こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『我ら荒野の七重奏』加納朋子

2016-12-16 19:37:36 | 読書感想
『七人の敵がいる』の続編であるこの作品。

山田陽子の一人息子・陽介は、父親の上司の息子のトランペットに憧れて、中学では吹奏楽部に入部したが、思惑は外れ、ファゴットを吹くことになった。

陽介が一年生の段階でクジが大当たりした陽子は、早速PTA役員を引き受けたので、吹奏楽部の保護者会には関わり合いたくなかった。
しかし、役員にならずとも、保護者はみんな定期演奏会の会場確保のために、交代で並ばなくてはならないのだった。

三年間、陽子と対立するエガテリーナが登場したり、顧問の先生が二年目に替わったり、部内のイジメを解決したりと、相変わらず大活躍です。
息子に関することとなると、いっそう猪突猛進になる陽子ですが、単なるクレーマーで終わらないところはましでしょうか?

この物語、もしかして高校に続いたりするのでしょうか?
楽しみなような、怖いような(笑)。
コメント
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