蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

ちょボラ

2010年08月01日 | 安曇野とその周辺
碌山美術館では今、荻原守衛没後100年の記念企画「新宿中村屋サロンの美術家たち展」を開催中。



外部から借り出しの貴重な作品があるため、会員から巡視ボランティアを募集していた。

私の1回目の当番が7月28日午前中の部(8時50分~13時)。巡視ボラ初体験、緊張しましたー

東京へ出た時は必ずっていいほど「新宿中村屋」へ立ち寄りカレーを頂き、クリームパン他を買います。
だからこの巡視ボラはネガッタリカナッタリ!

①杜江館と、②第1と第2展示室が、ボランティア業務のテリトリー。特に杜江館は貴重な作品があるので慎重に対応します。

ふたり一組で交互に20分交代。午前中に10分の休憩。
20分間隔というのは、鑑賞済みの来場者の後を追いかける格好になり、ちょっと気が重い。
ご本人たちは何も気づかれないかもしれないが、『作品と鑑賞者の安全のための監視』と頭に入れてる私にとっては・・・・

何気ない態度で出迎え、お送りする。8月は2回応募している

退職以来はじめてのIDカードを首から掛け、可愛い顔?して内心緊張しながら4時間が終わった。

生誕100年記念(レトルト)カレーは、グズベリーハウスで ¥500。暑気晴らしにいかが?


緊張が解けて美味しかった!

カレーを食べながら
”もし高村光太郎のように70歳を過ぎるまで生きていれば、穂高にこのスタイルで美術館は存在しただろうか?”
この程度のボランティア巡視員である・・・・

余談1
作品は斎藤与里の絵が好き。ちょっとマチス似であり、熊谷守一の画風にも近いから。

作家のなかでお気に入りは「中村彝」(なかむら つね=男性です)。どうしてこんな難しい字なんだ!
初めて知った作家である
帰宅後、調べてみるとこんな文章が紹介されていた。
熱烈なファンと思われる個人サイト中村彝の小さな美術館

物の「ねうち」
物には元来価値はない。ただ見る人によって、物の価値はきまるのだ。平凡なものも天才には無上の価値となる。
ミレーが現れるまで、人は百姓の生活があんなに神々しいとは思わなかった。
セザンヌが生まれて、人は林檎の美と神秘に驚いた。
ゴッホに依って、初めて向日葵は天堂を飾るべき瑞寶の荘厳を示現したのだ。
中村 彝 「藝術の無限感」(中央公論美術出版)より
 
すとん!と目から胸に落ちたが、安曇野市の図書館には蔵書なし。

※難しい漢字が並んでいるが、さらっと流して・・・・瑞寶は大吟醸○○、○○寺、○○章などで想像しよう。

余談2
こっふぇる梅太郎の”カスタードクリームパン”は中村屋の”クリームパン”の味に似ているので、
安曇野では梅さんの”カスタードクリームパン”を時々買っています。
因みにアンパンとジャムパンの元祖は木村屋、クリームパンの元祖は中村屋といわれている
コメント (2)
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