星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
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『抜け穴の会議室』@赤坂RED/THEATER

2007-11-21 | LIVEにまつわるあれこれ
仲村トオルさん&佐々木蔵之介さんによる二人芝居を観に行って来ました。

蔵之介さん、 最近、 (どこでもいいんかい!?)、、て程、CM引っ張りだこですが、
やっぱり、、いいなあ、、。
一番最初のインプットも、 なんかニコニコしながら紙袋からビール飲むあの人だあれ?
、、でしたから。(たしかそんなCMだったよ~な、、) さりげないのにインパクトあります。

今回の『抜け穴の会議室』は、、というと、、 しばらく前に本屋さんの雑誌で知って、
帰宅後 いそいでチケぴあ覗いてみたけど 「全席完売」で、、
(そうよね~ 人気者だものね~、、、、、)といちどは諦めたものだったのです。
でもまたしばらくして、 演劇雑誌で、 仲村さんと蔵之介さんの対談が載ってて、
「やっぱり 観たいなあ~~」、、と、、それで、(もう始まっているのかなあ~~)
と、またネットで見てみたら、 追加券が出たのか、 (え? 買える!) というわけで即決。

とっても嬉しかったです。

 ***

前情報なにもなく、 昨夜ネットで劇場の場所しらべて、 いざ。。 、、迷いました(笑)
キャパ150人くらい? もしかしたら一番小さな劇場体験かも、、 始まるまでちょと緊張です。

批評とかではなく、 ごくごく個人的な感想だけ書かせてくださいませ。

蔵之介さんはもちろん好きですが、 仲村トオルさんも好きな俳優さんなので、
とても期待していて、、
、、そして、、 期待してた以上に、 ほんとに良かったです!
『抜け穴の会議室』というタイトルから想像できるもの (想像するのも難しいですが)
とはぜんぜんちがっていて、 最初テンポよく、 ふたりのやりとりに笑ったり、
蔵之介さんのツッコミは、やっぱりいいなあ、上手いなあ、、 と楽しく観ていたら、、

予想外の、 医師ネタに来て、、 え、、?、、、。

自分にふりかかる出来事や、 それらのなかで出会う人と人のえにし。。
それは、、「偶然」、、「運命」、、?、、あるいは、、「災厄」、、「奇跡」、、?

いろんな物事が どこかでつながっているように思えたり、
いろんな不思議が 自分を導いていてくれていたり、 誰かと出会わせてくれたり、、
、、そんなことを どうしても感じずにはいられない自分にとっては、 
なんだか胸にせまるものがあって、
ストーリーの展開に、 なんだかビックリして、 だんだん涙が溜まってきてしまいました。

心臓の手術なんかして、 いっぱいいろんなこともあって、 それで10ヶ月後にこんなお芝居を観てる、、
、、そのことも不思議だったし、 まさかそんな人もそういないだろうし、
だけど、 蔵之介さんとトオルさんのお芝居を観ているのが ほんとうにしあわせに思えたし、
なんかね、 自分がこのお芝居を客席で見てる、っていうそのことさえも、脚本の一部みたいな
、、勝手に そんなことさえ思ってしまいました。。
(私の手術とか、 お芝居の内容とはちっとも関係ないです、あくまで個人的な想いなの)

とっても素晴らしくて、 心がフワっとなる素敵なお芝居を観させてもらって、
蔵之介さん&トオルさん、 ありがとう。。 です。

 ***

あのね、、まだ、ちゃんと書いてないんですけど、 吉井和哉LIVE@武道館、、
、、で 聴いた あの曲、、。 (すみません、 関係ないところへ登場させて)

ほんと シャレにもならないよね、、 と 思ってしまう事、、 たくさんあるよね。。
いま、、、 あの歌が、 あたまの中をめぐっています。
「Don't look back in anger」、、 つまりは、 そういうことなんだと。。
、、というか、、 こんな弱虫ちゃんの私でも、 こうやって生きていきながら、
誰かに借りを ほんのすこしでも、 お返しできていたら
、、 ほんとうにいいな、、と、、 思えてくる。。

そんな いろんなことが私の中でむすびつきあった、 素敵なお芝居でした。

蔵之介さんも、 トオルさんも、 じつにカッコ良かったですし、
ちょうど身長がふたりとも同じくらいなのね、 舞台に立つ絵が 美しかったです。

脚本の、 前川知大さん、 これまで全く知らなかったのですが、 
不思議な、 素敵な、 おおきな 物語。 すごいなあ、、と思って、
こんど出るという初小説 『散歩する侵略者』も ぜひ読んでみたいと思っています。
、、というところで、 これから 買ってきたパンフ読もう、っと。