星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

B・スプリングスティーンからの、30年。

2005-06-08 | MUSICにまつわるあれこれ
いつものように
出勤前の5分間立ち読み、、
本屋さんに入っていきなり目に飛び込んできたのがコレ。
「SIGHT」の表紙でした。

B・スプリングスティーンの往年のアルバムが紙ジャケ化されるのは知っていたので、「また渋谷サンたら、乗じて中年をノせようなんて、その手にはノらないんだから、、」と天邪鬼になりつつも、手に取ってみる。。
SONYMUSICのサイトで、この赤い横帯のついたジャケを見て、それで<30年目>、というのを見て、、え?30年…?、、、自分の年を溯ってみる、、確かに30年だ。最初は「明日なき暴走」のシングル盤を買ったんだ。人生で一番たくさんターンテーブルに乗せた。
でも、私の元には不思議なほどボスのCDが無い。最初は兄が買った物、、そしてだんだん大きくなって、その時代々々を一緒に過ごした友と聴いた物、、、だから、アルバムごとに誰かの思い出が、浮ぶ。

今回の紙ジャケ化で、「THE LIVE」の5枚組というのは、とても意味があるかもしれない。何故って、今迄CD化されていたのは3枚組だったから、当然、曲目の切れ目が違う。LPで聴いた者には、特に4枚目、BORN IN THE USAで始まり、THE RIVER, WARとつながっていくあの1枚は重い。「お前はBORN IN~で拳を振り上げるか…?」と、アレを聴きながら他国の人と話した。。。リヴァーの前の、自分が徴兵を逃れたボスの告白も、、、いま聴けばさらに重い。、、、でも、5枚組、になったのはそれなりに意味があると思うな(、、と此処まで書いて価格を見たら、やはり高いけど)

「SIGHT」に話を戻すと、'75年の特集ということで、パティ・スミス(についてマイケル・スタイプが語る…?!)の記事があった。97年(?)頃のだったと思う。どうせなら来日したんだから新しくインタビューしようよ。。。或いは、パティ本人へ、とか。。
まあ、ともかく、、、笑っては失礼だけど、、マイケルの一途な思いに(自分もそんな風にパティに、トムに、恋していたかもしれないけど、いや、かもしれない、じゃなくて、していました、確かに)、、その純粋さを、ずっと持ち続けている彼に、、、本屋さんから出てもくすくす笑いそうでした、、。R.E.M.とパティ、両方に興味がある方、必読です。

R.E.M.のオフィサイトにたまに載るマイケルのフォト(彼が撮影した街の写真とか)は、とても美しいです。、、、、重ね重ね、京都をゆっくり見させてあげたかった。。