こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『よっつ屋根の下』大崎梢

2016-12-22 19:30:35 | 読書感想
平山史彰は、小学六年生。
医者である父親が、勤務する病院に意見書を提出したことから千葉の病院に左遷となり、お嬢様育ちの母親と転校したくない妹を東京に残して、千葉の安アパートに引っ越してきた。

父母兄妹それぞれが、それまでの生い立ちや近親者からの精神的束縛から影響を受けて、家族が一緒にいられない状況になった。
果たしてこの四人は、どのような人生を歩むのか?

四人四様に、それぞれの立場で悩み迷いますが、バラバラのようで繋がっている絶妙な状態でいます。
ラスト、母親の行動で今後の祖父母がどう反応するのか?
意地悪な想像をしてしまうのは、四人家族を悩ませ困らせたから。
それを知ることができないのは、残念ですね。
せめて、想像の中で、楽しませていただきます。
コメント
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