明和八年(1771)平賀源内44歳の頃。
長崎で龍の噂を聞いた源内は、その姿を一目見ようと嵐の中、木倉村まで足を延ばす。
同じ頃、伊勢の漁師が嵐による漂流のあげくたどり着いた陸で目にしたものは、蛇とも蜥蜴ともつかぬ、巨大な爬虫類だった。
源内は多才な人物だとは聞いていましたが、決して生き急いでいたわけでもないのかもと、認識を改めてみました。
他の人物が一生かけるようなことを、あまりにも多くやりたかった人なのですね。
そんな源内の周りには、やはり才能のある人物が集まるようで、読んでいてワクワクするような人々がたくさん登場します。
本当の源内はともかく、ここから五巻まで果たしてどのような冒険活劇が待ち受けているのか、楽しみです。
大江戸恐龍伝 第一巻 価格:¥ 1,620(税込) 発売日:2013-10-29 |