K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

二期会オペラ劇場「ラ・トラヴィアータ」

2009年2月14日(土)

ニュースで静岡では夏日
東京も暑かったです
例年なら一番寒い時期なのに

さてさて、昨日の二期会オペラ劇場「ラ・トラヴィアータ」


クラシックに疎いコッコーにとっては、いつもはオペラの流れに追いついていこうとひたすら努力の鑑賞ですが・・・亜門演出のオペラは吸い込まれていく・・・
映画好きの私にとっては、愛していると情熱的に歌い上げても演技はその一歩手前で終わってしまうもどかしさ・・・亜門演出は喜びも楽しみも、憎しみも哀しみも、その極みまでジンガーに演技を要求しています。実に面白いしリアル
ダンスもとっても良かったし、亜門演出は観る者を楽しませます。

幕が開く前に、「ユミちゃん、私の目がおかしいの舞台が右に向かって上がっているようだけど」ユミちゃんは「上がっていますよ」
幕が開くと右に向かって傾斜になっていました。(数少ない鑑賞経験ですが)舞台奥に向かって高くなる傾斜は何回か見ていますが、右肩上がりは初めてです。
右側奥にドア風の仕切り、舞台奥は壁のような仕切りがあり、そこには四角模様が並んでいて、照明が当たると立体的にゆらゆらと、実に面白い時には仕切りの背後から歌う陰が大きく映し出されたり、舞台左手で演じる人の姿が仕切りにゆがんで背が高く映ったり、実際の舞台の何倍かの大きさの効果を表していました。また、舞台左にはエスカレーターのような装置がありました。

主演の安藤赴美子さんのヴィオレッタの美しいこと・・・お歌は勿論ですが、容姿のステキなこと・・・
1幕目は真っ赤な膝下20cmくらいのドレス、2幕目はパリ郊外のヴィオレッタの屋敷でアルフレードと幸せの日々には白に近いクリーム色の膝下20cmくらいの衣裳この衣裳オペラというよりミュージカル風で体の動きがよく分かりリアル感満点最後の幕でヴィオレッタがアルフレードを待ちわび、手紙を歌うというより朗読した時は、こちらも泣けそうに・・
合唱のみなさんもきれいなコスチュームをつけていましたが、みなさんのお顔の黒塗りにはどのような意味があるのかしらキャストのみなさんを強調するためかなと、即座に思ったのですが。
こんな楽しいオペラは初めてでした。宮本亜門演出の作品が評判になるわけだと、1度でファンになってしまいました。

さて、美樹ちゃん応援団の、カナさん・キヌさん・ユミちゃん・ソウちゃん&タマちゃんと私は1階15列目に並んで、フレーフレーmiki

美樹ちゃんは、なんと、ヴィオレッタの女中さんのアンニーナ役70歳

衣装合わせで(美樹ちゃんのメールからコピー)
「まだ若いよ。もっとこの人を老けさせて欲しいの by あもん」。
・・・。
ついでにブーツも、「まだ洗練されてる。」とのことで、
先の丸っこい、なんともグラグラするかかとのものに
換えられた。

アンニーナはヴィオレッタのお世話をしていますので、舞台に立つ時間は結構長かったし、どこに美樹ちゃんいるの、と、探さなくてもすぐ分かるし・・・
美樹ちゃんの抑えた感じの歌でしたが、柔らかい声で声量の素晴らしさよ

舞台がハネタあと、ガードマンを突破して・・・・楽屋に潜入・・・
出演者より先に控室前に到着。


次々とキャストが舞台から戻ってきました。指揮のアントネッロ・アッレマンディさん、フローラの渡邊史さん、わー、背が高くて、かっこいい・・・あっ、ヴィオレッタの安藤赴美子 さん、「写真撮らせて」という勇気がなくあきらめる
やっと、美樹ちゃんが・・・・


こんな色の衣裳なの


               アンニーナの磯地美樹  
                 

                                     
                                ガストンの高田正人


ガストン役の高田正人さんのブログに詳しい解説がありましたクリックすると飛びます


オペラ全3幕 字幕付原語(イタリア語)上演
台本:フランチェスコ・マリーア・ピアーヴェ
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
オペラ全3幕 字幕付原語(イタリア語)上演
台本:フランチェスコ・マリーア・ピアーヴェ作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
会場: 東京文化会館大ホール
公演日:2009年2月12日(木)18:30 13日(金)18:3014日(土)14:0015日(日)14:00開場は開演の1時間前/上演時間約2時間45分

指揮: アントネッロ・アッレマンディ
演出: 宮本亜門

装置: 松井るみ
衣裳: 朝月真次郎
照明: 沢田祐二
振付: 上島雪夫
演出助手: 澤田康子、眞鍋卓嗣

舞台監督: 大仁田雅彦
公演監督: 近藤政伸

配役 2月12日(木)/14日(土) 2月13日(金)/15日(日)
ヴィオレッタ・ヴァレリー 澤畑恵美 安藤赴美子
アルフレード 樋口達哉 井ノ上了吏
ジェルモン 小森輝彦 青戸 知
フローラ 小林由佳 渡邊 史
ガストン子爵 小原啓楼 髙田正人
ドゥフォール男爵 鹿又 透 佐野正一
ドビニー侯爵 村林徹也 福山 出
医師グランヴィル 鹿野由之 三戸大久
アンニーナ 与田朝子 磯地美樹
ジュゼッペ 飯田康弘 橋本大樹
仲介人 金  努 須山智文

合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

チラシのあらすじ
「ドミ・モンド(高級娼婦)である社交界の華ヴィオレッタの館で開かれた宴に、青年アルフレードがやって来る。かねてから彼女に心を寄せていたアルフレードは、二人きりになったときその想いを告白。ヴィオレッタは、最早自分には誠の恋愛は縁がないと自嘲気味に微笑むが、彼の純粋な愛に戸惑う。
やがてヴィオレッタはパリを離れ、アルフレードと二人きりで幸せに暮らす。しかしアルフレードがその生活費の出処に気づく。ある日、彼の留守中に父ジェルモンがヴィオレッタを訪れる。ヴィオレッタの倫を踏み外した女(トラヴィアータ)という過去が、アルフレードの妹の縁談に差し障るのを恐れ、身を引くように迫る。ヴィオレッタは悲しむが、ついにアルフレードと別れることを承知する。父との経緯を知らないアルフレードは、ヴィオレッタの裏切りに激怒。社交界に戻ったヴィオレッタを追い、衆目の前で彼女を侮辱してしまう。
 時がたち、以前から労咳を患っていたヴィオレッタは、今や死に瀕している。手紙を何度も読み返し、ひたすらアルフレードを待ち続けるヴィオレッタ。賑やかなパリ祭の日に、全ての事情を父から聞いたアルフレードが戻ってきて、彼女に許しを求めるが・・・
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