市川崑追悼で放映したのを録画して再見。
「蠣太」だけでなく人物の名前にみんな魚介類の文字が入っている、というあたり「サザエさん」みたいだが、その名前の字幕が水に漂うようにふらふらしながら出てくるあたりの諧謔味や、思い切って黒を真っ黒につぶした画作りなど、みどころがないわけではないのだが、あまり記憶に残ってなかった。
原作のブ男が美女に思いがけず好意を持たれてしまう皮肉はずいぶん引っ込んだ感じ。オリジナルの片岡千恵蔵みたいな典型的立役がニ役でショボい役をやるコントラストというのが、スターシステムが崩れて二枚目と三枚目の境目がぼやけてきて、あまり効かなくなったせいもある。(北大路欣也はホワイトプランのCMで犬の声までやっているものね)。
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「蠣太」だけでなく人物の名前にみんな魚介類の文字が入っている、というあたり「サザエさん」みたいだが、その名前の字幕が水に漂うようにふらふらしながら出てくるあたりの諧謔味や、思い切って黒を真っ黒につぶした画作りなど、みどころがないわけではないのだが、あまり記憶に残ってなかった。
原作のブ男が美女に思いがけず好意を持たれてしまう皮肉はずいぶん引っ込んだ感じ。オリジナルの片岡千恵蔵みたいな典型的立役がニ役でショボい役をやるコントラストというのが、スターシステムが崩れて二枚目と三枚目の境目がぼやけてきて、あまり効かなくなったせいもある。(北大路欣也はホワイトプランのCMで犬の声までやっているものね)。
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