの本数もかなり減っています。

 ANAの翼の王国と言えば、写真も文章も質の高いフォトエッセイが何本も掲載されていていつも感心していたのですが、読むべき内容がこんなに少なくなってしまってはすぐに読み終えてしまいます。

 さらに総ページ数160ページの中には、日本語のエッセイを英訳、繁体字訳、簡体字訳にした部分があって、つまりは日本語の読み物の分量としても相当減っているわけです。

 コロナのせいで飛行機の利用客が激減してコストダウンの必要に迫られていることは想像がつきますが、その余波がこのような形になって表れているのを見るちょっと残念。

 旅での移動時間が心豊かな時間を過ごすというよりは、チープな時間になってしまっているように感じます。

 コストをカットして利益を確保するために経済を効率化するという事はこういうことなのかなあ、とちょっと首をかしげざるを得ません。

 姿かたちの見えない"旅の充足感"はどのように計測されるのか気になるところです。


       ◆


 最近朝のNHKラジオを聞いていて、以前よりもアナウンサーの方が話すスピードが格段に遅くなっていることに気がつきました。

 若い人たちが聞いたならば「なんだかトロいなあ」と思われるかもしれませんが、これもまたお年寄りシフトなのか。

 私は携帯医アプリを使ってラジオ番組を録音しておいて、後から好きな時間に聞くようにしているのですが、そのアプリによっては聞く速度を変えられるようになっています。

 ラジオから流れるスピードを「×1.0」とすると、少しゆっくりの「×0.8」、「×1.0」、「×1.2」「×1.5」、「×2.0」のスピードが選べるようになっています。

 若者がトロ臭いと思ったら、そうやって早聞きをしたりCMは飛ばしたりして聞いていることでしょう。

 それって若者にとってはきっと効率的な聞き方になるのでしょうね。

 効率的な社会って色々と考えさせられます。

 

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釣りと晩酌で幸せな一日だ

2022-08-06 22:30:54 | Weblog

 今日は前回行った同じ川へ出かけました。

 ニジマスが3匹も出てくれてよい思いをしたのと、川の途中で脱渓したのでその先を見ておこうという気持ちです。

 やはりちゃんとしたウェーダーとウェーディングシューズで川を歩くのは気持ちが良いものです。

 趣味において良い道具というのは、小さな違いだとしても大きな意味がありますね。

 川へ入って良さそうなポイントは一つ一つ丹念に探ってゆきますが、小さなヤマベばかりで食いつきも悪くてなかなか調子が上がりません。

 前回ガツンと来たポイントでは、狙った通りにフライに食いついてきたのですが、完全に口にいれられずバレちゃいました。


   【ガツンと来たが】


     【バレました…】

 そこのポイントを諦めてさらに川を釣り上がって行きます。

 今日はここぞと思うような大きな溜まりでも大きな魚は出てこず、釣り的には冴えない時間が続きました。

 そろそろ脱渓するポイントが近づいてきたところで、それほど大きいとも思わなかったポイントでバシッと強い反応が。

 おお、いい大きさのニジマスがかかりました、尺(30センチ)超えの力のあるニジマスです。

 こういう時に限って持参したGoproのスイッチを入れていないという不手際。残念です。

 まずは記念の動画を取ってリリース。次もまた遊んでくださいね。


    ◆


 夜は新潟のお土産に買ったお酒「麒麟山」で晩酌です。

 お猪口も三条市の工芸物産館で買った、ステンレスに金メッキで内側に桜の模様が描かれているペアのお猪口で乾杯。

 金色のものとちょっとピンクがかった金色の違いが面白いと思いました。

 朝から釣りに行って夜は良いお酒で晩酌とは、これにまさる幸せな休日の過ごし方はそうそうありませんな。

 札幌はもう夜は涼しくて窓を開けて寝られないくらいになりました。

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歴史と現代のちょうど良いミックス感 ~ サッポロビール園の風景

2022-08-05 22:13:02 | Weblog

 先日東京からのお客様をもてなすのに、札幌市内苗穂駅裏のサッポロビール園にお連れしました。

 コロナになってこうしたところともすっかり疎遠になっていて、コロナがまた増えつつあって不安もある中、経済効果への貢献も含めて利用したのです。

「札幌へ来るのが20年ぶりだ」という東京からのお客さんは、「そのときもビール園にはきたけれど、周囲の景色がすっかり変わってしまったなあ」と驚いていました。

 そういえばArioもなかったろうし、周辺にはマンションが建ち並ぶなど景観要素は大きく変わったに違いありません。

 
 私もこちらへ来るのは2年ぶりくらいです。

 ビール園では食べ放題、飲み放題プランで利用したのですが、中の様子がだいぶ変わっていました。

 一つは注文をするのにタブレットを利用することと、さらに驚いたのは注文の品を運んでくるのが自動ロボットだったことです。

 お店からの説明も、タブレットの使い方とロボットが届いてからのやり方が中心で、タブレットはともかくロボットの運ぶ肉を取ったら機械の横にあるボタンをタッチするように教えられました。

 そうするとロボットは席から離れて次に向かいます。

 実際に注文してみると、ロボットには注文した肉や野菜を載せる台が三段あって、それぞれに注文したテーブルの番号が振られています。

 初めは要領が分からなくて、「来た来た!」と乗せられている肉を適当に取ったのですが、ロボットがいなくなってから「あれ、これってテーブル番号のついたものを取るのかな」と、もしかしたら間違った肉を取ったかもしれないと頭を掻きました。

 一度に複数のテーブルの商品を運んでいるのでそこは要注意です。 

 
 お酒もドリンクバーへ行って飲みたいものを注文します。

 だいぶ前は、店内にいる女性に声をかけてビールを注文したらそれを持ってきてくれたような気がするのですが、そんな風景は昭和の思い出なのですね。

 ちょっと歴史的な趣のあるレンガの建物のなかで、最新の技術によるロボットが自動で肉を運ぶというのは、歴史や伝統と新しいものが混在する現代日本社会の典型的な風景かもしれません。

 
     ◆


 東京で町巡りをしていたころに、佃島から眺めた大川端の超高層マンション群の景色が外国人に人気だという話がありました。

 それは日本の歴史を感じさせる佃島の江戸時代のような風景の向こうに現代日本建築の姿が見られて、過去と現代が一枚の写真に納まるからというのが理由でした。


      【2008年ころの佃島から大川端の風景】

 そんなことに魅力を感じるのか、と当時は面白く思いましたが、歴史にこだわり過ぎる風景も現代を強調しすぎる風景も、今の日本を的確には著していないのかもしれませんね。

 現代の歴史、中途半端な融合ではなく上手なミックスならありなのかも。

 さて、なにが中途半端でなにが上手なことになるのか。

 そこが問題です。

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念願の長岡花火が見られました ~ 花火の重なりが厚い!

2022-08-03 23:36:58 | Weblog

 

 念願の日本三大花火の一つである「長岡花火大会」を見てきました。

 この日は新潟から新幹線で長岡へ移動。長岡駅はもう花火客と思しき人たちがそこここでたむろしています。

 大きな荷物を抱えながらの旅だったのでまずはこれをどこかに預けて身軽になろうとコインロッカーを探しましたが、今日と明日はコインロッカーが使えないような感じ。

 かわりに駅から二階通路で繋がっている市役所庁舎の「アオーレ長岡」という建物のアリーナに臨時の一時荷物預かり所ができていました。

 荷物の一時預かりを頼むと、申込用紙は宅配業者の送り状。

「取りに来られないお客様にはこれでお送りしないといけないので」

 なるほど、花火大会でたくさんのお客を迎えるための細かなノウハウが蓄積されている印象です。

 駅から二階レベルで空中回廊が整備されていて、直接市役所などの公共施設にアクセスできるようなまちづくりは、やはり新幹線駅のあるまちの風格なのかもしれないと思いました。

 
      ◆


 さて、長岡では午後に友人と合流して、その友人のご親戚のお宅に泊めてもらうよう準備をし、それからご親戚の会社のビルの屋上に案内されました。

 こちらでは毎年、市内外のお客を花火見物でもてなしているとのことですが、今年はこちらの会社へ来る方が少ないのだそう。

「花火のお客も、例年は50万人が二日間で100万人の花火大会というのが触れ込みなんですが、今年はコロナ予防で事前予約にするなどして、今日で16万人くらいなんだそうです。例年の三分の一ですね。かなり人の出が少ない感じですね」

 そんなコロナが蔓延するなか、よくぞ開催してくださったという実行委員会の皆さんに感謝です。

 花火では事前に「アプリがあるからスマホに入れておいてくださいね」という話が。

 アプリでは、交通情報や花火のリアルタイムのプログラム紹介などが入手できます。

 なかなかよくできたアプリで、リアルタイムイベントへのサービスの一つの形ですね。


       ◆


 さて19時20分になっていよいよ花火大会のはじまり。

 アプリのプログラムを見ると全部で39個と番外編一個のプログラムが用意されています。

 プログラムは標準のものが一つ2分ほどで、たまに文字が黄色いプログラムがあって、それは3分~5分でそれはより長く派手な花火構成になっています。

 まず最初のプログラムからですが、第一印象は「スターマインがでかい!」

 スターマインって単発の丸い花火なのかと思っていましたが、「超大型スターマイン」となると、その一発が大きく、ちょっとは離れた場所で見ていても爆発音が全身に音圧として響いてきます。

 しかも横幅も上下も画角が広い中に大きな花火がドカドカあがります。

 最初のプログラムを見た段階で「これって札幌ならフィナーレクラスだなあ」とそれで度肝を抜かれました。

 考えてみたら目の前は日本一の信濃川の河川敷なわけで大きな花火を上げられるわけですね。

 上がる花火はとにかく大きく、また今年の流行なのか空中で色変わりをする花火が多く、それもまた印象的です。

 空中で開く数発の花火がほぼ同じ位置で間髪入れずに開くので花火の厚みがあって、それが非常に派手な見え方に繋がっているようです。

 一番迫力があったのは、プログラム19番の「復興祈願花火フェニックス」で、平原綾香のジュピターに合わせて5分以上花火が上がり左右の画角の広い花火に心を奪われました。

 さらに花火の広がりが650メートルに及ぶと言われる三尺玉が二発上がり、これもまた超大迫力。

 プログラムの間隔が短くて、次から次にプログラムが進行していてことも賑やかさを演出しているようにも思えます。

 
 一通りの花火が終わると、司会の女性の振りに合わせて、花火アプリの「なないろライト」の機能をオンに。

 するとスマホの画面が7色に光りはじめ、会場で楽しんだ観客も遠くの建物の屋上の観客も、マンションの窓から見た観客も皆、花火師さんと実行委員会への感謝を込めて光らせたスマホを振りました。

 最後にこのような観客参加で一体感を演出するというのも憎いですね。

 いいものを見せていただきました。

 おもてなしいただいたご主人や紹介してくれた友人に感謝です。

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弥彦山と弥彦神社 ~ 新潟の旅

2022-08-01 23:26:48 | Weblog

 

 今日は一日新潟市周辺観光。

 やはり新しい土地へ観光に来たからには、地域の一番のお宮、一宮へご挨拶を兼ねた観光がよさそうです。

 越後の国一宮と来れば、弥彦山の麓に鎮座する弥彦神社です。

 ホテル近くのレンタカー屋さんで車を借りて新潟市から南下して弥彦神社を目指します。

 ところで、知らない土地へ行くと東西南北の感覚が狂うことがあります。

 それは多分、自分で言うと、昔の景色の記憶に引っ張られることがあるのだと思います。

 以前松本に住んでいたときに、ダイビングライセンスを取ったりファンダイビングをしたりするために佐渡島へは何度も行きました。

 そのため佐渡島は北に向かうと左側にあるという強い印象が記憶に残っています。

 そのため今日は新潟県内を南下しているのだから右側に日本海と佐渡島があるのですが、車を運転していてどうにも「左側に佐渡島が見える」ような気がしてならないのです。

 弥彦神社の近くからは弥彦山ロープウェイがあって、今回はそれにも乗りました。

 こちらのロープウェイは東側から西側の山へ登ってゆく形なので、上りながら後ろを見ると新潟県の東側、つまり群馬、栃木、福島方面が見えているのですが、それが平野越しの向こうに佐渡島が見えるような気がしてならないのです。

 この土地勘が狂っているのはなかなか治らないものですね。いや、自分の土地勘狂いに自分自身、結構驚きました(笑)。

 
      ◆


 さて弥彦神社にお参りをしてから弥彦山ロープウェイで山頂駅へ向かいます。

 地上よりは5℃ほど気温が低いと言われますが、地上では34℃くらいあったので山頂駅でも30℃近い気温だったことでしょう。

 おまけに1歳の孫を背負って、この暑さの中を弥彦山山頂まで約20分の軽登山もしてきたので背中はびっしょり大変な汗をかきました。

 今日は素晴らしく天気が良くて、山頂からはダイビングの思い出深い懐かしい佐渡島が雄大な姿を見せてくれました。

 島には行けてももうダイビングはできないだろうな。


      ◆


 弥彦神社と弥彦山の後は燕市へ向かって金属工芸物産館で何か良いものを物色。

「旅に行った先ではお酒のお猪口を買う」ことをできるだけしようと思っているのですが、今日も他にはないようなステンレスに金メッキのお猪口を買いました。

 陶器やガラスも良いけれど、金属の工芸品もなかなか良いものですね。


「新潟を旅してきます」と書いたところ、新潟に所縁のある知人から「へぎ蕎麦と茶豆を堪能してください」と連絡がありました。

 道中でなんとかへぎ蕎麦を食べて、夜の居酒屋では茶豆も食べることができました。

 

 こういうことも一つ一つ楽しんでいきたいものですね。

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