prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「機関車先生」

2008年02月25日 | 映画
瀬戸内の離れ島の教師と子供たちの話、というと「二十四の瞳」がいやでも頭に浮かぶが、しきりと「月光仮面」が現れるように戦前ではなく戦後の話。子供たちが悲劇に向っていくわけではない分、屈託ない。
風景の美しさの魅力が大きい。
口がきけなくてどれだけ授業ができるのか、というあたりはかなり能率の悪い感じで、受験が盛んになってからでは成り立たない設定ではある。

坂口憲二がでかい図体で口がきけないで突っ立っているもどかしい感じを演出がよく生かして、印象は悪くない。
(☆☆☆★)