星のひとかけ

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短夜の黄昏へ…

2023-06-21 | …まつわる日もいろいろ
今日は夏至ですね。

以前こちらに書いた(>>) 島崎藤村先生の随筆「短夜の頃」を思い出していました。 今夜はその「みじかよ」なのだな、、 と。

このエッセイ、 青空文庫でも読めるとさきほど知りました。 よろしかったら短夜の宵に読んでみてはいかがでしょう…


青空文庫といえば、、 片山廣子さんの随筆集『燈火節』を読みたいとさがしていたときに、 ふと この「とうかせつ」というのは何のことだろう… たぶん季節のどこかの日を表すものだろうと思って、 こよみの中で「燈火節」というものを探したけれどわかりませんでした。

でも片山さんのエッセイで まさにその「燈火節」というタイトルのところを読み、 それがアイルランドの「聖ブリジットの日」=キャンドルマス のこととありました。 

聖ブリジットの日のことは 前にこちらで書きましたね。 春が生まれる日のこと(>>) あの頃読んでいたクレア・キーガンの本の「クイックン・ツリー」=ナナカマド から「燈火節」へと、、 なんだか引き寄せられるように繋がってきた気がして嬉しくなりました。
(…そういえばブッカー賞のリストで、クレア・キーガンがノミネートされていたのを見ました。はやく翻訳されないかしら…)


話をもどして、、
さきほどの「短夜の頃」のエッセイでは 藤村が夏至のころで好きなのは 「黄昏時」だとも書いています。 長い黄昏時が楽しめるからだと…


梅雨の晴れ間


このあとの時間、、 今夜はうつくしい黄昏が望めそうですね



(… ちょっと体調をくずして読書記が書けないでいますが もうちょっと復活してからにしたいと思います…   大事はないと思うのでご心配なく…)

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