K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

日本天台宗

2011年12月4日(日)晴

すっばらしい青空、ガラス戸越しのお部屋は暖かでしたが、外に出ると風は冷たい
昨夕に洗濯しておいたので、午前の日差しで乾きました。午後は月例の勉強会でした。
タヌキは2次会で飲みに行きましたが、私は一人ごはんです。ロールキャベツが1個残っていたので、スパゲッティを茹でて、ロールキャベツのトマトソースをからめて、ロールキャベツを添えて食べました。「うまいうまい」と食べているようじゃ、リバウンドです。


実は朝食も・・・タヌキがパンを仕込係ですが。仕込み忘れ


急遽  焼きました。

マリーアントワネットしちゃったみたいですね。
早く焼けるように薄くして、チョコレートも入れませんでした。


全粒分多めに焼きました。

目下3Kリバウンドです




法然と親鸞 その3
(耳学問で書いていますのでずさんですが・・・)
専修念仏による往生を説いた法然さん、成仏(悟りを開く)をめざしていたのでは?と、問いたいですが、お返事は無理ですよね。この答えは自分で出さねば、と・・・・
法然さんは28年間、比叡山で日本天台宗の僧侶として悟りを開くためにお勉強を続けました。
そこで、日本天台宗から話を始めたいと思います。日本に仏教が伝わったのは6世紀ということはよく知られていますが、釈迦の教え(経典)を本格的に日本に持ってきたのは9世紀初頭の 最澄さんです。最澄は若いころから優秀な僧侶と認められていて桓武天皇も期待しました。桓武天皇が即位した地は平城京(奈良)です。奈良時代は仏教を保護するあまり平城京の大寺院の勢力が強くなりすぎて、政治を圧迫しました。そこで大寺院勢力と政治を切り離したいと、桓武天皇は長岡京へ遷都(784年)しました、が、都の造営長官の藤原種継が暗殺されたり、疫病・天災と悪いことばかりかおきたので、長岡京を捨て、794年、平安京(京都)に遷都しました。桓武天皇は仏教を嫌ったわけではありません。仏教によって国を平安にしようとする奈良時代と変わらない鎮護国家の考え方でした。しかし、東大寺とか興福寺は「アカンナ」というわけで、最澄に新しい仏教による鎮護国家を期待しました。当時最澄は天台宗を勉強したくても、日本にお教がなかったので、これは好機と、804年の遣唐使船に乗り、国費留学をしました。実は同じ遣唐使船に私費留学の空海さんがいました。最澄さんは唐に着くと天台山に向かい、空海さんは都:長安で当時流行の密教を勉強しました。さて、最澄が向かった天台山は天台宗の拠点です。中国天台宗というのは隋の時代に智顗(チギ)(538-597)がつくりました。お釈迦さま誕生のインドに天台宗はありません。中国でできたのです。中国天台宗というのは釈迦の教え(経典)のすべてを重要度の高さで順番に並べ、その最高の位置の経典を法華教としました。このすべてのお教を読むことと摩訶止観という方法で悟りお開く宗派です。最澄は天台山にのぼり、そのお教を全部写経して、805年の遣唐使の帰り船で帰国しました。最澄は天皇から日本天台宗を開くことを認めてもらって比叡山を賜りました。比叡山の運営は国費で賄われるわけですが、お金ではなく田を賜ったのでした。その田に住む農民は国に税を納めるのではなく比叡山に納めます。そのようなわけで最澄は比叡山で日本天台宗を開きました。僧を鍛えて日本の指導者を養成することを目指します。現在だったら超一流大学です。入門を正式に許可されるのは年に1~2名のようなので、比叡山に登ったからといって、誰もが正式に入門できたわけではありません。
1年遅れて新羅の商船に乗せてもらって帰国した空海は密教を持ち帰り、加持祈祷によって病気を治したり、悪霊を追い出したりと皇族や貴族の人気者になりました。一方、最澄は密教の経典を持ち帰れなかったのが残念でした。空海に密教のお教をお願いしましたが、断られてしまいました。(中国天台宗ができた時には密教が中国に伝わっていなかったので、その経典にはなかったのです。密教は釈迦がなくなって何百年もたってからインドで生まれたものなので、仏教一角をなすかどうかも疑問なのですが、天台宗はすべてのお教を勉強するものと考えていたらしいですね)
そこで、密教を取り入れることは最澄の遺言になってしまったのです。なので、最澄の後を継いだ円仁、円珍は密教を求めて中国に渡ることになり、日本天台宗も密教化しました。空海の真言密教を東密、日本天台宗を台密となったわけです。


ここから法然さんまではしんどいな~~~続く
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