蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

縁 縁そして縁

2010年08月23日 | 安曇野を離れて
里山歩きの代わりに飯山市の「高橋まゆみ人形館」へ行った
77771人目の入場者
一人前か6人後だとよかったのに

呼ばれてお訪れたとしか思えない!

2~3年前頃のドライブ中に(場所が思い出せない)立ち寄った小さな展示場で見た人形たち
その素朴さと、信州の田んぼや畑で見かけるあのおじいさんおばあさんの顔や~
子供のころから田舎に故郷を持たない私にも「わぉ~懐かしい」

その時に買ったB5版冊子は2006年3月発行
この冊子は全国巡回展のものだったのか

飯山へは2006年2月大雪の頃訪ねている。駅前はシャッター通りだった
しかし2010年4月「高橋まゆみ人形館」開館は、大いなる街おこしに貢献。
商工会や市観光課あげての快挙だろう。

のどかな線路わきにその館は建つ


正面


大きなお屋敷の蔵は、部分改装して土産物屋と飲食店二つに


メインの展示室は建て替えに伴う廃古材を随所に再利用


トイレは年配の観客を想定した、使い勝手のよさそうな便座。勿論車いす対応のトイレもある。


荷物預かりロッカーも柔らかい木製


予想以上の反響に、休日の駐車場には待ち行列が出来るほど。

展示室はそれほど大きくないが、季節の入れ替えをするそうで、9月には秋冬シリーズが始まる。
開催日を確認してから出かけよう。

年配者だけでなく若者の姿も結構見かけた

作品にはお年寄りだけでなく、子供や乳飲み子やお地蔵さんや、盲目の女芸人「瞽女」、じゃがいもやちゃぶだいや麦わら帽子や蛍など、絣のモンペや昭和の子供服・・・・
作品は勿論撮影できないが、手持ちの冊子に展示作品が掲載されているので転載すると
たとえば
 まくらと鍋も持ち出して
でも数時間後にはとぼとぼ家に戻るんよ・・・と温かいまなざしの余韻が残る

展示室の人形のキャプションには
"頑固ばーさんの家出 
お世話さん 気合一つで家を出る あんな鬼嫁話すもしゃくだ"

思わず笑みがこぼれる

各作品のキャプションの文字になぜか見覚えがあるような・・・
通路の壁に小さく案内があった。株式会社グランパの伊藤良男氏の協力なるもの。
イメージが相田みつをさんの文字を連想させた

高橋まゆみさんとは以前からのお知り合いとかで、2ケ月前からそのキャプションが採用になったそうだ。
人形が醸し出す味とキャプション文字の絶妙なナイス・マッチング
参考に伊藤良男氏の絵手紙をGrand・paホームページから拝借すると


相田みつをさんの詩と文字にも古い縁を持つ
1980年(昭和55年)そう30年前、兵庫県川西市の米田建築が創立12周年に発刊した記念誌をいまでも大切に持っている。
確か新聞の片隅に小さい記事があって、申し込んだら送られてきた。1000円と表示があるがプレゼントだったと記憶する


グランパのボローニャ食パンは、梅田に勤務していた頃、北新地のビル1階の奥でひそやかに販売されていた。
1斤半を買って帰っても、1度で食べてしまうほど美味しかったが、今でもあの店はあるだろうか?

インドへ呼ばれて行ったように、やっぱり誘われて飯山へ向かったのだ・・・・

参考
高橋まゆみ人形館
株式会社グランパ
相田みつを美術館

とどめの余談は、とほほ
「育てたように 子は育つ」ー相田みつをー
コメント
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